ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

高野豆腐美味すぎ

以前ちょっと書いたが昔は苦手だったんだけど最近飲酒時のつまみに高野豆腐ばっかり食ってる。年取ったからかな。高野豆腐自体が美味いというより吸い込んだ出汁が美味いのではと思ったりもする。それはそれとして美味い。結構雑に水吸わして絞って包丁で切る*1だけで準備が整うし、これまた雑に鍋に放り込んで醤油と味醂と顆粒だし*2入れて少し煮るだけで優秀なつまみになる。そして健康的。本当は人参とか絹さやとかも一緒にすると彩りになるんだけど、独身中年男性に彩りなど不必要。強い気持ちを持て。最近は干し椎茸を一緒に煮たりしている。なんで茶色のものにするんだ。干し椎茸は戻し汁の旨味が強くて、それを吸い込む高野豆腐という最強の永久機関が完成する。やはり彩りは必要かもしれない。挫けそう。

まあこういう純和風な味付けはもちろん、高野豆腐は結構トリッキーなことしても受け止めてくれるありがたい存在だ。先日は余っていたタイカレーペーストできのこカレーを作っていた際に急に思い立って高野豆腐を入れたがそれも美味しかった。まだ試してないので確証は持てないがトマト系も合うんじゃないかなと思う。意外と赤ワインとかにも普通に合うのでみなさん高野豆腐を食べましょう。

*1:Amazonリンク貼るときに知ったんだけどカット済みのものもあるのね、最寄りのスーパーでも扱ってほしい

*2:これが重要で、醤油味醂だけだとイマイチものたりない

『代償』観た

www.hulu.jp

Huluオリジナルドラマ。小栗旬が好きなので観た。

  • 最悪の最悪でよかった
    • 最悪具合でいうと『Nのために』や『白夜行』を凌ぐレベルで最悪
    • 基本「洗脳」「示唆するだけで直接やらない」のパターンは最も凶悪*1
  • 最悪の高橋努が観られるのでよい
  • というか出てた役者は全員一級クラスの実力だと思う
  • 直前に『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』を観ていたので「最近の小栗旬、警棒好きだな」と思った
  • 奥山圭輔の親に対する安藤の話、そこから引き取られてからの生活、全て地獄でかなりキツかった
    • あまりのキツさに途中ちょっと心が折れかけた
  • なにが最悪だったかというと以下ががキツかった
    • 現実に「そういう人間」がいることは事実としてある
    • そういう人間に出会う出会わないは交通事故に遭う遭わないと同じでコントロールできない
  • 白石真琴が安藤になびくあたりとかすべてキツくて原作者の物語構成力の高さが伺える*3
  • 「あーあーあーやめとけや」と思った次の瞬間から「想像の斜め上を行く最悪」を突きつけられる
  • 改めて小栗旬の演技力やべえなと思った
    • 6話クライマックスの一切瞬きしないで目を潤わせる演技とか、留置所の面会で憑き物が落ちた表情とか
    • そういう意味では「最悪の最悪」を感じさせてくれた高橋努も化け物級の役者だと思う
  • 少年期の安藤達也役の俳優さん(若林時英氏)そこまで高橋努に似てなくない?と思ってたけど高橋努の泣き顔みたら「たしかに似てる」ってなった
  • クライマックス、「殺せ!殺せぇーーー!」と殺意のノスタル爺になってしまった*4
    • 下した結論は「正解」だったかはわからないが「正しくはあった」とは思う
    • あと達也の最後の行動原理があまり読めなかったので結果は丸く収まったものの納得感はそこまでなかった
  • 吉田肇、最後本当によかった
    • 奥山圭輔がラスト付近で言う「おじいちゃん」って吉田肇のことか?
  • 最後の最後、不穏すぎ
  • あと清塚信也氏のピアノ最高すぎ

こいつは面白いドラマだった。だけど「様々な最悪」がたしかに存在するのでなかよし度が高くない人には薦められない*5なと思った。カタルシスがより強ければ一番好きになったと思うが『Nのために』は手強い。『Nのために』、『オクトー』同率で『代償』といった感じ。いい役者の演じる最高クオリティの最悪な内容のドラマ、怖え。

*1:なにとは言わないが実在の事件でもそういうことがあった

*2:僕が最近観た中だと『ダブルフェイス 』『CRISIS』ともに名演だったと思う

*3:原作読めてないのでドラマオリジナルだったらすみません

*4:安藤達也は殺っておくべき、という共通認識から

*5:相手の「イケる/イケないのライン」がわかってないと薦められないという意

謎のカップラーメンブーム

寒くなってきたからなのか、昨年末からちょいちょいコンビニやスーパーでカップラーメンを数個買ってストックしつつ在庫を食べるみたいなことをしている。BASEを定期購入しているため特に食品を買う意味はないんだけど、二日酔いの朝とかに食べるとジャンクさも相まって異常に美味く感じる。特にコンビニは定期的に新しい商品が入ってくるので飽きない*1

もはや生活習慣になったジム通いのおかげもあり、たまのジャンクフード摂取をしたところで体重は増減しない。財布にもそこまで響かない。そして異常な美味さを感じることができる。非常によいですね。

よく買うのはこの辺。

たまにコンビニで売ってる「妙に作るのが面倒」なタイプのカップラーメン*2も楽しいんだが、そこで手間かけるなら普通に麺茹でるわってなるので、こういう「お湯入れればできる」タイプを2つ/面倒なタイプを1つ、とかで買う。身体作り自体はわりと自分を追い込むのが正だと思いつつ、結局たまの楽しみがないと上手く回らないと思うので今後も「心の隙間」を残しておきたい。

*1:スーパーは安いけどラインナップがだいたい固定されてる印象

*2:天一のやつはこのタイプ

最近読んだ本20230201

愚直にyyyymmddまで入れることにした。引き続きkindle unlimitedで読んでる。

福澤徹三『そのひと皿にめぐりあうとき』

戦後と現代の日本を並行してなぞっていくストーリー。コロナ関連の心理を丁寧に描いているからこそ時代を重ねるごとに資料的価値が出てきそう。戦後の描写は最初かなりハードで、「頼むからもうやめてやってよ」と心が痛んだ。ただ、本当にこういう人生*1を送った人がいるんだろうなと思うと反戦の気持ちも芽生える。尻上がり的に幸せになっていくのが唯一の救いだった。現代の方は逆で、ぬっるいけどもリアルな人生がだんだんと歯車のずれによって落ち込んでいく様が辛かった。自分の学生時代に照らし合わせるほどではなかったけど「ありそう」というストーリー。コロナ禍での父親のリストラ、成就した恋が散る様、学内での疎外感、全部ありうる。一度底まで転げ落ちて、ちゃんと自分起因で上に向かって行って本当によかった。そして、この戦後と現代がどう交わるの?とずっと考えていたんだけど、最後完璧に伏線回収してて素晴らしかった。脳汁出るとはこのこと。「行定勲監督で映画化してくれ~!」ってなった。けど多分3時間くらい必要になりそうなので難しいだろうな。小説で読みましょう、人間讃歌です。

五十嵐律人『法廷遊戯』

ロースクールに通う大学院生久我清義と周辺人物の物語。罪とは、罰とは、裁きとはなにかを考え直したくなる。なにを書いてもネタバレになりかねないのでかなり抽象的なことを書くが、兎にも角にも「救い」がない。どことなく常に冷たい印象で、陰鬱で、透き通っているのに靄がかかっているような。5分に1回くらいのペースでやるせねえなと感想を抱いていた。動機からトリック、その公開手順まであまりにちゃんと組み立てられていて作者の実力が伺い知れる。僕は馨のことを全然理解できていなかった。あとは前半のテンポは重く暗いんだけど、後半に向かうにつれてどんどんテンポが上がっていく感じ*2も素晴らしかった。作者は執筆時現役司法修習生だったそうで、法関連知識はもちろん模擬法廷の描写もディティールが細かい。よい小説でした。

似鳥鶏叙述トリック短編集』

amazonでのレビューで結構「これって叙述トリックか?」みたいなこと言われてるけど概ね同意。特に『ちゃんと流す神様』。ただ、それはそれとして読み物としてはおもしろいと思ったし、『背中合わせの恋人』はかなり好きだった*3。『閉じられた三人と二人』が一番叙述トリックとしてストレートなんじゃないですかね。あと読者への挑戦状として出されていた「すべての話に通しで出てるやつ」は読み切れたし、別紙さんも読み切れました。気軽に読めるので「叙述トリックがどうとかではなく、なんとなく読むのにいい短編集」くらいに思っておいた方が楽しめると思う。

*1:近しいエピソードを参考にはしてると思うので

*2:暗さは常にある

*3:これまたamazonレビューで同じこと言っている人がいて笑った

無印の撥水サコッシュよい

サコッシュとか持てんわってずっと思ってたんだけど、無印に行ったときに勢いで買ってしまった。

もともと仕事用にはバックパック、プライベート用にはトートバッグを使っていた。ただ持っているトートが結構大きくて、正味財布とワイヤレスイヤホン(のケース)、ハンカチとかそれくらいしか入れてないのに持ち出すのは結構だるいなと思っていた。しばらくは帆布のメッセンジャーバッグとかを探していたのだが、目の前に安価なサコッシュが置いてあったので思わず手にとってしまった次第。

今の布陣は

  • 財布
  • ワイヤレスイヤホン
  • GRⅢx
  • iPhone13ProMax
  • ハンカチ

でパンパンにはならないけどそれなりに満杯くらいになる。iPhoneはジャケットやパンツのポケットに入れていることもあるのでたまに入れるくらい。GRⅢxを即座に取り出せるようにいつもサコッシュのジップは開けてあるが若干怖い*1ので、やはりサイドポケットのある小さめのバッグを継続して探す必要はありそう。それはそれとして、ちょっとコンビニに、とかそういう局面で使うには優秀でしたというお話。1000円以下だしね。あと雨の日に使ったらあんまり撥水しなかったので晴れた日に防水スプレーぶっかけました。まあ1000円以下だしね。

*1:財布落としたりスられたりしそう

石ノ森章太郎『ロボット刑事』を電子書籍で買い直した

急に読みたくなったから、というだけではあるんだけれども。この漫画、結構オチは弱かったり矛盾点があったりするんだけど人生の中では相当好きな漫画で、読み直したくなったので電子書籍で買い直した*1ebook japanで週末セールをやっていたから酔った勢いで買ったというのもある。

電子書籍で買ったことで初めてメリットを感じたのは見開きページが「完全な原稿」状態で見られるということだった。紙だとどうしても接着部に向かって物理的な傾きが生まれてしまうが、電子書籍だと見開きで引かれた横線が完璧にまっすぐのままで見られる。『ロボット刑事』でもっとも素晴らしいのは子ども向けとは思えないストーリーよりも「映画的な構図」にあると思っていて、その素晴らしい構図が石ノ森章太郎先生の描いたままの造形で閲覧できるというのが最高。ぜひ諸兄もご購入ください。

ただ、電子書籍の辛いところというか、どこのプラットフォームを選ぶかはいまだに結論が出ていない。基本はTポイントやpaypay残高が使えるebook japanを使っているのだが、一部kindleで買ってしまった漫画もあるし、第一部の頃『チェンソーマン』もebook japanで買ったんだけど「ジャンプ+で買えばTシャツにできたのに......」という後悔があったため第二部(12巻)はジャンプラで買ってたりする*2。人生はむずかしい。

*1:紙のコミックスは実家にある

*2:あの購入がアプリからじゃないとできない仕様なんなんだ

二次創作が人気ある理由がわかった気がする

K.M.ワイランド『アウトラインから書く小説再入門』を読んで「二次創作から始めてみるか」と小説のプロットを作ってる。今はそのプロット自体が破綻してしまって詰んでるのだが。それはさておき、なぜ自分が「二次創作から始めてみるか」と思ったかを振り返ったら世間で二次創作が人気があるのか理解できた気がした。

ここでいう「人気がある」はコンテンツを消化する側ではなくコンテンツを「生む」側についてである。ただ予め断っておくと「なろう」などでのインディーズオリジナル作品の数とpixivなどでの二次創作作品の数を定量的に比較して「二次創作の方が人気がある」としたわけではなく、あくまで一個人の感覚*1にすぎない点はご了承いただきたい。だいぶ言い訳がましくなったけど言いたいことは1点で、二次創作は「魅力的なキャラクター」を生み出す必要がないため書き手の参入ハードルが低いということだ。気軽に始めやすい。

物語を作るのにおいて必要なことは多い。キャラクター、世界設定、ストーリー。すべて決めなくてはいけない。ただ二次創作は既にキャラクターも世界設定も存在しているため、ストーリーの部分だけを決めればよい。これが気軽さの根源だ。これはおそらく漫画とかでも同様のことが言えるんだと思う。魅力的なキャラクターや矛盾のない世界設定を作るには膨大な時間がかかる。その上、ストーリーをきちんとおもしろいものにするのは至難の技だ。しかしキャラクターが既存のものであれば、「キャラが動いてくれる」ためストーリーも出てきやすい*2

あとプロットが破綻したあたりでプロの作家には優秀な編集者がいる意味もわかった。設定の時間的な破綻などを回避するためには綿密な調査/検証が必要で、正直それを一人でやるのは大変にめんどくさい。『忘却のサチコ』で主人公サチコが作家のために膨大な資料を収集して整理していたが、たしかにあの仕事は必要だなと感じた。話はそれたけど僕も頑張ってプロットの破綻を修正して、なんとか処女作の完成に努めたい。

*1:二次創作やる人多いよね、くらいの印象

*2:こういうところで「解釈違い」の概念が出てくるのだろうから簡単とは言わないが