西島秀俊だしハズレはないだろうと思って観た。が、冒頭の「企画・原案 秋元康」という文字列をみてウゲってなってしまったところはある。内容自体は悪いとは思わないし、むしろおもしろい方だとは思ったが、同時にいろいろ中途半端かなとは感じてしまった。サスペンスとエンタメもそうだし、映像はキレイだけど妙なCG感が出てしまっていたり。なので記憶に鮮烈に残る、みたいなものはなかった。
- 基本的に長い
- おもしろくないわけではないが、どんでん返しをやりすぎて疲れた
- でっかいの一発やるだけの方がカタルシスが増大して個人的に好み
- 悲劇の旦那から真犯人説が出るくだりはリアルでよかった
- マジでああいう最悪なことが起きるのが現実
- 16歳の娘に23歳の彼氏がいることが発覚するの嫌すぎて笑った
- というか16歳と付き合う23歳結構怖い
- 悪いやつではないことはわかっているんだけど自分の感覚ではかなりNG
- 住宅営業が豹変するの結構嫌だったし普通に浮気しとるやんけこいつって思ってしまった
- やっぱり香里奈は美人だった
- 病院でのアクションシーンもよかった
- 前半戦の終わり方としてあっちゃんが帰ってくるのはきれいな流れでよかった
- しかしPTSDでの記憶混同だけで相良遼介犯人説挙がるってのはお粗末な気がする
- バタコ設定はちゃんと伏線になっててよかった
- 唯一、新興宗教あんまり関係なくてそこはもうちょっとうまいことやってほしかった
- 光莉が見つかって以降の展開の速さはなかなかよかったが、とにかくどんでん返しやり過ぎ
- ど頭に書いた通り結構疲れる
- ラスト、真帆はよかった
- この辺は書くと全部ネタバレになっちゃうから書かないが僕はあの帰着がよいと思った
- 一方で真犯人は「まあそうだろうけどさ」とちょっと残念だった
- 最終観終わった最初の感想は「ほとんどの登場人物、狂ってんな」って感じ
- 長かったけどよい役者をそれなりに新発見できたのでよかったとは思う
これはおそらくバイアスがかかっている*1んだろうけど、どんでん返しに次ぐどんでん返しで「驚いたでしょ」と笑う秋元康の顔が浮かんでしまってそれが結構嫌だった。ミステリ/サスペンスとしては悪くないが、これはひとえに役者陣が優秀だったからだと思う。あと20話は長い。そういう意味では他のドラマはよく10~12話でちゃんと風呂敷畳んでいるな、と反面教師的な見方になってしまった。繰り返すが決しておもしろくないわけではないし、役者陣は素晴らしかった。ただ、観ていて疲れるドラマではあったというだけです。