ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

最近焼酎ばっかり飲んでる

酒にハマるきっかけは確実にビールだった。ビールから始まった酒遍歴を書いておく。

ビール

始めは苦いと思っていたが、ある日急に美味いと感じるようになった。当時大学生だったので毎晩飲み歩いたりしてるわけではないし、たまの飲み会でビールをひたすら頼み続ける、という程度。とにかく味が好きで、いまでも「完璧にビールの味の飲み物が開発されたらアルコールが無くても飲む」と公言しているくらい。大手メーカーの味の違いがわかるようになったのが好きになったきっかけだと思う。僕はビールはキリンが一番好きだけど、サッポロはなんにでも合うから重宝してるし、バーベキューのときとかはやっぱりアサヒが飲みたくなるし、特別な気分の日にはサントリープレミアムモルツやエビスを飲んだりする。エビスは和食に合うっすね。 そんなこんなで日本のビールをうめーうめー言いながらのんでいたのだが、ドハマリしたきっかけはとあるお祭り*1で出店していたドイツビールを飲んだことだ。当時ホワイトビールというのも今ほど普及しておらず、なんとなく「本場ドイツの味」と書かれたヴァイツェンを一口飲んだ瞬間に魅了されてしまった。そしてタイミングよく、当時僕はとある漫画が大好きになって読んでいた。そう、『もやしもん』だ。そこから海外のいろんなビールを調べ(主にもやしもんで)、見かけないものを見つけたらとりあえず試しに飲んでみるというのを続けていた。今となってはIPAが一番好きで、GRAND KIRIN IPAは本当に企業努力の結晶*2だとキリンビールに感謝しながら飲んでいる。

日本酒

さて、『もやしもん』を読んでいれば必然的に日本酒にハマる意味はおわかりだろう。 日本酒は最初「飲み会でたまに回ってくる泥水のような熱燗」が嫌で嫌で、好きになれないんだろうなと思っていた。ただこれも不思議なもので、ビールのときと同じようにいつのまにか「飲みたくない」から「飲める」になっていた。そして『もやしもん』で読んだ「とりあえず大吟醸というのを選んでおけば高いけど美味いらしい」という知識のもと手当たり次第飲んでいたら運命の1本に出会ってしまった。出羽桜の桜花吟醸酒だ。 これによって日本酒が完全に好きになってしまって、お金に余裕があるときにはひたすらに日本酒を飲むようになってしまった。最近のデイリー酒としては菊正宗の「樽酒」か八海山の普通酒。八海山は普通酒であの味が出せるのまじですごいと思う。特別な日には上述の「出羽桜桜花吟醸酒」や、近所の酒屋に入荷していれば「甲子」、豊島屋酒造の「十右衛門」とかを買ったりする。いわゆる薫酒と呼ばれる類の酒が大好き。

ワイン

当初そんなに得意ではなかった*3が、ある日「濃い味が好きなのでは?」と気付き、フルボディの赤ワインを飲んだところでハマった。基本高い酒が美味いのかがワインについてはわかっていないため1000円以内のもの*4をよく飲んでいる。だいたいアルパカかサンタカロリーナのフルボディ。白ワインについてはカクヤスで買える「オーガニック フリッツァンテ ヴィーニャ アザン」が気に入ってる。500円で買えるという手軽さと「微発泡」といいつつめちゃくちゃ炭酸効いてる感じが爽やかでよい。甘口なのでつまみを選ぶと言えば選ぶのそこだけ要注意。

ウィスキー

数年前、ちょっと大人なものに手を出してみようかなと思ってバーに通ったりしたときに手を出してドハマリした。もともと亡き祖父がウィスキー好きで、よく考えたらわりと身近な酒だなと思って買うようになったが美味いウィスキーを知ってしまうとなかなか抜け出せない。ちなみにウィスキーが一番深酒で後悔する確率が高い。チェイサーなしでロックで飲むからだということはわかっているのだけれどなかなか止められん。好きなのはジャパニーズだけど最近スコッチも飲む。多いのは「あかし」か「Dewards」、たまに余裕ある時はGlen Fiddichを買ったりもする。いずれもロックで飲むのが好き。ストレートに近いタイミングで飲んで思いっきり息を吸うとメンソールのタバコを吸っているような激烈なアルコールを感じられるのも好きだし、だんだん氷が溶けて加水されていき香りや甘みが花開いていくのを感じるのも好き。

スピリッツ

主にジンかテキーラ。ジンについては友人にもらった「季の美」というドライジンでハマった。ジントニックとかの「なんとなく香りとアルコール度数がやたら強い酒」という理解だったのが「美味い酒」に変わった。しかしストレートで飲むにはやはり強いので、大体水でわるかレモン水で割ったりしてる。ジンはかなり加水しても香りが飛ばないのですごい。あとは「エンプレス」という青みがかったジンにレモン水を入れると化学変化で青からピンクがかった紫になって楽しい。大人の自由研究みたいな感じだ。 テキーラはクラブでDJしてる人間なら大体ショットが飛んできて潰される、みたいなイメージを持つが普通に飲んでも美味い。コロナ禍でクラブに行けない鬱憤を晴らすべく「カサマエストリ」というスキットルで売ってるテキーラを買ってハマった。200mlで1000円ちょっとで買えるのもありがたい。テキーラについてはロックやソーダ割りとかで飲んでみたものの、結局冷凍庫でキンキンにしてショットで飲むのが一番美味いと思う。そしてライムは必須。もともとメキシコの料理とか文化*5が大好きなので合わないはずがなかったんだよな。

焼酎

で、表題のこれ。最近ハマって、ここ数ヶ月はずっと焼酎。焼酎なんて飲み会でボトルで入れられるいいちこをひたすら烏龍茶で割って飲むだけのもの、みたいな感じで捉えていたが、1年前くらいになんとなく「神の河」を買ってみたら焼酎の美味さに気づいてしまった。神の河はロックでずっと飲んでいられる。またキンミヤを使ったレモンサワー*6も最高だし、最近キンミヤは1.8Lの紙パックで買ってウーロンハイを日々楽しんでる。あとはなんと言っても芋焼酎「だいやめ」にハマった。黒霧島とかをお湯割りで飲み続けていた冬に、なんとなく買った「だいやめ」は公式が「ライチのような香り」と謳っているけど本当にフルーティでよい香りがする。同じ芋焼酎とは思えない。これも延々ロックで飲んでいられる。ここ最近は米焼酎もたまに飲んでいて、日本酒のような香りで焼酎が飲めるという1本で二度お得の体験ができるのでよい。

*1:地域のお祭りではない

*2:あの価格であの味はすごい

*3:日本酒同様、飲み会で出てくるわけわからんワインでハズレを引いたからだと思う

*4:昔フランス人の友人におすすめを聞いたところ「日本はスーパーで売ってる1000円くらいのワインが美味くてすごい、逆に3000円とか出しても大して味変わらんのマジで謎」という金言をいただいたため

*5:メキシコ単体も好きだが中央から南アメリカにかけての旧インカ/マヤ/アステカ圏が特に好き

*6:甘いのは好きじゃないから生レモンのみを入れるのが一番好き。濃縮還元のレモン汁だと甘みと香りがちょっと足りない