ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

自分の金で飲む酒の方が美味い

先日取引先から「チームビルディングをするから御社も参加しないか」と打診を受けた。その取引先は僕が担当していて、弊社メンバーで関わっているのは僕だけなので単純に「お前も来い」と言われた形になる。恐縮だが辞退させていただくと返事をしたところ、交通費も出すし就業時間中に他人の金で酒が飲めるんだから来ればいいのに、といった旨のリアクションがあった。なんというか大前提が違うんだよな。

まずチームビルディング自体にネガティブはない。会社は違えどチームの一員であるならばチームビルディングに参加する意義も意味もあると思う。しかし今回打診を受けたのはチームビルディングとは名ばかりで、単純に一緒に酒飲んで話して仲間意識を高めよう程度の目的しかない*1。僕はチームの一員ではあるがあなたのお友達じゃねーから別に仲良くなりたい気持ちはない*2。あとチームの一員であると同時に取引先だからな。むしろ一緒に酒飲んで仲良くなりましょうなんて昭和の価値観よく持ち出せたもんだなくらいにしか思えなかった。

加えて、僕は他人の金で飲む酒よりも自分の金で飲む酒の方が美味いと思っている。だから金を稼ぐし、稼げる金を最大化しようと思うし、そのために自分自身のスキルや価値を上げようと思える。無粋なことを言えば、人の金で食う焼肉が美味いというミーム*3は理解している。そういう人がいるのも悪いことだと思っていない。ただ、僕とは価値観が違うという事実だけがある*4

就業時間中に酒が飲めるという点においても、それは御社の就業時間なだけであって、僕は時間が空いたなら別の案件をやったり社内の仕事をさせてほしい思ってしまう。そして「酒飲んでるだけなのに業務扱いとする」という対応も社員にとってはありがたい話なのかもしれないが、僕にとっては「お前に払っている金は酒飲んでても仕事してても同じ価値」と言われているようで気分が悪い。まあこれは正直言いがかりに近いが。ただ、対等な取引関係として「働かなくても働いたことにして金をもらう」はできないと思っているのでしない。テキストで吐き出したらちょっと腹の虫が治まってきた。

*1:実際、仲間意識高めるためにやります!という最もげんなりするアナウンスがあった

*2:結果的に仲がよくなるのはよいことだけど、仲良くなりに行く気もないし意味も感じない

*3:正確には「人のカネで焼肉食べたい」

*4:なのでチェンソーマンのコベニとも意見が合わない