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ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

香る春とフラッシュバック

いまの部屋を借りて5年くらいになる。小学生であれば入学してから最高学年にあがるまでの時間が経ってしまった。引っ越してきたのは2月末だったが、いつもこの季節になると引っ越してきたときを思い出す。

香り立つ春

引っ越してきて2ヶ月ほど、仕事のバタバタが続いて*1ロクに部屋にも帰らなかった。帰っても寝て起きたらまた仕事に行っていたので2末から4頭くらいまでの記憶はそこまで鮮明に覚えていない。もちろん越してきた時の思い出はもちろんあるが、街に「住んだ」という感覚が持てるようになったのは4月の末くらいからだったと思う。

土日の夕方。料理の匂いやシャンプーの匂い。ああ、ここにはたくさんの人が暮らしているんだな、そう実感できた。春は香りが立つ。花の香りや湿った土の匂い。散った桜は地面に落ちたがくや葉の方が桜の香りが強い。週末の夜の賑わい。平日の朝の喧騒。そういったいろんなものを肌で感じながら、この街の人間になったんだと、そっと感じたのが春だった。

5年経って変わったことと変わらなかったこと

5年という年月の間にいろいろなものが変わった。仕事は変わらないけど会社は変わったし、会社の中での立場も大きく変わった。越してきてすぐ入り浸るようになった店は潰れてしまったし、新しく入り浸るようになった店が開店したり。体型は変わらないけど着る服も変わったし、食べるものも変わった。

相変わらず変わらないものといえば目つきの悪い目元と音楽/写真に対する思いくらいのものだ。人は老いる。けど気持ちは未だに老いない。今日も天気が良かったから久しぶりにPEN FTのファインダーを覗きながら、PCの前でLogicをいじりながらふと思った。いつまで経ってもやめられないんだなと。

気持ちの切り替え

この季節はたくさんのものが変わる。案件の切り替わりや、いまのお客さん先の担当者が変わることだってざらにある。何かが変わるとトラブルが起きることも多い。そうして怒ったり落ち込んだり、クタクタになりながら土曜日に洗濯をしていると香ってくる春の匂いでいつも引っ越してきた時のことを思い出す。生きてるってのは変わることだなと。でも変わらないものも確かにあるんだなと。そう思いながら春の香りを胸いっぱいに吸い込んで、来年の春もこうやって健康に生きていたいとしみじみ考える。変わることは戦うこと、変わることは抗えないこと、変わることはひどく体力を使うこと、そう思いながらも生きて変わり続けられるのは「変わらないもの」という武器を持っていられるからなのかもしれない。

さあ、切り替えてもうちょっと頑張っていこう。僕にはやらなくちゃいけないことが、やりたいことがたくさん待っている。

*1:IT業種は年度末が繁忙期なので