ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

ポッドキャスト環境整備メモ

前提として僕はDTMをやるためなんらか音を録音する環境自体は既にあった。その上で揃えたものとやったこと躓いたことをまとめておく。

マイク : Elgato Wave

特に考えないで買ったらUSBマイクだった。もちろん使い勝手が悪いわけじゃない。USB差してAbleton Live側でインプットに指定するだけで即繋げられた。それよりもElgato Wave Linkという専用ドライバというかツールみたいなやつをインストールしようと思ったらMacのOSが古いせいでインストールできず、結局Elgato Waveなくても録音できるやんけと時間を無駄にした。あと普通にオーディオインターフェース持ってるので、キャノン端子のマイク買えばポッドキャストの収録のときだけインプット変えなくて済んだなとか考えている。このへんはポッドキャスト収録用のテンプレートを作ることで一定手間は減らせるとは思う。ただ、これはこれでよいところもあって、マイク側のゲインとかも説明書的なものを見ないでも「こんな感じか?」といじったらできたくらいに直感的。音質については特によくも悪くもという印象だけどポッドキャストだったらその程度で十分。ちなみにわざわざAbleton Liveで収録したのは自前のOP/ED, BGMを使いたかったというだけなので、そういうニーズがない人はspotify for podcastersで直録音でもいける。

マイクアーム : Elgato Wave Mic Arm

これは普通によかった。ちょっとしたトラブルとしてデスクの付けたいところに補強用パーツがあって付けられなかったというのはあったけど値段に対して不満もないし普通に使い方とか読まなくても設置できるくらいには楽。マイクの取り付けも「こんな感じか?」ってやったらそのまま付いた。楽で助かる。ポップガード付けたい気持ちもあるんだけど今のところめんどくさくて買ってない。いずれ買うかもしれない。ほしいはほしいんだけど今のところめんどくささが勝っている。

OP/ED/BGM

もとから自分で作るつもりだったので特になにもハードルはなかった。そして作るといってもSpliceからサンプル持ってきてワンループでいいやと最初から考えていたので通勤中にCoSoで何曲か目ぼしいループを選定しておいて自宅で作成、超楽。自分の曲として作り込むわけじゃないからそれぞれ書き出しまで3分くらいで終わった気がする。こうやってライトに音楽作るのも悪くないなと思った。Spliceまんま使いだけど個人的には3曲とも気に入ってる*1。ただこれ前からどうしてなんだろうと思ってるんだけどマスターにOzone10を刺すと高確率で音量爆上げの音割れが発生する。とりあえずマスターのボリューム下げたりOzone10のEQ的なやつを手で下げてどうにかしてるんだけど正しい使い方なのかがわからん。なので各曲ちゃんと使い方わかったらリマスターするかもしれない。あとOPもEDもなんかしら声ネタを入れないと「なぜ今音楽が鳴ったんだ」ってなりますね、難しいところ。

ネタ帳 : Notion

ポッドキャスト内でも話しているがあんちょこを作ってそれを見ながら喋ってる。ネタ帳として使っているのはNotionで、喋ろうと思ったことはPCなりiPhoneでNotionにメモっておき、喋るときはiPad miniで見ながら喋ってた。入力も閲覧もストレスないので今のところベストプラクティスだと思ってる。

Music + Talk

完全なる初見だったので結構手こずった。ポッドキャストのアカウント作成とMusic + Talkの申請は速攻終わったんだけど、音楽挟む尺をどうするのかとかわからなかったので全部「こんな感じか?」と手探りでやってた。とりあえずはだいたい1秒くらいバッファを持っておくのが今のところの正解だと思ってる。これから始める人向けに解説しておくと事前に曲を挟むことを前提に分割しておいてもいいし、通しで収録しても音声ファイルアップ後にブラウザ上で分割ができるのでどちらでも大丈夫。こういう情報がなぜかweb上にない。僕は通しで収録 -> アップ後にブラウザ上で分割 -> Music + Talkの音楽を挿入という手順でやった。音楽の検索画面がそこまでイケてないので、もとから入れるつもりの曲は非公開プレイリストでも作ってそこに放り込んでおくのがよさそう。あと分割するときの目安として明らかな無音状態を作っておくと「ここで切ればいいんだな」とわかりやすくていいと思う。あと審査についてはwebで見かけた情報「だいたい1時間くらいで通って配信される」というのが本当だった。その情報では「だから厳密に何時に配信開始とかはできない」みたいなことが書いてあったけど、普通に予約投稿ができるっぽいので配信したい時間の前日とかに審査出しておけば決め打ちで配信開始することもできそう。今度試してみる。

ノイズ除去 : iZotope RX10

我が家は声が結構響くため、おそらくコンデンサーマイクだと天然リバーブがかかってしまうだろうなと思っていたが案の定だった。そこで登場するのがRX10、今まで宅録で送られてきたラップのノイズ除去とかに使ってただけだった(僕は楽器の録音もやらないため)けどついに自分で使うときが来た。ずっとVSTの方で使ってたけどスタンドアロンの方が色々楽ですね。もちろんスタンドアロンでの使い勝手がVSTでもできると最高なんだけど。いずれにせよ特に迷うことなくノイズ除去とリバーブ除去ができたのでiZotopeには頭が上がらない。ただVSTでRX10 de-noiseとかでも十分なんじゃないか説もあるので今後は手間と天秤にかけて手段を選んでいきたい。

音量調整 iZotope Insight2

音量バランスについては正直よくわからんかったのでMacSpotifyのアプリ起動して曲を流してVUメーター*2を見てなんとなくで調整した。多分そこまではずれてないと思うけど一般的にどう調整してるのかはわからない。継続課題。と書いていてリアルタイムにぶち当たったんだが、VUメーターで読んでいたspotifyの音がアプリ上で8割くらいの音量に絞った音でそれに合わせてしまったため音声ファイルをアップした後にブラウザ上で曲と音量を聴き比べたらトークの音量がめちゃくちゃ小さいというヘマをやらかした。で、さらによくないんだけど「まあいいか」とアップしたらある程度spotify側でマスタリングが効くのか公開されたポッドキャストとしては音量バランスまちまちになっていた。ありがたいはありがたい。継続課題とは言うけども僕の場合は自分で喋ったサンプルがある状態なのでだいたいそれに合わせてちょっと音量上げつつ、結局spotify側でちょっと音量制御かかるっぽいのでそこまで外れないだろうと思ってる。あと自分で聴き直したら収録しているのが深夜なので声を抑えているとはいえ声に覇気がなさすぎて笑ってしまった、死ぬんか。

カバーアート

生成系AIを使ってベースを作り、それにCanvaでテキストを入れた。今思えば普通にフォトショでやればよかったのでは?と思っている。なんとなく作っている最中は「ブラウザで完結したら楽かも」と思っていたが冷静に考えれば別にそんなことない。画像は「dj, art work, logo」とかで生成したんだけどわりと気に入ってる。しかしやはり「それっぽいだけ」で人間が作ったロゴに比べると細部の粗さが目立つ。イラレとかでキレイに作られたものとは明らかに違うというか端的に劣っていると思う。ただ手書きっぽさがあってFUTURA*3が好きな身としては「これはこれでいい」と思っている。

初回収録時は赤ワインを飲んでいたんだが、結構緊張していたのでウイスキーとか強い酒で気合いを入れた方がいいかもしれない。翌日に響かない程度で。

*1:自分が作った感というよりはよいディグができた的な意味で

*2:iZotope Insight2

*3:フォントの方じゃなくてFUTURA2000の方