KEYのやつじゃないです。エアジョーダン誕生秘話の映画です。
劇場に観に行くつもりだったんだけどまんまと機会を逃し、かつかなり早いタイミングからアマプラに入っていたことは知っていたので満を持して観た。なぜなら僕はスニーカーが好きだから。そしてスニーカーにまつわる話が好きだから。
- 全体通して「映画館で観てたらちょっとがっかりしたかも」とは思った
- これは映像がいわゆるフィルム的じゃなかったりシネレンズっぽさがなかったからというだけ
- お話はおもしろい*1ことはわかってたので期待通りだった
- マット・デイモン主演は知ってたんだけどベン・アフレックも出ててびっくりした
- なんなら監督もベン・アフレックじゃん!ってなった
- 主人公ソニー・ヴァッカロ、ナイスな偏屈社員っぷりがかなりよかった
- エージェントや同僚もソニーの破天荒っぷりに電話の受話器叩きつける感じが最高
- 会議が意味をなしてないから意見求められるまで黙ってるのとか実際にありそうで嫌でよかった
- 劇中歌が当時の有名曲をきっちり使ってて好感が持てる*2
- あと車やPCもちゃんとピカピカで用意されてていいですね
- 当たり前の話ではあるんだけど
- ジョーダン家へ突撃するのマジで社員として最悪で最高
- あと全体的に露悪的とまで言わないがいかに当時のバッシュ界でアディダスとコンバースがあぐらをかいていたかわりと痛烈に描いてる
- ジョーダンへのプレゼンに向けてのロブとピーター最高にかっこよい*3
- キング牧師の原稿持ってるという一言で勇気づけられて結果ジョーダンへのプレゼン後半をアドリブでやる展開はアツい
- ジョーダン母、かなり聡明で取引相手にはしたくないが相当強い女性であることはよくわかった
- 知ってるのに「あー......みんな聞いてくれ......マイケル・ジョーダンと契約したぞ!」「ウオオオオオオ!!」アツすぎ
- ちょっと泣いちゃったもんな
- 前述の通りフィル・ナイトが最高にかっこよくて、ビビるところは超ビビってるのが最高
日本では*4興行収入は振るわなかったっぽいし、僕も映画館で観たら「悪くないんだけどちょっとな」と言ったかもしれない。だけどお話がおもしろいのは史実の通りあきらかで、自宅で観た映画としてはかなり好きだった。あとマット・デイモン、中年の太った腹であれだけかっこいいのおかしいだろ。今年観た映画のベストに入ってくかというと微妙だが、スニーカーが好きである程度ナイキの歴史とか知ってる人にはかなりおすすめできる一本でした。前評判とか抜きにして観てみるのがいいと思う。逆にスニーカーに興味ない人は多分あんまり楽しめないからスルーでいいと思いますよ。スニーカー好きだけが楽しめる特権ということで。