ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

芦花公園『異端の祝祭』読んだ

端的になかなかおもしろかった。冴えない女子大生*1島本笑美は「人間じゃないもの」も見えてしまう体質で色々苦労してるんだけど、就活で大企業から内定もらうも怪しい研修施設に行かされて最終カルト宗教の教祖的なやつに惚れ込んじゃってまわりがさあ大変というお話。おどろおどろしいところがなかなかに巧みに描かれていて読んでいて気持ちがよかった。最終能力者バトルみたいになってしまうけど、あれはあれでよいエンターテインメントだと思った。実写映像化はしづらいが。

ちなみに本作は漫画にもなっているらしいし、アニメ化とかは向いてるんじゃないですかね。主人公のパートナー*2が「見た目を気にしない女性」として描かれているのでちょっとビジュアル面で難があるかもしれない。というか島本笑美を描いちゃったらそれだけでネタバレといえばネタバレになってしまうから難しいか。漫画ではどうしてるんだろう。

*1:と、便宜上記載しておく

*2:実質的にはこっちの方が主人公感あるんだが