ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

本というコンテンツの厳しさについて

ちょいちょい読書のログをこのブログにも書いているくらいには本が好きだ。最近はもっぱらkindle unlimitedで読むことが増えてしまったけど、基本的には紙の本で読むのが好き。なので本屋にふらっと立ち寄って衝動的に数冊本を買ったりもする。

先日下着の替えを購入するべく街に出た。しかしなんだか「別に喫緊の課題ってわけじゃないし来週でいいか」という気持ちになり、同じビルに入っている本屋に立ち寄った。買いたいものがあったわけじゃないのだが、kindle unlimitedで読めないけど読んでみたい本があったことを思い出し、2冊ほど本を買った。

これら。レジに持っていくと2冊で¥4100だと告げられ、キャッシュレス決済で購入した。2冊で¥4100。

値段にはまったく不満はないのだが、昨今の映像/視聴コンテンツが無料ないしは月¥1000程度でサブスクライブできる状況を考えるとかなり厳しい気がした。端的に「初期コストが他のコンテンツに比べて相対的に高く見えてしまう」からだ。体験としては映画とかに近いけど、読書は映像視聴に比べて読み手側の労力も必要になる。そんな状況で今後「本」というコンテンツが生き残っていけるのか不安が襲ってきた。僕は紙の本が好きだし、今後も残ってほしいと強く願っているけど、その未来を描くためになにが必要なのか全くわからない。わからないことからくる不安。

これは音楽業界におけるCD売れない問題と似ていると思う。一方で音楽業界ではレコードやカセットテープの再興という明るい話もある。紙の本がアナログレコードのように再び愛してもらうためには一体なにが必要なんだろうか。僕はなにができるんだろうか。そんなことを考えた日だった。