ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

『いりびと -異邦人-』観た

www.wowow.co.jp

これもWOWOWオリジナルですね。高畑充希が好きなので観た。結論、結構よかったです。暗さと美しさがいい塩梅で配分されていて、ものすごく心を打たれたわけではないけど観終わったあとに「よかったな~」となりました。

  • 高畑充希風間俊介松重豊松尾貴史、役者が豪華すぎる
  • 最初のベッド下に隠れるシーン怖すぎ
  • 白根樹、最初超絶美青年かと思った
    • SUMIRE女史、存じなかったので調べてみたら浅野忠信CHARAの娘さんだったとはと驚愕
  • たかむら画廊、まあまあにクズで笑ってしまう
    • それで言うと有吉家もまあまあにクズ
    • 特に有吉母、境遇は同情するけど娘の旦那寝取って自慢した上で「孫を抱ける」と思ってる神経かなりイカれてる
  • 京都という土地のちょっと嫌な部分とすごくいい部分*2が全部入っててよい
    • 鷹野先生は最高
      • 美濃山俊吾と立野政志は次点、鷹野先生がよすぎるため
  • 志村照山、いろいろ最悪
    • これはひとえに松重豊の演技力がすごすぎる
    • あと実質逃げ切ったの普通にムカついた*3
      • 樹が手元から離れたのがある意味一番報いだったのかもしれないが
  • 結果的には有吉家は破産、たかむら画廊も儲からず、菜穂だけ幸せな暮らし、ということ?
    • ラストは菜穂の暮らしだけしか見せられなかったので有吉家とたかむら画廊がどうなるのかは想像するしかない
  • 伏線の張り方は結構好きだった
    • 途中「ん?」ってなったのにいざ回収されたときには「なるほどな!」ってなってしまった
  • あとラストのラスト、菜樹の境遇ドラマがすぎる
    • 「書家の先生と、お手伝いさん(女性)と、母と、もう一人の女性*4が暮らす京都の家」で育つ男児
    • 最高
  • あと映像も美しいし、作中に登場する絵画も美しかったです
    • 屏風マジでよい

僕は学生時代に美術史や芸術を学問としてかじっていたのでそういう意味でもうまくはまったのかもしれない。とはいえほとんど素人の僕が観てもおもしろかったので臆せず観ていただきたい。

*1:悪い配役なのではなく「悪いことしてるキャラ」への配役、という意味

*2:それぞれ「あくまでフィクションとして」です

*3:ちゃんと悪い目にはあってるんだけど罪は償ってないという意味で

*4:ネタバレ防止です