ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

MPC2000XL買った

僕とMPCの出会いはHIFANAである。


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なぜか本家のチャンネルから消えてる。なにゆえ。

HIPHOPが好きなので結構「意外だね」と言われるのだが、間違いなくHIFANAが最初。というかHIPHOPは好きだったけど当時機材とかの概念そのものがなく、今思えばどういう作り方してるのかとか考えたこともなかった。そんでスペースシャワーを見ていたら当時pushされていた『Fresh Push Breakin'』のPVが流れて即座に心を捕まえれたという次第。

大学時代に友人からMPC1000(初期型)を売ってもらいMPCを叩き始めた。ライブにも出たりしたし、リアルタイムでビートを構築するみたいなパフォーマンスもしたことがある。その後DAWの存在を知ってLogicに移行し、今ではAbleton Liveに至る*1。それでも定期的に中古のMPC2000XLの価格はチェックしていた。

そして昨日、知り合いからMPC2000XLを手放そうと思っているのだが需要はあるかと聞かれ、「今から取りに行きます!」と現金*2を持って夜の街を走った。年始からなにやってんだ。大人になってよかったなと思うことの一つとして、「ある程度の金額のものだったら勢いで買える」というのがある。今朝も機材ラックにMPC2000XLを並べて恍惚としていた。もはやビンテージ機材と呼ばれるものなので制作では一切使わない*3だろうけど。電源入れてパッド叩いて遊ぶだけ*4だが、憧れの機材が自宅にあるという体験自体が最高。

みんなも憧れの機材を使いもしないのに買いまくろう。

*1:HIFANAも随分前にAbleton Liveに移行してる

*2:お友達価格で譲ってもらったので破格だった

*3:Ableton Push2使ってるので

*4:我ながら理解に苦しむ

最近読んだ本

2022年に読んだものも含む。同じタイトルのエントリが複数並ぶのあんまり好きじゃないからなんらか命名規則を決めて運用していきたい気持ちがある。

中山七里『セイレーンの懺悔』

前に「読んでる」と書いたが読み終わったので。最終結構楽しめたなと思う。誤報のあたりで胸がぎゅうっとなって結構しんどかったくらいには入り込めたし、両親のインタビューの時点で犯人は読めた。最後の胸糞展開まではさすがに読みきれなかったので作者の方が一枚も二枚も上手でした。あと巻末の池上彰のコメントもよかったですね。

阿澄思惟『禁祀: occult』

洒落怖くらいの感覚で読んでた。『忌録: document X』にあった謎解き要素みたいなのはそこまで感じなかったが、お話全体がゆるゆると繋がっている感じ*1がしてよい。なぜか作中表示だとタイトルの「occult」が大文字になってたりするのなんでなんだろうね。「御光」関連のところが特におもしろいなーと思って読んでいたんだけど、「御光」が『忌録: document X』の『光子菩薩』に繋がったりするんだろうか。Amazonでの評判はあんまりよくないっぽいけど僕は好きでした。

知念実希人『祈りのカルテ』

なんとなく作者が「Twitterで賑やかな人」という印象で、あまり読もうと思っていなかったけどkindle unlimitedにあったので読んだ。あと小島秀夫監督がTwitter上で作者の別作品を挙げてたというのもある。研修医である主人公が様々な診療科で患者の隠された側面を解き明かしていく医療とミステリ*2。普通にいい話でした。ドラマ化しやすそうだなとおもったら2022年10月にドラマ化していたらしい。Huluで観られるそうなのでいつか見ておこうかな。まあいい話だが「研修医がこんな急に探偵みたいな喋り方になったら多分笑っちゃうな」とは思った。エンタメ小説なのでそれでいいんだけど。

恒川光太郎『夜市』

この世とあの世が交わる、妖怪たちのなんでも揃う夜の市場を描いた『夜市』と、本来普通の人間は通れない神々や妖怪たちの通り道を描いた『風の古道』が収録されている。怖い、というよりは哀しい話だが読後感が妙に爽やかで、これはすごいなと唸った。両方ともハッピーエンドとは言えないのに、こうするしかないかという納得感があるため爽やかさを感じるんだろう。あと基本報われない。作者の方のwikipediaを見てみたら武蔵野出身の方なのね。どおりで武蔵野周辺の描写が自然なわけだ。

K.M.ワイランド『アウトラインから書く小説再入門』

別に小説を書いているわけではない*3がなんとなく読んだ。これはハウツー本なので感想とかは特に無いけど「ちょっと書いてみよっかな」とはなった。二次創作からはじめましょうかね。

*1:ちゃんと検証しながら読んだわけじゃないので違うかもしれない

*2:といっても基本的にはハートフルな結末を迎える

*3:過去何回か「書いてみたい」と表明したくせに一向に手を出してない

『ダブルフェイス -潜入捜査編- 』『ダブルフェイス -偽装警察編-』観た

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新年1発目の観たシリーズ。2022年に2012年作品を観る*1という。なぜか普通のTVシリーズもののドラマかと勘違いしていて、ジムで再生したときに「1本1時間半って映画やんけ」となってしまった。西島秀俊香川照之だったらまあ間違いないだろうと思って観たんだけど結構よかったです。元ネタは『インファナル・アフェア』という香港映画とのこと。

潜入捜査編

  • 冒頭のシーン、やり過ぎなぐらいの比喩だけどあれくらいやっちゃった方が気持ちいいのかもしれない
    • いろいろ解釈の出来る隠喩もいいんだけど、「心情でーす!」ってくらいわかりやすいと迷いがないし
  • なし崩し的に9年ヤクザに潜入捜査させるのかなり鬼畜だと思う
    • その中でもんもんまで入れる徹底ぶりなのも泣ける
  • 角野卓造警視正小日向文世のヤクザ親分、それぞれ似合いすぎ
  • ヒルズの寿司屋みたいなところが出てきてほっこりした
  • 伊藤淳史、チンピラ役わからなくもないけどやっぱり真面目人間役の方が似合う
  • もとから指輪に発信器/盗聴器が入ってる示唆はされていたけどギプスの使い方は上手いと思った
    • 新しい発信器/盗聴器もらってたからそっちをギプスに~みたいな
  • ていうか高山は高山で机の下で携帯とかそんなひねりのない捜査情報流出やる?となってしまった
    • なくはないんだろうけど潜入者間でディティールに差がありすぎる
  • 西田にシャンパン渡した時点で死亡フラグ*2びんびんでもう嫌だった
    • 演出が嫌なのではなく、「ああ、森屋報われないんだな」と悲しくなったという意味
  • 流石に警視正をやくざがリンチしてビルから落とすのは芸がなさすぎる気がする
    • 画としては素晴らしかったけども
  • 最後ヒロシが「じっと見てくるやつがいたらそいつは刑事だ」ってセリフなんだったの?
    • 森屋が犬だと気づいていたのだとしたらこれは出て来ない発言では
    • 「警察側の犬」の判別方法という意味か?

偽装警察編

  • 潜入捜査編のダイジェストが30分くらいあって「マジか」ってなった
  • 青年期の回想、森屋の話かと思って「ここから織田を裏切ることある?」ってなったけど高山の話だった
    • そりゃそうかと自分で自分のまぬけさに笑ってしまった
  • 蒼井優、顔のよさが全面に出ている
  • 末永万理をシャブ漬けにしろって命令だす織田大成、鬼畜中の鬼畜
    • 肉叩きでの拷問も怖かったが、それ以上に利害しか脳みそにない発想を出してきて怖い
    • 多分これ高山がやらなかったら別のやつにやらせるけど「シャブ漬けにされた万理」のこと絶対高山に見せるなこれって思った
  • 高山もまた「自分のファミリー」を守る行動をとったのよかった
    • けど「もうお互い全部黙って幸せに暮らしてくれ~」ってなって辛かった
    • 森屋としては潰すべき存在だから黙ってるわけにいかないし、それであれば高山もああするしかないという辛い納得感
  • 伏線回収気持ちよかった
  • 森屋、最後はあっさりで余計辛かった
  • 高山は絶対撃つだろうと思ってたのでやはり行動原理がはっきりしていい
  • 西田奈緒子の覚悟も素晴らしかった
  • 最終的にそれでも業から逃れられないのかなり最悪でよかった
    • あれで一人だけ幸せになろうなど許されるはずもない
      • 高山ならエレベーターで自分の頭撃つくらいするだろうとも思ったんだがまだ末永万里を守る気でいるのだろうか
  • とはいえ一番の被害者末永万里でしょ
    • 心許した人間に裏切られる*3し、まだシャブ漬けにされるリスクあるし

警察/ヤクザ/サスペンスで「胸糞悪い~」ってなりたい人におおすすめです。褒めてます。いいドラマだった。

*1:観たのは2022年12月で新年になってから感想を書いているだけ

*2:死にはしないんだけど

*3:結果がどうであれ最初の動機が利用しようと思っていたことに変わりはない

2023年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。まあ2022年12月31日に書いてるんだけど*1

毎年年明けにはバタバタしていて結局2月入ってから書く、みたいな感じになってたのでズルしてるとはいえ新鮮ですね。往々にして新年の抱負なんて前年に考えるものなのでさっそく書いていきましょう。

仕事

  • 頑張りすぎない
  • 押すとこ押して、引くとこ引く

2020年くらいから毎年フルスロットル、かつ前年超えみたいな仕事をしてきた。だけど2023年は仕事量に緩急をつけようと思ってる。というのも全力でプレイヤーとしてやってるときに経営面がおろそかになったり、その逆もまた然りというのはよくわかったのでいい加減ちゃんと両立しよう、という話。おっさんだけどまだ若輩ポジションなので完全にプレイヤーから抜けようとは思わないが、トータルでYoY100~105%くらいにしたい。結構難易度は高いけど挑戦する価値はある。

加えて、マネジメントにおいては基本「寄り添う」というスタイルなのだが、今年はもうちょっと主導型のマネジメントも試してみようと思ってる。自分の性格に合うのかはわからないけど、今まで通りのことをやって今まで通りのトラブルに直面するのは虚無なので改善のためには色々試してみたい気持ちがある。予め社内でそのことを表明してあるので、あとはやってみてアジャストしていこうと思う。

音楽

  • EP作る
  • DJは控えめで可

いつまで言ってんだ*2。 今年は作る年にしましょう。DJも立派な創作作業ではあると思うが、作る作る詐欺はもういい加減終わらせましょう。作るぞ!

コンセプトというか作りたいものはだいたい決まっているので、あとはそこの制限に縛られずにストレスなく作っていける精神状態でいきたい。

写真

  • instagramかこのブログに月1以上で写真をポストする

最初はフォトブック作成にしようかと思ってたんだけどハードル上げすぎるのはよくないと判断して「継続投稿しよう」にとどめた。全方位頑張りすぎると疲れるし、達成できないときに精神にくるためこのくらいにしとこうと思う。あとはGRⅢxを買って以来ずっとjpg撮って出しだったが、今年からはRAWで撮ろうかなと思っていたりもする。特に意図はないんだけどちゃんと作品撮ろうと思ったらLightroomで管理した方がいいかなと考えているため。モノクロにしたかったらLightroom側でやればいいので撮影時はカラー一択みたいにもできるし。

ゲーム

  • 積みゲーを3本以上消化
  • ツクール系で1本オリジナルタイトル開発

前者はPS Plusプレミアプランの元を取るという意味もあるが、SwitchやSteamの積みゲーもいい加減ひどいのでちゃんと消化したい。特にAAAタイトル。4~5時間でクリアできるインディーゲーに逃げる傾向があるので、ちゃんと大型タイトルの積みを消化しましょうという気持ち。

後者については会社ではなく完全個人で1本ゲームを作りたいなと思っている。ここでちゃんとUnityなりUnrealなりを選択しないのは「仕事として作るわけではない」から。勉強になるので仕事でも使うエンジン使ったほうがいいのはわかっているんだけど、つまずいたときに一気に投げ出す気がするのでなんらか別ツールを使いたい。気になっているエンジンはこれ。

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作るのはRPGか『宴』も買っていた気がするのでホラーノベルゲーとかかなと思ってる。

結び

2023年、こんなことをやっていきたいですね。あと2ヶ月に1回とかでいいから劇場に映画観に行く or 旅行にいく、とかもいいな。やりたいこと盛り盛りなのでどこまでやれるかわからないけど、ほどほどに頑張っていきましょう。

*1:こちらを参照 ※20230108追記 : リンク貼れてないことに気がついて貼りました

*2:こちらを参照

2022年の話

今年も残すところあと1日となりました。今年は結構エントリを書けたので、いそいそと今年の振り返りを書き続け本日に至ります。2022年ラストエントリです。

ちゃんとした振り返りって実は2016年くらいしか書いてなくて、たしかこれは実家に帰省して大晦日に地元駅前にあるドトールかなんかでタバコ吸いながら書いていた記憶がある。6年経ってしまいました。今年は振り返りやろうと決めていたので12月半ばから書き始めてるためもうちょっとちゃんとした内容になると思う*1

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2022年にあったこと

正直人生において印象的なトピックスはなかったかなという印象。例えば結婚とかしたらもうちょっと変わったんだろうけど、引き続き結婚願望はないし、未だにしたくないとすら思ってるのも変わらない。他国で戦争が始まろうが、元首相が銃殺されようが、日本に生きる一人の独身中年男性の人生に風すら吹かないのってなんだか哀しいね。

仕事面ではどうだったか。年収は少し上げました。というか今まで低く設定しすぎてたので年相応の金額はもらうようにしたという感じ。金持ちには程遠いが、まあそこそこもらってるくらいにはしたけど生活は特に変わらなかった。生活水準は上げるのは楽だけど下げるのは厳しい、みたいな話はよく聞くし自分も経験がある*2のでむやみやたらなことをしなかったのがよかったのかもしれない。仕事内容については機密性が高いので詳細は書けないけど、引き続きアプリやwebサービス、ゲームの開発/運営に携わった。ここ数年はゲームが大半だったけど、ちょいちょいwebサービスとかにも関われたので楽しかった*3。来年以降は新規タイトル開発が既に入っているので、数年はwebサービスとかをやる余裕はなさそうだからモチベーションキープには気をつけていきたい。

経営者としての働きは正直あまりよくなかった気がする。売上/利益ともに昨年より上がったけどそれは単なるパワープレイであって、戦略的な成果ではないから。あと今年はもう1名くらいチームに人を足したかったけど目下の案件に集中せざるを得なくて、組織成長みたいなところに労力を割けなかった。マネジメントもわりと行き当たりばったりになってしまった印象があり、次に声をかけるとすれば組織のグロースができるマネージャかなと思ったりしている。しかしそういうことが出来る人は引く手あまたなのでなかなか難しいこともわかっている。

音楽の面でも目立った動きはなかった。唯一昨年から前進したのはLogicでのビートメイクからAbleton Liveに完全移行したこと。今まではなんだかんだ手癖でLogicを使ってしまっていたが、今年友人のremix制作を請け負った際に意を決して移行して無事Ableton Liveと仲良くなった。DJに関しては引き続きレギュラーで回しているイベントと、不定期でゲストDJとして呼んでもらって結構な回数をやった。まだオンラインがほとんどで現場は数えるくらいしか行ってないけどやることはやれたかなと思ってる。そういえばDVSにしたというのも前進といえば前進か。やっぱりターンテーブルを触るのって純粋に楽しいです。

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写真についてはGRⅢxの購入*4が大きくて、作品作ったり展示会やったりはしてないけど格段に撮る枚数が増えた。やはり気軽さって重要。撮って出しのjpgでも十分見られる画が出るし、iPhoneで撮るのは味気ないけどカメラバッグを散歩に毎回担いでいくのはしんどい、という方はGRⅢxご検討ください。おかげで散歩ルートも結構増えたし、都内の緑が多いところにいろいろ行く意欲が湧いてよかった。写真はやっぱり数撮ってなんぼだと思っているため、とにかく撮影数が増えたのはよいことだと思っている。一応2022年に撮った中からお気に入りだけ貼っておくか。

RICOH GRⅢx, f2.8, 1/1600, ISO 200, EV -0.7
ピンが来てないね

あとは今まで以上に身体のことを考えるようになったというのはあるかもしれない。ジムに通うようになったし、食事にBASE BREADを導入したり、あとは飲酒を攻略したり。なんだかんだ6kgぐらい身体を絞って、確実に体型は20代の頃よりもバランスよくなった*5有酸素運動はコンテンツがあれば無限にできる、というのがわかったのも発見だったな。podcast「観た」シリーズで書いてるようなドラマ/映画などがあれば延々やっていられる。

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それからなんやかんや服とかスニーカーとかメガネとか買ってますね。意外と人生楽しんでるんじゃないか?

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そして、メンタルの浮き沈みもありながら2022年もいろいろ音楽を聴きました。素晴らしいミュージシャンがたくさんいるのは本当に喜ばしい。Obsidianに残っていた今年のベストディスクはこちらです。

BEST DISC 2022

アルバム

Samm Henshaw - Untidy Soul

1月リリースにして2022年ナンバーワンかもしれない。アホほど聴いてました。知り合いが「来日行った」と言っていてマジで叫んでしまった。僕も行きたかった。イントロからの『Thoughts and Prayers』の歌い出し「Hello stranger, Girls in danger」だけであまりの美しさに涙が出ます。

Furui Riho - Green Light

『Purpose』名曲ですね。すごくちょうどよく、かつ「今っぽい」。A.G.O氏提供のビートも非常に心地よく、散歩のときによく聴いていた。『ABCでガッチャン』みたいな曲も歌えるんだなー器用だなーと思いながら聴いていた。非常に有望な若手です。

Tahiti 80 - HERE WITH YOU

もうだいぶ中堅から大御所に寄ってきた気がする。未だにちゃんとアルバムを出して自分たちの音楽をアップデートしていく姿勢が素晴らしい。僕の周りのDJでは結構かけてる人いました。

SNEEEZE & Olive Oil - OniiilE

なんと言っても『LOVE MY LIFE2』ですね、名曲『LOVE MY LIFE』の続編。ビートはかなり聴きやすくなっていたし、なによりSNEEEZEのリリック

夜な夜なオーディオとワンナイトラブ ダメな自分も愛してLOVE MY LIFE

というパンチラインがめちゃくちゃ刺さった。そして全体的にいなたいビートが多くてテンション上がりました。

Elujay - Circmvnt

オークランドのシンガーソングライターだそうです。おすすめで流れてきてなんとなく聴いたらすごくよかった。ネオソウル/R&Bの系譜でありつつ、すごくドープなビートミュージックを感じる。若い人がこういう音を発明してくれるのってすごく希望があることだなと感じる。

Elephant Gym - Dreams

言わずもがな。なんなら書いたし、フジロックの配信では観ながら泣いてた。

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BBHF - 13

アルバムの歌い出しが

ホームラン級の馬鹿を

なのが最高だった。Galileo Galilei、復活だそうですね。最高ですね。僕は「高校生バンド」という肩書がずっと苦手だったんだけど、Galileo Galileiを聴いて初めて「そういう偏見ってよくないな」と思い直したほど好きなので。みなさんも楽しみに待ってましょう。

PUNPEE, BIM - 焦年期

アルバムっていうかEPなんだけどね。ふたりともラップが上手いしメロディセンスがいい。Zeebra 97'には笑いました。

角松敏生 - Inherit The Life

17曲も入っててすごい。僕は本当にこの人のギターが好きで好きでしょうがない。2022年に出たクラシック。『STOMP THE BEAT』ではラップも聴けるよ!あとChic『Good Times』のサンプリングもあるよ!御大、これからも音楽を作り続けてください。

King Kashmere & Letherette - TR3B

これもエントリ書いた。今年出たラップアルバム*6で一番好きかも。シングルで言えば後述のDenzel Curryが最高だったんだけどドープなビートと硬派なフロウのラップが非常によいです。

Louis Cole - Quality Over Opinion

これ。もう。これ。事前に何曲もシングルでリリースされてたから既知の曲もあったけど2022年を終わらせるにふさわしいアルバムでした。前作『Time』よりもアグレッシブで、キャッチーさより意欲を全面に出すスタイルが最高だった。『Not Needed Anymore』がシングルリリースされたときにエントリ書いたくらい。

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後にインタビューで「あえてデモっぽさを残している曲があるが」と聞かれたLoius Coleが

いい質問だね。それは僕が常に抱える闘いだ。曲ができたと思っても、整いすぎている、洗練しすぎていると感じることもある。それだと伝えたい感情がちゃんと伝わらないと思うんだ。だから、あえてデモっぽく聴こえるようにすることもある。そのほうが、曲の本当にあるべき姿に近いから。

一つの曲と長い時間をかけて向き合わないといけないこともある。ときには何カ月も、それが完成したと思えるまで。これは闘いだ。曲がいつ完成したかは、いつも明快なわけじゃない。でも、僕の場合、自分のなかで「これで完成だ」と感じる瞬間がある。ずっと取り組んでいくなかで、そう思える瞬間があるとき訪れるんだ。

と答えていたのにはすごく感動した。一番好きなのは『Message』からの『Falling in a Cool Way』のギャップです。

rollingstonejapan.com

あとライブにも行って情緒が乱れた。

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Invalids - Permanence

スーパータッピングアルペジオバンド。美メロでちょびっとシャウトもある。個人プロジェクトから始まって、ベースをデスメタルバンドのメンバーに弾いてもらった、というエピソードも素敵なバンドです。もともと2018年に出したEPの曲がspotifyのradioで流れてきて気に入り、8年ぶりのフルアルバムが今年リリースされ見事年間ベストに選出されました。突然『Mono No Aware』とか日本語タイトルの曲*7があったりしてウケるが一番好きな曲は『Let It Be Said』です。

山下達郎 - ソフトリー

ストリーミングはない!買って聴け!!甘えんな!!!!

シングル

Floating Points - Vocoder

長くてよい。

TOSHIKI HAYASHI(%C) feat. LIBRO - Dream Theater Music

最高。好きなビートメーカーが僕の一番好きなラッパーを招いてくれた。二人でアルバム作ってほしい、%Cビート5曲、LIBROビート5曲とかで。第三のコースから財産残す!

Nao Yoshioka - Tokyo2020

2022年に「2020」ってタイトルの曲出すのがいいですね。Kaidhi Tatham Remixの方だとリミックスとオリジナル両方入っててオトクなのでそっち貼っておきました。星野源の『喜劇』もそうだけど最近Kaidhi Tathamやたら日本人のリミックスやってる気がする。

星野源 - 喜劇

というわけで、はい。好き。

BRAVE JAMES, Louis Cole - Spaceship

聴けば一発で「あ、Loius Coleのドラムだ」ってなるの本当にすごい。キャッチーな曲もいいです。

ROTH BART BARON, 中村佳穂 - 月に吠える

すげーとこが組んだな、と。実力の融合。おそろしい。

Denzel Curry - Melt Session #1 feat. Robert Glasper

ごめんなさい、これはちょっとズルしてます。正確にはこの曲はシングルでリリースされてないです。アルバム『Melt My Eyez See Your Future』をベストアルバムに入れるか迷ったんだけど、アルバム通すとちょっと聞き流しちゃう曲もあるなーでもこれはいれたいなーという気持ちで1曲だけレギュレーション違反してます。あとslowthaiがフューチャリングしてる『Zatoichi』もかっこいいです。あれ?ベストアルバムか?ベストアルバムだな。

そんなこんなで今年もたくさん音楽を聴きました。来年もたくさん聴けるといいな。

結び

クソ長くなってしまった。

2022年も生きました。大変だった。来年も戦っていきましょう。2023年の抱負は来年エントリだします*8。お疲れ様でした、最後に今年書いたエモ系のエントリをまとめてお別れです。よいお年を。

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*1:保証はできないが

*2:経営者になる前の方が給与よかった(が、今回役員報酬上げたので結果的に上回った)

*3:めちゃくちゃ疲れたけど

*4:思えば写真貼っつけてエントリ書こうと思ってたのに書いてないので来年書きます

*5:もちろん脱がないとわからないレベルではあるが、20代のころはマジでただのガリガリだったけど今はちゃんと筋肉がついている

*6:と言っても全7曲中インストバージョンが3曲、インスト曲が1曲で、実質ラップは3曲のみだが

*7:詞は普通に英語です

*8:書くのはいま書いてる

『チェイサーゲーム』観た

www.tv-tokyo.co.jp

最近ずっとミステリ/サスペンス系を観ていたけど久しぶりにお仕事もの。ゲーム業界の話です。単純に僕がゲーム開発やってたりするからどんなもんだろうと気になって観てみたというだけ。

  • めちゃくちゃサイバーコネクトツーじゃねーかと思ったら原作が松山洋さんだった
  • なんか全体的に悪くはないものの「なにを見せたかったのかがわからん」という感じだった
    • 「お仕事もの」の「この業界にはこういう大変なことがある」みたいな要素が薄く、別にゲーム業界じゃなくても同じこと言えそうと思ってしまった
    • それこそSHIROBAKOみたいな踏み込みがほしかった
  • 声優が不祥事疑惑で降板、モーション全差し替えも「?」となった
    • キャラデザやモーション差し替える理由ってなに?
  • 芸人/インフルエンサー/ミュージシャン/アナウンサーなど非役者出身者がキャストに多かったわりに演技は安定していたと思う
  • 渡邊圭祐よかった
    • 昔「雰囲気が似ている」と言われたことがあったが初めてちゃんとみたら「こんなイケメンと似てるわけねーじゃねーか」ってなった
    • 「似てるって言われたことがある」とか吹聴しなくてほんとによかった
  • 新堂が進捗いじって無理やり通そうとするのプレイングマネージャ1年目あるあるすぎて笑った
    • ゲーム業界じゃなくてもそういうものだから
  • 魚川、1話時点で設定的に絶対久井田に気があるだろと思ったら案の定
  • 久井田が金の問題で即退職、その後復帰の流れはよかった
    • 魚川の金は妹のためだからそこから久井田の金銭問題が解決したとは思いたくない
    • ストイックな魚川に感化されて舞い戻ってきた、であってほしい
  • 悪徳Pみたいなのはゲーム業界にもいるけど以下略
    • 更木は本当にむかついたし、最終的に暴露系YouTuberになるところも最悪だった
  • 正味新堂が辞めようとした理由はそんなにピンときてはいない
    • もうちょっと意味がほしかった
  • 魚川が「また一緒にゲーム作りたい」と新堂に言ったのはなかなかアツかった
    • だからこそ、DDとRED SUNで作る -> 人が足りない -> 「優秀な人知ってますよ」 -> 新堂ジョイン*1 じゃないのかよとなった
  • 最終的にインディー開発に行くのめちゃくちゃ「今」っぽくてそこはよかった
    • むしろインディー開発の方を掘って描けば「お仕事もの」としておもしろそう
    • 資金難とかクラウドファンディングを検討して止めたり、デバッグが完璧にできないからアーリーアクセスやって燃えるけど製品版で挽回する、とか
      • 1本目のタイトルはマーケティング知識なさすぎて惨敗してチーム解散の危機、とか
  • imase氏、勢いありますね

なんか自分がその業界にいるとしょうもないことが気になってしまってよくないけど、若手役者が頑張っててトータルなかなかおもしろかったです。

*1:業務委託とかでさ

BASE運用実績202212

文脈

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まだ続いている。朝食の選択肢がかなり絞れるし手間がかからないので非常によい。栄養価的なものは正直ピンときてはいないけど「少なくとも悪くはならんだろう」という安心感は大きい。

やったこと

今後挑戦予定「BASEカレーにカレー足す」

厳密には足したわけではないのだが、美味しいレトルトカレーをいただく機会があってそれを食べるときにBASEカレーにも一口入れて食べてみた。結論BASEプレーンでカレー食った方が美味い!ありがとうございました。ちなみに惣菜についてきて持て余していたキューピータルタルソースをかけたらだいぶ美味しくはなった。カレーパンに求められるのは油分*1なんだろうな。ただ、それを抑えて完全栄養食になるのに油分を足すというのは本末転倒なので今後はやらないと思う。

変えたこと

カレーがやっぱりどうにも受け入れ難かった*2ため

  • カレー8 -> 0
  • プレーン8 -> 16

にしました。意外とシナモンやメイプルよりも「何にでも合わせられる」という点がよくて、結局プレーンに振った。前にも描いたけどサンドイッチとかにしやすいしスープの味を選ばないというのがでかい。なんか一時期カップラーメンにハマっていた時期があり一時的に食費が増えたりしていたが、結局週末買いだめ+BASEの組み合わせで数字が安定してきた。基本の食費が抑えられるとたまに外食したときとか酒とかをワンランク上のものにしてもトータルで節約できてたりするのでいい感じである。

*1:マヨネーズでも多分美味くなるんだと思う

*2:不味くはないんだけど「カレーパンに求めている味」から遠すぎる