以前はもっと学問としての哲学に寄っていて、ハイデガーの芸術論とかそれこそベンヤミンとかの思想のことを考えることの方が多かったのだが、最近はもっぱら広い意味での哲学的な思索が多くなってきた。特に最近では「愛」について考えることが多く、2020年代のテクノロジーとさらなるテクノロジーの進化の先にある「愛」とはなんなのか、アガペー的な意味でもエロース的な意味でもかなり分岐点だなと考えていたりする*1。
また、反出生主義についても考えている。僕は反出生主義ではないと断言しているが、基本的に反出生主義が主張する内容に大きな誤りはないとは思っていて、出生というシステム上「生まれることそれ自体が不幸である」という事象は起こりうると考えている。しかしながら一方で、世界には「先天的ないしは後天的に『自分は生まれてきて幸せである』と理解している人間」も一定数存在していると思っていて、すると「出生というシステム自体は不幸を生み出す構造的欠陥があるが、先天的ないしは後天的に自己の出生が幸せであると理解している人間がいることはたしかで、そういった人間の「幸せ」を分析して幸せを感じる母数を増やす方が建設的なのでは」という考えに至った。
すると結局哲学が発生してから3000年以上考えられている「幸福とはなにか」という問題に帰着することになり、3000年という歳月と数多の天才の思想をもってしても人間はまだこの問題解決に至ってないのかと少し落ち込んだりする。だが、逆に言えば「この世*2で『幸福とはなにか』を唯一議論した生物」としての人間の矜持を感じたりもしている。せっかくなのでAIにも幸福とはなにかを聞いてみたのでログを残しておく。
Bing AI
こんにちは、こちらはBingです。😊
幸福とはなんですか、というのは難しい質問ですね。人によって答えは違うかもしれませんが、一般的には、心が満ち足りていること1や、運が良くて不満がないこと2を幸福と言います。幸福になるための方法も色々ありますが、自分にとっての幸せを見つける2や、心を常にポジティブに保つ3などが効果的だと言われています。
あなたはどんな時に幸福を感じますか？
Chat GTP
幸福とは、人々が自分自身が望むような、肯定的で満足感や喜びを感じる状態を表します。幸福は、個人的な意見や文化によって異なる場合がありますが、一般的には、幸福は健康的で安定した人間関係、個人の成長や達成感、自己実現、自己受容、安全や安心感、そして楽しい体験やポジティブな感情などから生じます。幸福には、物質的な富や成功によるものだけでなく、精神的な充実感や内面的な豊かさによるものも含まれます。幸福は、個人的な目標や価値観に応じて異なるものであり、自己実現とともに、他者との関係性や社会貢献などの要素も含まれることがあります。
