ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

多分、恋をしている

(概ね気づいているのでyuiではない)

もともとそこまで恋愛に対して積極的ではなかったが、こと三十代に入ってからはめっきりそういう気分になることもなくなったし、いまだ結婚願望もない。明るい青春時代だったのかと言われるとそこまで明るくなかった。だけど人並みに好きな人と付き合えたり付き合えなかったりも経験した。好きでもない人と付き合ったり、くだらない遊びにほうけた時期もなくはなかった*1。だけどまあ一通りのことはやったから、あとは一人でのんびり生きるんだろうなと思っていた。

と、思っていたのだが、ここ最近で出会った「ある人」に対してなんだかずっと言葉にしづらい感情を持っていることに気づいた。で、多分これは恋なんだろうなと気づいてしまった。まさかこんなことがあるんだなぁと自分でも驚いている。

出会ったのは馴染みの飲み屋なのだが、お互いがマスターの知り合い、ということでたまたま3人で話をしたところから始まった。カウンターに1席空けて横並びで座って、「くだらない話にケラケラ笑いながら、きれいな髪を揺らす姿が美しいな」と思ったのを、とりあえず覚えている。結局その日僕は朝までマスターと飲んでいた。そんな中、彼女は2時過ぎに帰っていったのだが、帰り際の笑顔を見たときに「酒を飲んだ帰りでも、凛とした笑顔をする人」なんだなと思った。多分、このときから既に始まっていたんだと思う。

しばらくしてから再びその店に遊びに行ったときに、そういえば名前を聞いてなかったなと気が付き、本当になにも意識せずにマスターへ名前を聞いていた。マスターから「名前、知らなかったんだ。彼女近所だから呼べば来るんじゃない?」という言葉が返ってきた瞬間に当人が入ってきて笑った。当然、なんのことだか理解できていない彼女に事情を説明し、彼女は笑いながら自己紹介をしてくれた。僕も名前を伝え、お互い初めて相手の名前(だけを)知った瞬間だった。この日は、楽しくて飲みすぎたことでほとんど記憶がない。

普段であれば、記憶をなくした翌日はまず「ここはどこか」「だれか一緒にいるか」を気にして、一人で家で寝ていたことがわかったら「まあ大丈夫だろう」くらいにしか考えていなかった。だが、その時即座に頭に浮かんだのは「なにか迷惑をかけていないだろうか」「話をした内容を覚えてないなんてもったいない」ということだった。このあたりで自分の中で言葉にしづらい感情がありそうなことに勘付いていた。

そして先週末、3度目の再開(「再開」という言葉の意味では2度目?)があった。「いつも金曜日に会いますね」と投げかけられた声に、言いようのない感情を覚えてしまった。この一言があまりに効いてしまったため、この日も記憶をなくすまで飲んでしまった。土曜の朝に目が覚めて、同じように不安になりながら、シャワーを浴びて散歩にでかけた。この時点では「多分、そうだよな」という感覚だったのだが、週をあけて平日に仕事をしているときに気がついてしまった。土日に仕事を持ち越さないようにしようとしている自分に。金曜日にまたその店に行こうとしている自分に。

もちろん、彼女とは毎週金曜日に合っているわけではない。月に1回、金曜日にたまたま居合わせるという程度だった。その時間軸を知っている自分が、まさか先週会っているのにもかかわらず今週も彼女と会えるのではと淡い期待を持っていることに気がついてしまった。これは、多分、恋なんだろうなと思った。

ここまで長ったらしく書いたけど、この結果がどうなっても別にいい。それでも今、少しだけ人生が楽しい。社交辞令だと思い続けていた、「なんか、ここ最近かっこよくなりましたね」という会社のメンバーから言われたお世辞も、「そういうことか」と思える*2

まあ、おっさんの恋愛なんて全く需要がないだろうから、多分経過報告は書かない。結果に関しても、よほど「書きたい」と思わなければまず書かないだろう。だから酷い投げっぱなしのエントリになるのはご容赦ください。でも、なんとなく、おっさんになっても生活に彩りが生まれることがある、という現実だけ伝えられたらいいなと思ってこれを書いた。普段だったらマークダウンで見出しを絶対つけるのだが、それがまるでないというあたりで本気度をお察しいただければと思う。

僕も相手もいい大人だ*3。その前提で考えたら、こじれはしないだろう。ちょっとした人間交差点、何があってもそれっきりとして生きていたい。ただ、ただ、恋だと自覚した僕の気持ちはそれなりの熱量があるので、迷惑にならない範囲で、自分の中で育んでいきたい。

そういえば、小説を書きたいという個人的な欲求があるので、私小説としてこれを土台に書くのもいいかもしれないと思った。「私小説として」だから、やはり本気中の本気なんだろう。まさかこういう感情/状況に三十代を越してなるとはと、ただただ驚いている。

*1:というか今でもお互い合意の上であればくだらない遊びは好きだ

*2:もちろん、9割9分(あるいは十割)は確実に社交辞令だろうが

*3:年齢も、なんなら名字すら聞いてないけど

生活スタイルを変える

またもやかなり空いてしまった。ここのところずっとブログを書いていなかったのは、ただ単に仕事が忙しく、起床→食事→シャワー→仕事→日付を越して帰宅→就寝(以下無限ループ)だったからなのだが、やはり長期間書かないのは気持ちの面でもよくない。くだらないブログ1記事書くのすら怠ると、それ以上にエネルギーを使う制作に対して、まったくと言っていいほど意欲がわかなくなってしまう*1

大前研一氏は「自分を変える3つの方法」として「『時間配分』『住む場所』『付き合う人』を変える」と提唱したのは有名な話だ。正確な出典は知らないけどそんな感じの話があったので貼っておく。ちなみに中身は読んでないから本当にそういうことを言っているのかは知らないし責任も持たない。

blog.tinect.jp

まあまあこれ以上ないくらいに投げやりな導入なわけだが、とりあえず最初に時間配分/住む場所/付き合う人を変えるという話を聞いたときには、なんとなく正解な気がするなあと思っていた。しかしながらそうやすやすと3点すべてを変えることは難しく、かといってこのまま「よくない」状態を変えないままいるのも嫌だったので自己流でできそうなところから変えていこうと思ったのでまとめた次第。

ハードルを下げる

時間は有限である。なので使える時間の配分を変えようぜという話なのだと思う。が、それができたら苦労しない*2。とりあえず僕は「じゃあ今から時間配分変えるぜ」って踏み切って実行できる自信がまったくない。多分その原因は「このアウトプットをするには最低n時間必要だ」という前提が頭にあるからではないかと考えた。なので逆に「n時間以内にできるだけのアウトプットをする」というルールを設けて実行に移してみた。まさにいまブログの記事を書いている時間がそうだ。今いる喫茶店閉店時間まであと15分、この間だけで1エントリ書くと決めて書いている。そうやってハードルを下げればとりあえず「やらない選択肢」がなくなるので実行に移すハードルも下がってよい。ちなみにこのエントリは自動投稿で明日の朝に公開される予定なので、読む人によっては時系列が訳わからないことになりそうだ。すみません。

帰り道を変える

住む場所を変えるのは金も手間もかかる。本当は僕も心機一転引っ越しでもしてみたいと思っているのだが、引っ越しにかかる費用/部屋探しや荷物をまとめる時間/様々な公的書類を変更する手間などを考えたら、それだけで疲れてしまって即実行はできない。しかし、帰り道を変えるというだけなら今日から/明日からでもできる。とりあえず思い立って今日はまっすぐ家に帰らず、駅の反対側の喫茶店でこれを書いている。家に帰ってしまうと疲れでやる気がなくなってしまうことはよくあるが、普段と違う道/違う場所に身をおくことで少なくともひとつは「今までの生活」から変えることができる。これが重要なのだ。やばい、蛍の光が流れ出した。

知らない人としゃべる

付き合う人をまるっと変えるなんて、全年代通して容易に行えるのだろうか。決してそんなことないと思うのだが。そう考えると、「付き合う人変えればいいのかーそうかー」と頭を悩ましている間にもできることがある。日常で話をする人とは別に、とりあえず知らない人と喋ってみることだ。まあ小さなところからで言えばチーム内であまり話ししたことのない人と喋ってみるとか、その程度のことでよい。まずは小さなところから変えていくのが重要だ。今日は喫茶店で店員さんと少し他愛のない話をした。今日得た有益な情報としては、火曜日22時以降のシフトできれいな店員さんが喫茶店にいるということだ。ナンパの理由づけみたいだな。

といったところで

閉店の時間になったのでまた今度。1~2週に1本は書いていきたい。

*1:正確には、意欲がわかないというより手を動かすのが億劫になる

*2:苦労してでもやれよって話なのかもしれないが

QOLが爆上がりした買い物

えらい長い間書くのをサボってしまった。原因は端的に仕事でバタバタしていたからだ。ただそれだけ。仕事環境がいろいろ変わったりもしたけど、それはまた別の機会にでも書くとして、いわゆる2018年買ってよかったものを書こうと思っていた。しかし既に2019年も2月の半ばに差し掛かってしまったため「QOLが爆上がりしたもの」という名目で最近のよかった買い物をまとめようと思う。

全自動洗濯乾燥機

シャープ 洗濯乾燥機  ドラム式 左開き 7kg ホワイト ES-S7B-WL

シャープ 洗濯乾燥機 ドラム式 左開き 7kg ホワイト ES-S7B-WL

引っ越して来たときに購入した中古の洗濯機がぶっ壊れて以来、長年洗濯機を買うタイミングがつかめずにコインランドリー通いをしていた。コインランドリーは洗濯時間こそ対して家庭用洗濯機と違わないけど、乾燥が抜群に良かった。サクッと20~30分回せば大抵の量の洗濯ものはふわっと仕上がり、かつすぐに取り出せばアイロンをかける必要もない。しかし、そこには共同利用の悩みがつきまとうもので、自分のタイミングで必ずしもお気に入りの洗濯機/乾燥機が空いているとは限らない。梅雨時に雨のなか洗濯物を持ってコインランドリーに来たものの、全ての筐体が埋まっていて虚しい時間を過ごすこともままあった。

そんなある日、ボーナスが入ったある日、特になにも考えずにネットを徘徊しているとマイナーなECサイトにてドラム式洗濯乾燥機の型落ち展示品落ちが非常にお値打ちで転がっていた。これは出会いだということで購入を決めて、慎重に洗濯機置場の寸法を調べて購入手続きを行った。そしてこの決断が正解だったと気がつくまでに大した時間はかからなかった。具体的には下記のような幸せが訪れたのだ。

ノータイムで洗濯を開始できる

先程も書いたように、梅雨や台風シーズンはコインランドリーも利用者が増えるため自分のタイミングで必ず洗濯が開始できるとは限らなかった。が、自宅に洗濯機があることによって、起床即洗濯という驚異のスピード感での洗濯すら可能になってしまった。何事においても「自分のペースで作業が自由に開始できる」というのは非常に満足度が高まる。いままで気が付かないうちに蓄積していたストレスから解放される瞬間に気がついた時にはまさに青天の霹靂だった。

洗濯機を回しながら部屋でぼーっとしていられる

今まではコインランドリーで洗濯機を回している間、近くの喫茶店でタバコを吸ったり本を読んだりして時間を潰す必要があった*1が、洗濯機を購入してからというもの「何らか別の場所で待機している必要がある」というストレスから解放された。もちろんすぐに洗濯物を取り出したい場合は自宅でスタンバイしている必要はあるのだが、コインランドリーと違って何時間放置しようとも他の利用者に迷惑がかからないというのも重要だ。毎度洗濯機を回すたびにかかるコーヒー代も浮くし、洗濯物を洗濯機から乾燥機に移すために店を出る必要もなくなった。

なんにもしなくても洗濯が終わる

洗濯物を洗濯機から乾燥機に移す

この作業がなくなるだけでこんなにも洗濯が楽になるとは思わなかった。いままでも「コインランドリーで洗濯物をぶちこめばあとは待ってるだけ」と思っていたのだが、厳密にはこの「洗濯機から乾燥機へものを移す」という作業が必要だった。しかし、全自動洗濯乾燥機を手に入れた僕にはもはやその作業すら不要になった。洗濯中に本を読んでいても、洗濯物を移すときには読書を中断しなくてはいけなかった。仕事をしていれば仕事を止めなくてはいけなかった。ビートを作っていればPCを閉じなくてはいけなかった。人はなにか作業をしているときに別の作業が挟まると集中力がリセットされてしまう。しかし全自動洗濯乾燥機の登場により、作業を中断する機会を一つ減らすことに成功してしまったのだ。これは僕の中では革命的な出来事だった。

このような事柄によって、しばらくは「趣味は洗濯です」と言わんばかりに洗濯をするのが楽しく、「家事それ自体が楽しい」という生活の質向上を享受することができた。

Bluetoothレシーバ&ノイズキャンセリングヘッドフォン

自宅で映画やドラマ、アニメを観る際に常々集合住宅は辛いと感じていた。大きい音が出せないし、換気扇やエアコンの音でPCの貧弱なスピーカー*2ではもはやMacBook Proのスピーカーの方が音がよく聞こえるレベルで、映画などの没入感を著しく損なうという悩みを持っていた。そんな折、長年ソフトバンクユーザとして培ってきた某Tポイントの有効期限が切れるというのでBluetoothレシーバを購入し、その勢いでAmazonにてほしいものリストに入れていたノイズキャンセリングヘッドフォンを買ってみたらこれがまあ良かった。

生活騒音が気にならなくなる

エアコンをつけようが、換気扇をつけようが、洗濯機を回そうが、ほとんど生活騒音で没入感を阻害することがなくなった。そのため何を観ていても聴覚的に邪魔されることがなく、映画を観るのがより楽しくなった。また、深夜に帰宅してabemaなどでニュースを見る時も、周りの住宅に遠慮すること無く自分が聞き取れるレベルの音量で音を出すことができるようになった。洗濯機の項目で「他の利用者に迷惑がかからない」という利点を挙げたが、他者に対してなんらか精神的に負い目を感じる状況というのは僕にとって大きなストレス感じる原因の一つなので、それがなくなったということは本当に大きなポイントだった。

ちなみに僕が購入したAUSDOM anc8はノイズキャンセリングの性能ではそこまで優秀というわけではないが、アラウンドイヤータイプというところが非常によい。オンイヤータイプではノイズキャンセリングが優秀でも耳を押さえつけられている感覚を常に受けなくてはならないが、アラウンドイヤーであれば耳の周りを覆われるのでそういったストレスもない。また、耳の周りを覆われているため必然的に遮音性も良くなる*3ためノイズキャンセリングが多少不十分でも少し音を出していれば生活騒音もかき消せる。大音量じゃなくてもある程度周りの音に左右されないで視聴できる環境というのはとてもいいものだ。

移動が自由になる

このBluetooth環境を繋いでいるデスクトップPCは部屋の隅にあるデスクに配置してある。デスクには当然椅子が対になっているのだが、この椅子はオフィスチェアなのでゆったり映画を観る環境としては今ひとつである。そしてリラックスするときに座るソファは残念ながら部屋の対角線上に配置してあるのだ。これまでヘッドフォンをPCに繋いでいた時には当然ヘッドフォンのケーブルが届く範囲までしか移動できず、映画を観ながらソファに座ることはできなかった。ソファで映画を観るためにはヘッドフォンを外し、ちゃちいスピーカーからギリギリ迷惑にならない範囲で音を出す必要があった。二者択一である。しかしBluetoothという文明の力を手にしたことで、僕の行動範囲は部屋の中であれば自由となった。今まで通りデスクに向かった状態で観るもよし、ソファで寛ぎながら観るもよし。なんならトイレに入っても音は途切れない。移動の自由は非常に満足度が上がる。なにも考えずに椅子を引いて、椅子の肘掛けでヘッドフォン端子が引っこ抜ける、という事故に注意する必要すらないのだ。不安から解放されたときに人は幸せを感じる。

typeC to HDMIケーブル

さて、我が家のデスクトップPCだが、やつには無駄に27inchのディスプレイを繋いでいる。決して大きいわけではないが、ゲームをしたり映画を観るだけであれば小さな部屋の中では十分な存在感がある。その「小さな部屋の中で十分な存在感があるディスプレイ」がもはやゲーム/動画視聴用としてしか使われていなかったのである。僕は普段仕事やビートメイクにMacBook Proを使っているのだが、常日頃から思っていたことがあった。デュアルディスプレイにしてえ*4、と。なにゆえニュース流しっぱなしにしているディスプレイが27inchあるのにMacBookは13inchなんだと。

で、また現れるのが某Tポイントである。ソフトバンクやCCCは事あるごとに期間限定のTポイントを付与っては、期限が切れるから使えと催促してくる。中途半端な数百円分、どう使ってくれようかと悩んでいたときにひらめいた。このディスプレイをMacBook Proのサブディスプレイに使ってやろうと。そこでtypeCと直接繋げられるHDMIケーブルを探した*5ら¥700で見つかった。見事期間限定ポイントでまかなえる。速攻で購入し、翌々日にはポストに投函されていたHDMIケーブルをMacBook Proに繋いで入力切り替えをしたところ、ちゃんとサブディスプレイが使えるようになった。

ビートメイク効率爆上がり

今までLogicを開いてソフトシンセなど立ち上げようもんならビューがかぶるかぶる。トラックパッドをシュッシュやってウィンドウを探しまくっていたが、サブディスプレイの活用によりプロジェクト画面をMacBookに出したままソフトシンセ/エフェクター/ピアノロールをサブディスプレイでいじりつつ打ち込みができるようになった。端的に言って最高。しかもtypeCで直接繋げられるため、MIDIコンなどを接続するためのtypeC to typeAの変換アダプタを使う必要がない。MIDIコンはtypeA to TypeBが多い*6のでこれには助かった。MIDIコンも自由に使いつつ、もちろん充電用のポートも残しつつ、サブディスプレイが使えるようになるというのは製作スピードだけでなく、ストレスからの解放という意味でも大きな役割を果たしてくれた。

仕事をする上でも効率爆上がり

仕事をする上ではChromeで複数タブを開いたり、仮想デスクトップを複数作ってショートカットキーで切り替えながら作業をすること自体には慣れている。しかしやはり切り替えないでも他のウィンドウを確認できるというは非常に便利で、なににも代えがたい快適さがあるのだ。作業をしながらチャットを確認することもできるし、ワイヤフレームを組んでそのままドキュメントに貼り付けることもできる。そんな些細な幸せが人間の作業効率を間違いなく上げていくのである。

エチケットカッター

パナソニック エチケットカッター 黒 ER-GN20-K

パナソニック エチケットカッター 黒 ER-GN20-K

これもTポイントで買ったやつだ。Tポイントにどれだけ依存してるんだという話にもなりそうだが、Tポイントは「買おうかなと思ってはいるけどなかなか踏み切れない細々したもの」へ使うのが最近の定石となっている。この薄汚れた世間で生きているとどうしても大気汚染から身を守るために自己防衛反応が起きる*7。しかし毎朝「あ、鼻大丈夫かな」と気にして家を出る直前に鏡を見に行くのが億劫だった。しかしこのエチケットカッターがあれば食事の準備をしているときやシャワーを浴びて一息ついている際にガーッと鼻に突っ込んで刈っておけばまあまあ人前に出ても問題ない状態に鼻をキープできる。そういう細かな不安を消し去ってくれる存在は貴重だ。また、このエチケットカッターは鼻だけじゃなく眉を整えたり耳やひげにも使えるとのこと。まあ鼻に突っ込んだものを眉に使うのは若干抵抗があるし、耳にも使ったことはないし、ひげはひげそりに勝つなんて無理だろうということでもっぱら鼻にしか使ってないが。いずれにせよ便利な存在であることに間違いはない。

UNIQLO EZYスキニーフィットカラージーンズ

www.uniqlo.com

ここ数年黒のスキニーパンツを履くことが多い。着回しの汎用性が高く、9割無難なスタイルに落ち着かせることができるからだ。近年は毎年無印のスキニーが体型にドンピシャで買い続けていたのだが、惜しいことに前シーズンからスキニーはいわゆるデニム的なインディゴ系の色しかなくなってしまい、黒パンツはスリムフィット(スキニーになれているとブカブカに感じる)しかなくなってしまった。そこでUNIQLOで代替品を探していたところ、上記のEZYスキニーフィットカラージーンズと出会った。

UNIQLOのカットは膝から下が妙に短く、膝頭の少し下に布が余ってしまうため履き心地/シルエット両面でドンピシャにハマるわけではなかったのだが、なによりも柔らかくストレッチの効いた布地が素晴らしい。数年前の無印黒スキニーの衝撃には及ばないがこれはすごい商品だと思う。土日に目が覚めてシャワーを浴びたらとりあえずこれを履いておく、というくらいに愛用している。理由としては

  • パッと見て「部屋着」っぽさがないので突然の外出/来客に対応できる
  • 万が一昼寝をしたくなっても爆睡できるレベルで履いているストレスがない
  • アンクル丈なので休日の抜けた感じにちょうどよくハマる

といった点が挙げられる。これが¥3,000程度で購入できるのだからすごい。個人的に100点満点ではない*8けれども、オンの状態(よそ行きの状態)からシームレスにオフの状態(家の中の状態)へ移れるのは大変にQOLが上がるのでぜひ試してみてほしい。

振り返って

今回「QOLが爆上がりした」と感じたものをまとめてみたが、振り返ってみると「無くても生きていけないわけではないけどあると嬉しい」というレベルのものばかりだと気がついた。マズローの欲求5段階説的に言うならば「生理的欲求」と「安全欲求」は既に満たされているので自己実現欲求」へのアプローチがQOL爆上がりへの近道なのかもしれない。さて、僕の社会的欲求と承認欲求はどこにいってしまったんだろうか。

*1:前述の通り、乾燥が済んだらすぐ取り出したかったため

*2:自宅のネトゲ用デスクトップはセットで付いてきたちゃちいスピーカーで音を出しているため

*3:まあこれはモノによりけりだが

*4:オフィスではディスプレイ2つ繋いでトリプルディスプレイにしてるため、1画面の辛さと日常的に戦っていた

*5:デスクトップPCはDVIで繋いでいる

*6:僕の環境だけかもしれないけど

*7:平たく言うと鼻毛が伸びる

*8:シルエットについては骨格の個体差などもあるため

心の依存先についてのここ最近の考え

ちょっと前にこんなブコメを付けた。

“依存先”を増やすと、一つ一つが自分を占める割合が低くなるのでメンタルが安定しやすい?「そっか、仕事が一部って考えればよいのか」「他の事に依存できる時間がない」

非常によくわかるしある程度有用だが、経験談として「全てがうまくいかないタイミング」というのも来ない訳ではないので要注意です。個人的な突破口としては右のグラフに「宇宙」を足し「宇宙レベルで考えれば文字数

2018/10/25 16:59
b.hatena.ne.jp

ざっくり内容を説明すると、「特定のコミュニティに依存してるとそこが苦しくなったとき自分をとりまくすべてが苦しいようになっちゃうから拠り所が複数あると精神的に詰まなくていいよ」というtogetterに対して「複数ある拠り所もすべて苦しくなることがあるから気をつけたほうがいい」というコメントを入れた、という次第。

これは完全に実体験で、依存先を分散すること自体は悪くない選択だと思うがそれで完全に詰まなくなるわけではなく「複数の拠り所すべてで精神的に死ぬ」という過去があったから得た教訓だ。さらに補足をすると、ブコメでは「宇宙」の概念を取り入れることで「まあ宇宙レベルで考えるとどれも些細なことだな」と無敵になれるため、そういう荒唐無稽な必殺技を手元に持っておいた方が死を回避できる可能性が高まるという話である*1

そんな偉そうなことを言いつつ、なぜ今わざわざブログにこのことを書いているかというと、現在進行系でかなり複数のコミュニティで精神的に死んでいるからである。

コミュニティ

いま僕は複数のコミュニティに属している。自分が経営している会社、それとは別に参画している企業、自分がオーガナイズしている音楽イベント、レギュラー参加している音楽イベント複数、その他プライベートの付き合いなども入れていいとすればその様々な人間関係*2。その全てで精神的に参ってしまっている。結果が出せていないわけではないのだが、自分の信条に適うことや、自分が楽しいと思えること、楽しいと思える関係が築けていない。あまり外にそういう気持ちが現れないタイプのようなので、どこまで各コミュニティで勘付かれているかは不明だが、連絡のレスポンスの遅さなどからバレていることもあるのではと思う。

なにが楽しくないのか

それがわかったら苦労しないのだが、なにかヒントにでもなればと自分の中から絞り出してみる。一つはわかりやすいところで「自分の信条に適うこと」ができていないという点だろう。会社でいえば数字の達成はできているが、自分が何をしたくて会社を経営しているのかを考えると明らかに「したいことができていない」という現状があるからだ*3。音楽関係でも同じ。「お客さんは入ってるし楽しんでもらってると思える結果は出ているが、自分がやりたい音楽ってこういうものだったのか」という戸惑いがある。

ふたつ目に「結果が出せていないわけではない」というところかもしれない。結果が出せていないわけではない=及第点ではあるが最高得点ではない、というところにあるのではないか、そう考えたりもする。決して悪くはないんだけど、の「だけど」が出た時点で満足できる結果ではないということが現れているあたり、ここで自分の中での消化不良を起こしている可能性はある。

みっつ目に、単純に人間関係が面倒になっているというところがある。経営者的に自社の人間関係が面倒とか何いってんだという感じはあるが、僕も人間だからしょうがないと思っている。もちろん人間関係うんぬんとは別に、仕事は仕事で全うしているが、腹の中がモヤモヤしたままで仕事をしているのが非常に厳しい、という話だ。音楽関係やプライベートの人間関係でも同じである。ただ楽しく話をしたいだけなのに意味不明なマウンティングを垣間見てしまったり、なにが原因で生まれたかわからないバイアスがかかったコミュニケーションに巻き込まれると心がすり減る。

解決法

現在進行系で精神的に死んでいるので、これで解決しましたという話はできないがどう抜け出していくかの指針だけ書いておく。一つはブコメでも書いた「宇宙を持ち出して無敵になる」という方法。そして最近考えている方法でこれは有用なのではと思っているのが、「コミュニティに属さない」である。それこそ前提をぶち抜いている話にも聞こえるだろうが、これがどういうことなのか、正確に表すと「すべてのコミュニティに深入りしない」ということだ。コミュニティの内側とも外側とも取れる位置から動かない、あくまで精神的に。音楽を含めてプライベートなコミュニティではこれでいけると思っている。依存先を増やすのではなく、前提として依存しない、というスタンスでいることですべてのコミュニティで受けるダメージを最小にするという試みである。字面だけみると非常に孤独で独居老人孤独死待ったなしに見えるが、現代の多様な世界のあり方の中で生きる人間としては悪い選択ではないと思う。他の人がどう捉えるかはわからないが、孤独な生活/孤独な死が不幸であるというふうに盲目的に考えるのもどうなのか、という主張でもある。僕のように対人関係から受けるダメージでどうしようもなく心をすり減らす人間としては、心の安寧のために孤独を選ぶという行為が他者から非難されるいわれなどないからだ。複数のコミュニティに属しながらも、心は常にそこに依存せず、あくまで自己を中心に置いて生活する*4。これはこれで精神力が必要だが、やってみて損はないと思う。新しい自己中心主義である。

難しいのが会社での問題だ。業務委託的に会社に携わっている人間であればそこでも上記のようなスタンスで生きていけるとは思うが、あいにく僕は経営者である*5。零細、ベンチャー、スタートアップ、どういう呼び方になるのかは微妙だが、そういった小さな企業において業務委託的な精神で仕事を行うのはなかなかに難しいところがある*6。その中で自分の精神を壊さないためにどう動くかを考えると、人間関係の部分においては精神的な距離をおき、こと仕事の面でのみいままで以上の熱量を持って取り組む、という方法以外ないのではないかと思う。完全結果主義的な仕事の仕方だ。これであれば人間関係的な距離は置きつつ、業務においては問題なく100%以上の結果を求めて走れそうだ。この切替はかなり体力が必要になると思われるが、結果的に自分の心が死んで経営する会社を投げ捨てることのないようにこのスタンスで少しの間効果検証をしてみようと思う。

ただ、一点だけ注意する必要があるのは、人間関係的な視点をすべて取り払って仕事をする際にありがちな「会社のブラック化」だけは避けなければならない。ただでさえ「ボードメンバーは業務委託的なマインドでは厳しい」的なことを上でも書いてしまっているとおり、裏返せば「言われたことをやるだけじゃなくて自分で考えて動いて当然」「求める結果に至らなければなにがなんでも達成に向けて動くべき」という思想が垣間見えるからだ。この考え方は悪い方向で突き詰めていってしまうとブラック企業のやり方そのものになってしまう。自分の精神的な死を回避する一方で、そのために他の人間を精神的な死に追いやることのないように、そこだけは強く強く注意していきたい。

*1:他のブコメで言及されていた「宗教」でもいいと思うが、宗教コミュニティも「人と付き合う」ようになってしまうと無敵になれないので、あくまで「神のみ」を敬虔に信仰する心の強さが必要になると思う

*2:地元、高校時代の友人、大学時代の友人、社会に出てからの友達、などなど

*3:とはいえ社員の生活がかかっているので経営者のジレンマ的なところが多分にある

*4:この「自己」がぶれそうならその時は「宇宙」を軸におけばいい

*5:別の企業の方でも役員として入ってる

*6:もちろん業務委託の人間はそのとおりのスタンスで問題ないのだが、実際問題日々降り掛かってくるトラブルをどう解決していくか実務にあたっていると最低でもボードメンバーはかなり前のめりに熱量を持っていないと厳しい部分がある

アウトプットが足りてない

最近はDJする機会が増えた一方でビートづくりやブログを書いたりなどのアウトプットが足りていない*1。アウトプットが足りないと諸々の不都合が出てくるのでこれも改善せねばならぬ問題である。

アウトプットが足りないと起きる問題

ルーティーンワーク化

一つは日々の生活がルーティーンワーク化してしまうという問題だ。朝起きて、食事を摂って、シャワーを浴びて、仕事をして、日記を書いて寝る。これはこれで満たされた状態と言えなくもないが、それぞれの所作が身体に染み付いた行為であるがゆえに新鮮味を持ちづらく、生活に対してのモチベーションが上がらなくなってしまう。別にアウトプットしなくても新鮮味を得る方法はあるけれども、新鮮味を得る方法が一辺倒になりがち*2なのでここで「なんらかをアウトプットする」という要素を入れて打開したい。アウトプットをすること自体がルーティーンワーク化してしまうのではという懸念については「アウトプットする方法を変える」ということでほぼ無限に選択肢を広げることができると思っている。こと「ビートを作る」にしてもtechnoを作るのかhiphopを作るのか、あるいは歌ものを作るのか、楽器を弾くのか、サンプリングをするのか、など。写真だってデジで撮るか、フィルムで撮るか、カラーで撮るか、モノクロで撮るか、モノを撮るか、人を撮るか、場所を撮るか、などなどやりようはいくらでもあるので問題ないはずだ。

インプットをしなくなる

なにかを作るという行為にはだいたい「これどうやったらできるんだよ...」という憂鬱な時間がセットでついてくる。そうすると必然的にインプットをしなくてはならなくなる。しかしアウトプットをしないとインプットしなくても特に問題なく日々が過ごせてしまう。これが良くない。知らないものに触れてみようとか、わからないことを調べてみようとか、そういった欲求を持てるように意識していかないと人は学ぶことを忘れてしまう。世間一般の人ならそれでも問題なく生きていけるのかもしれないが、残念ながら僕は出来が悪いので、人の数倍学ばないと人並みになにかをすることができない。そのため学びも人の数倍行わないと何かを手に入れることができないし、生きていくための知恵もモチベーションも得られない。これは死活問題なので改善していく必要がある。そのため、回りくどくなったがインプットのためのアウトプットが必要だと思っている。

気持ちを発散できない

多くの場合は酒を飲んでストレスを発散する日々を送っているが、アルコールの分解にも限界はあるし翌日のパフォーマンスにも影響してしまう。それでも息を吸って吐いているだけでも溜まってしまうストレスや様々な感情をどう吐き出すかといったらなにかを作るしかないのだ。音楽でも写真でも文章でも、なんでもいいから外に出す機会を持たないと破裂してしまう。一人で自爆するだけなら無害かもしれないけれど、僕には会社があって、社員のメンバーがいて、友人がいる。その人達に迷惑をかけるわけにはいかない。なので自分が破裂してしまわないようにアウトプットが必要なのだ。

なにするか

日記を書くというのは脳の萎縮を留めるための行為なので、日記は今回の改善策には含めない。取り急ぎクローゼットの奥から使用期限が何年も過ぎたフィルムがゴロゴロ出てきてしまったのでまずはそいつらを撮りきって写真を焼こうと思う。そして、数ヶ月前からライブをやらないかと誘ってもらっている箱がある*3ので、まずはそこで「このレベルだったライブをしてもいいだろうか」と確認に行くためのビートを作ろうと思う。4~5分の曲を6~8曲くらいだろうか。これは結構ハードルが高いので、どこまでやるかは時間の都合と協議しつつ、まずはやっていこう。とにかくやっていこう。

*1:ある意味DJをするというのもアウトプットではあるのだが

*2:食事や場所の移動など

*3:別に今まで一人でライブとかやったことない僕に対してそう言ってもらえてるのは何かの間違いなんではと今でも思う

脳の萎縮がひどい

多分の話なんだけど、脳みそがかつてに比べてかなり使えなくなってきている。原因は多分、日常的なアルコールの大量摂取だと思われる。なんだか仕事をしていてもキレがない感じがするし、思考の深度もどんどん浅くなってきている実感があって非常に良くない。なのでいつもどおりこれからの対処法を羅列しておく。

対策

日記を書く

今までもこのブログとは別に日記をつけていた*1が、最近は帰ってからPCを開くのが億劫になって週に1度程度しか書けてなかった。日記は仕事でも使うMacBookでDay Oneを使って書いているため、家のネトゲ用PCでは日記は書けず、家についたらだるくて酒を飲み始めてしまって日記を書く頻度が減っている。

tokidokidj.hatenablog.com

脳の強化には「その日あったことを思い出す」というのも有効なようなのでとりあえずまた毎日書くように意識をしていきたい。記憶力の欠如が本当にひどくて、特に少しでも酒を飲んでしまうと一日のディティールが結構飛んでしまうのを避けるための試みだ。

本を読む

かつては少し散歩に出たらブックオフで¥500くらい適当に本を買って、そのまま喫茶店で1~2冊読んで帰る、という習慣があったのだがここ最近はめっきりになってしまった。本を読むというのも脳の強化にはそれなりに意義があるらしい。「紙媒体で活字を読む」ということを指しているのであればそれを行うまで。また改めて活字に触れる機会を増やそうと思う。それと並行して、なるべく電車移動時にはiPhone青空文庫を読むようにし始めた*2ので継続していたい。ビューアは『ソラリ』というアプリがお気に入り。デザインがきれいで無駄が少なくおすすめである。

ソラリ - 青空文庫から本の世界へ

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知らないところへ行く

ここ最近くっっっっっそ暑いのでなるべく外に出たくなくて、比較的家で仕事や制作をして休日を過ごすことが多かったため、気温が落ち着いたらなるべく行ったことのないところに出かける頻度を増やそうと思う。別に旅行じゃなくても、東京に生まれても一度も行ったことのない東京の駅なんていくらでもあるので手始めに最寄りの路線を巡って店に入ったり道をぶらついたりすることから始めるつもりだ。金はかかるがそれで脳みそが元気になってくれるなら安いものと割り切って、新鮮な情報を目耳鼻から吸収できるように心がけたい。

酒を減らす

やめるってのは多分できない。それはわかっているので毎日のように馬鹿みたいに飲みすぎないようにしていこうと思う。Twitterで一時話題になっていた沖縄県が出している飲酒カレンダーもインストールしてあるので有効活用していきたい。

うちな~節酒カレンダー

うちな~節酒カレンダー

  • Okinawa Prefecture
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

決めたことはなるべくハードルを低く、下記とした。

  • 休肝日を週2日以上設ける
  • 純アルコール摂取量が40gを超えるのは週1日までにする

この2点だけであればまあ守れそうだし、むしろ今までこれを守れてない事自体が異常 なのでサクッと達成していきたい。先週末酒を買いに行った際に「今までなら一晩で日本酒4合瓶1本ないと不安」だったところを「日本酒300ml(=今までの半分以下)1本」にしてみたところ十分に戦えたのでいけると思う。

あとは結果を見て適時調整

もういい歳だから身体もガタが来ているし、何より仕事をしていて自分のキレの悪さを体感するのが非常にストレスなので、ここいらで気合を入れて脳のアンチエイジングに本腰を入れようと思う。一説によると一度萎縮した脳は回復しないらしいが、これ以上萎縮させないこともまた意義のある挑戦なんじゃないかと信じて。

*1:このブログ自体ほぼ日記みたいなものだけど

*2:急な漱石欲が出てきたのだ

僕の中ではカレーに合う酒はレモンサワーで決定した

えらい忙しくてだいぶ放置してしまった。決算を乗り越え、くたくたになりながら日々生きている中、世間では梅雨明け。早すぎねえか。梅雨明けって海の日前後じゃなかったか。あわてんぼうの夏が来てしまったため怖いのは夏バテ、なくなる食欲、圧倒的に下がるパフォーマンス。これはマズイということでバテないための栄養素を求めていた。そんな中でサイコミでお気に入りの作品を読んでいた。

cycomi.com

アイマスは正直そこまで好きなコンテンツではなかった*1が、高垣楓というキャラについては

  • ショートカット
  • キレイ系
  • ちょっと頭おかしい
  • 酒好き

ということで好みのど真ん中であり、高垣楓女史メインっぽく見えるこの漫画は連載開始以来ずっと読んでいた。まあこれは高垣楓女史だけじゃなくて、出てくるキャラがそれぞれ非常に魅力的でズブズブハマっていったのだが。で、今回更新の話がこちら。

cycomi.com

カレーと焼酎。なるほどな。夏にカレーはよい。とてもよい。そして焼酎と来たか。カレーに合う酒はなにか、というのは結構戦争が起きる話題な感じもするが、個人的な正解がなかなか出せずにいた。今までは結構コロナと合わせるのが好きで、「薄味のビールかつ独特の香り、そしてライムの香り/酸味がスパイスとぶつからない」というのが気に入っていたのだが、焼酎という選択肢が今までなかったので気になっていた。土曜日の更新で読んで以来完全に頭の中が「カレー、焼酎、カレー、焼酎、焼酎、カレー、焼酎...」となっており、ようやく昨晩それを試せるようになった。

カレーのレシピ

じゃあカレーはどうするかというところで先日ホッテントリに入っていたこれを試したかった。

livejapan.com

完全に再現したわけではないが、なんだか「いわゆる日本的な家カレー」という気分ではなかったのでこちらを参考にローソンストア100ですべての材料を用意して作れないかという試みで始めた。

材料

玉ねぎみじん切り

玉ねぎみじん切り | バリューライン | 商品・おトク情報 | ローソンストア100~生鮮・100円・くらし支えるストア~

カットトマト

カットトマト | バリューライン | 商品・おトク情報 | ローソンストア100~生鮮・100円・くらし支えるストア~

サラダチキン水煮

サラダチキン水煮 | バリューライン | 商品・おトク情報 | ローソンストア100~生鮮・100円・くらし支えるストア~

S&B カレーパウダー(顆粒)

www.sbfoods.co.jp

S&B ガラムマサラ

www.sbfoods.co.jp

S&B クミン****

www.sbfoods.co.jp

ここまではすべてローソンストア100で揃う。それ以外に用意したのは家にあったものだ。

  • 塩(味付け)
  • オリーブオイル
  • チューブ生姜
  • チューブにんにく

これらの材料で、すべてレンジで完結するように調理した。理由は特にない。強いて言えば諸事情で現在家に鍋がないというくらいだ。

手順

  1. 玉ねぎみじん切りをシリコンスチーマーに出してオリーブオイルを過剰なくらい入れる
  2. レンジで600W3分
  3. カットトマトをマージする
  4. レンジで600W3分
  5. チューブ生姜、チューブにんにくを3cmほど*2、クミンを瓶1/3程度カレーパウダーを瓶1/3程度マージして混ぜる
  6. レンジで600W3分
  7. ガラムマサラを1瓶、水を切ったサラダチキン水煮をマージする
  8. レンジで600W3分
  9. 最後に塩で味を整えて完成

以上。やることはほぼなにかをシリコンスチーマーにぶっこむだけであとはレンジが仕事をしてくれるので非常に楽。味は「あ、こういうカレー出てくる店あるわ多分」って感じの「感動するほど美味いわけではないけどこれ自宅でできるんだ」って味になる。非常によい体験なのでぜひみんな試してみてほしい。なお、夏野菜入ってねーじゃねーかというツッコミは甘んじて受け入れるし、どうしても譲れない人はローソンストア100の「冷凍揚げナス*3」や「冷凍刻みオクラ」でもいれればいいと思う。

上に記載した『アイドルマスター シンデレラガールズ After20』では焼酎のロックを合わせているが、家の冷蔵庫にレモンがあったのを覚えていたのでレモンサワーという選択肢が頭にあった。コロナが合う、と思っていた思考から紐解くに

  • 酒本来の味が強すぎない
  • スパイスと香りがぶつからない
  • 柑橘系の香りと酸味

が満たされているのでこれはもうレモンサワーしかないだろうということでキンミヤ焼酎と炭酸を買ってきた。割合は焼酎と炭酸を1:3程度、それなりに強めだが1:1ほどではなくガブガブ飲める程度にしておくとよい。そこに1杯につきレモン1/4。まあレモンは多ければ多いほどいいのであるだけ入れればいいと思う。

結果

完全に頭の中でイメージしていたすべてが合致した。最高オブ最高。スパイスが完全に前に出てくるカレーに対して、甘さはなく炭酸のキレが油分をさらって行きながら最後にレモンの香りが鼻を抜ける至上の幸福感。「あ、これだ」と声が漏れるレベルだった。今後もコロナをあわせることはあるだろうが、1杯の単価感から考えるに圧倒的にレモンサワーの方がコストを抑えられるし、なにより酒の濃さを自分でコントロールできる。ベロンベロンになりたければ好きなだけ濃くできる。なお、酒飲んでいるときには米とかパンとか食べないタイプなので、今回カレーはクラッカーで食べた。「小麦粉だからナンとかと同じ感覚で行けるだろう」という見切り発車だったが、これも悪くなかった。さらに良くしていくのであれば鶏肉ではなくひき肉にして、もっと水分を飛ばしてキーマカレー的な感じにすると食べやすくてよさそう。カレーは奥が深いというが、実際にスパイスでいろいろやってみるとこれはハマる人が多いのもよく分かる。「もっとこうできるかも」とか「これ入れてみたらいいのでは」みたいなのがたくさん出てくる。まあやりだすときりがない上に、ローソンストア100でカレールーが¥100で買えるので決して「コスパがいい」とは言えないのが要注意だ。ただ、カレー屋に行くと¥1,000くらいするカレーの劣化版が¥600くらいで食べられるのは非常に心が満たされるのでとてもよく、カレー屋にレモンサワーがあるかというと微妙なのでぜひみなさん家で試してくれって感じだ。美味い美味い。

*1:モバマスデレステもそこに含まれる

*2:多めに入れても問題ないが必ず熱を入れること、入れないとただのにんにくカレーになる

*3:馬鹿みたいに汎用性が高いので非常におすすめの商品だ