『アリスの棘』を観終わってからなにを観ようか決めてなかったので適当にアマプラをスクロールしていたらあったから観た。理由は大谷亮平が好きなのと本田翼の顔面がよいからである。しかし久しぶりにひでえもん観たなという気持ちになった。詳細は後述するが、お話自体は嫌いではないものの、題材に対する描き方や全体的な構成がかなり自分にとって受け入れがたいもので、完全に Not For Me案件だった。
第一章
- 三上一樹と相沢麻衣の凸凹コンビ感は嫌いではない
- 相沢麻衣のぎゃーぎゃーうるさい感じがかなり苦手だった
- 本田翼が上手いとも言えるのかもしれないが、現実だったら絶対友達にならないタイプの役だったのでキツかった
- 足利事件をモチーフにしてるんだろうけど、あのモチーフをちょいちょいコミカルっぽく描くのがかなり胸糞悪くてダメだった
- マジで茶化していい話だと思ってるなら神経疑うくらいの気持ちで観てた
- 長谷川正や斉藤真紀子を巻き込んで局内全体でこのヤマあげるぞみたいな展開はアツかった
- 岸谷五朗がかなりいい演技だった
- 最終警察の闇でした~みたいな終わり方は正直どうなのかと思う
- 犯人と警察という2パターンの悪が存在することで感情がどっちに向かっていいのかわからなくなる
- そして単純にお話のオチとしては弱くない?と思った
- あと真犯人に対する相沢の取材の仕方は好きな表現ではないけど「マスゴミ」感があって嫌だった
- 「自分の考える正義」のためだったらなんでもするみたいな傲慢さを感じたというか
第二章
- すごいヌルっと始まった*1ので「あっ、時間ちょっと経ったの?」と違和感があった
- 催眠術を提起した三上に対する周りのリアクションが普通に嫌だった
- フィクションであっても真面目な提起を小馬鹿にする態度を見るのは気分が悪い
- 額に手を当てるだけで催眠導入できちゃうのはちょっとチートスキルすぎる気がする
- 催眠解除も大鷹先生以外でもサクッとできちゃうんかいという感想を抱いた
- 相沢を速攻で殺しにかかるのはわりと悪くない展開だった
- 深催眠でしゃべれない演技は両名ともなかなか真に迫ってよかったと思う
- 再現のために長谷川の息子に催眠術かけようと提案する三上と相沢はマジで狂ってると思う
- ここでも「自分の考える正義」のためだったらなんでもするみたいな傲慢さを感じた
- 船を調べにいくときの相沢のギャーギャー騒ぐのマジでキツかった
- これだけは強調して言っておきたいんだけどあの終わりはマジでなに?
- 打ち切り漫画じゃねえかって観終わってからしばらく納得いってなかった(いまでも納得してないが)
ここのところあまり「外れたな」と思う映像を観てこなかったからか、久しぶりに「なんだったんだこれ」とネガティブな感情になる体験*2だった。役者単体やところどころ面白さは感じるものの、なんだか稚拙さを感じずにはいられなかった。ネトフリ『新聞記者』のときも思ったけど、プラットフォーマー出資の作品は利害関係が少ないから自由だったり踏み込んだ内容にできるという反面、外部チェックが少なく変なことがおきたり*3予算の都合でいきなり風呂敷たたまされたりするんだろうなと想像してる。