ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

『ペテロの葬列』観た

宮部みゆき原作だから安定感あるだろうと思って観た。杉村三郎シリーズというシリーズもので3作目ということは全く知らんかった*1。なるほどな、と思いつつも単体で観ても『蝶の力学 殺人分析班』のときに比べて違和感はなかったと思う。なので安心してみてほしい。

  • 結論、悪くなかったが人に薦めることはないだろうなという感じ
  • 小泉孝太郎、スーツ似合いすぎ
    • スタイルがいいし、なにより着慣れてる感じがすごくてただの会社員には見えないレベル(悪い意味ではない)
  • 役者の演技力が総じて高かった
    • バランスがいいというか平均値が高いという印象
    • その分突出した感じはやや薄かった
      • 後述するが突出したところももちろんあった
      • ほかのドラマに比べて「すごく印象的」というわけではない、の意
  • 杉村三郎はちょっと人間ができすぎていてフィクションだなと思う
    • 浮気にブチ切れるところでようやく人間っぽくなってよかった
  • 井手正男最悪すぎて観てるのキツいレベルですごかった
    • evil of evilって感じ
    • 最後まで最悪なの千葉哲也さんの演技力が高すぎる
  • 今多コンツェルン関係者(グループ広報室含む)が総じていい役者
  • 高橋一生かっこよすぎ
    • 完璧超人かよって思いながら観てた
  • 佐藤一郎(暮木一光)*2のエピソードよい
    • 最初から最後まで自分が犯罪者であるという業を背負いきっていた
    • 臨死体験の件などは取ってつけた感があったのでもうちょい伏線張ってほしかった気持ちはある
  • 全体通して行動原理がしっかりしてたのって今多嘉親、橋本真佐彦、佐藤一郎(暮木一光)、間野京子くらいでは?と思った
    • 杉村三郎、杉村菜穂子、森閣下、坂本啓あたりは「えっそこでそうする?」って思いながら観てた
    • でもよく考えたら佐藤一郎(暮木一光)も「三悪人」の件結構うーんってなったので
  • でも実はこのドラマのMVPは国仲涼子かもしれないとも思ってる
    • 「家を出ないか」と言われたときの目線の動揺はマジですごい
  • 間野京子は本当に天性のたらしなんだと思う
    • 長谷川京子、あの手の役上手すぎ
      • たしか『BOSS』シーズン2とかでも似たような役立ったと思うが美貌の使い方が完璧
    • でも最後杉村が間野をスルーして、それを笑って追わなかった間野というのは素晴らしかった
  • 僕が観ようと思うドラマ全部横山克さんが曲書いてる気がする

決して悪いわけではないけどあまり自分にはハマらなかったかなと思った。原作を読むとまた印象変わるかもしれないのでそのときは別途書く。

*1:いまこれを書くためにwikipediaを見に行って初めて知った

*2:ここまでならネタバレにならんだろうということでこの表記