ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

心が折れかけている

今100人規模の新規タイトル開発を行っていて、僕は外部ディレクターとして全体的なゲームデザインと各種機能*1ディレクションしているんだが、人手が足りないため細かな仕様書も自分で作成しており、流石にこの規模の開発のディレクションと詳細仕様作成をほぼすべて一人でやるのがかなりキツイ。「こちとら外部ディレクターやぞ*2」という気持ちと「そんな細かいところまで指示出ししてられるか」みたいな気持ちが爆発しそうになっている。

例えば全体の画面遷移についてはゲーム体験で非常に重要な項目なのでチェックさせてもらいたいが、画面演出の再生順とかになってくると「変な見た目になってなければこだわりないです」としか言いようがない。もちろんそれがゲーム体験において影響度が高い場合はチェックするんだけど、重要かどうかまでこちらに確認を求められるとある程度はそちらでもフィルタリングしてくださいよ、となってしまう。この辺のバランス感覚って、僕はロジックで判断できると思ってるんだけどなぜだか「ある程度経験値がないと判断できないもの」だと思われている節がある。いや全然脳内でゲーム動かして見れば重要かどうかなんてわかるじゃんって思うんだけどな。自分が優秀なディレクターだと思ったことはないが、ある意味この程度のことはできるから外部ディレクターとして声をかけてもらっているのかもしれない。そうだとしたら現実ってのは皮肉だなと思う。

いずれにせよ開発も結構架橋で、ディレクションする立場の人間として心を折ってスピードを落とすわけにはいかない*3。故に重要なのは自身のメンタルヘルスをちゃんとコントロールすること。結局のところこれに尽きるのか、という2024年にもなって考えていたくない結論にたどり着いてしまった。

*1:まあほぼ全機能なんだけど

*2:中にいる人員でどうにかしてほしい、という意

*3:単純に社会人としても、取引関係としても