ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

昼食に回転寿司をキメる

寿司が好きだ。ただただ好きだ。基本的に普段の食生活は好きなものを食べる満足度よりも別軸を重視する*1のであまり良いものは食べないが、月に数回だけ好きなものを食べるようにしている。そんな中で寿司をキメることについて知見が貯まったのでまとめておく。

回転寿司という選択肢

近くにランチをやっている安価な寿司屋などがあればよかったのだが、あいにくそういった店は無い。高い寿司屋はあるが、高い。そして高い寿司屋は夜からしかやってなかったという次第だ。そこで出てくるのが回転寿司という選択肢。回転寿司に対してはなぜかファミリー向けなイメージを持っていたので候補に挙がっていなかったが、安価、昼からやっている、寿司が食える、という条件を十分に満たしていたので試しに行ってみた。

コスト面

以前の勤務地の近くにはランチを出している寿司屋があって、ランチ握り(¥900程度)にたまに行っていた。ランチ代で¥900というのは個人的には結構お高くついている方だが、決して無理な範囲ではなかった。さて、それでは回転寿司ではどうか。

結論としては、大きな問題にならなかった。ランチタイムのお得感こそないが、定常的に安く寿司が食べられるのは強い。ただ、回転寿司は際限なく皿をとることが可能なため、値段がかえって張る*2ことがあるので要注意だ。寿司を安定的に生活に組み込むのであればランチタイムの寿司を出している店を探すのが最善と思われるが、回転寿司でも月数回程度であれば問題なく運用できるという結論に至った。

クオリティ面

ここでいうクオリティは鮮度×ネタの豊富さの総合値で判断されるものと定義する。寿司屋のランチはわりとクオリティが高い。そりゃあ、普段出している寿司を昼にセットで出しているだけなのだから鮮度/ネタの豊富さともに安定感があるのは当たり前だろう。強いて言えば、セットになっていることがほとんどなので、ネタ選択の幅がやや狭いという点があることは無視できない。続いて回転寿司。

選択の幅に関しては言うまでもなく、全て自分の思うままだ。だが同時に、鮮度においては客側の選球眼が問われるということがわかった。ご存知の通り、回転寿司では取られない皿が一定時間内は周り続けているので、下手に取ろうとすると乾いてあまり美味しくないものを掴む可能性がある。逆に言えば、客側が皿をきちんと選んで運用していければ比較的鮮度の良い寿司を摂取し続けることは十分に可能だ。するとクオリティの高い寿司を求めるなら「直接注文する」というところに行き着くが、回転寿司の美学的にその行為を許容できれば一番確実な方法と言える。僕個人的には回転寿司は一瞬の取捨選択を楽しむ場でもあるからあまり直接注文をすることはない*3が、安定志向ないしは鮮度重視の方は直接注文スタイルが確実だ。

入店のハードル面

ランチをやっている店でひとりだと入りづらいところは皆無と言っていいだろう。ただ、回転寿司はそうはいかない(と思ってる)。よってここから先の話は「回転寿司の中でどういった店を選ぶか」という話である。

僕はわりと面倒なタイプの人間なので、ファミレスとかに一人で入ることに精神的抵抗を感じる。なので回転寿司においてはファミリー向けが前提とされていない店舗があると精神面で消耗しなくていい。ファミリー向けが前提とされていない、というのは平たくいえばカウンターオンリーの店舗だ。ボックス席があるところは3名以上の客が前提とされているように見えてしまう(仮にそうでなくても4席あるのに1人で座るのは忍びないという精神的消耗がある)ので、僕と同じようにファミリー向け店舗にプレッシャーを感じる諸氏はカウンターオンリーの回転寿司を探すことをおすすめする。

結び

回転寿司は昼寿司に十分耐えうる実力を持っていることがわかった。そしてコスト/クオリティ/入店ハードルについては下記のとおりだ。

  • コスト面
    • 寿司屋 : ランチを狙えば比較的安価
    • 回転寿司 : コスト意識を持って臨めば安価で運用可能
  • クオリティ面
    • 寿司屋 : 総合的に安定しているがネタ選択のコントロール不可
    • 回転寿司 : 安定しないため客側の選球眼が必要、直接注文という手段で解決可能
  • 入店ハードル面
    • 寿司屋 : 基本的にハードル低し
    • 回転寿司 : カウンター席のみの店舗を選べばハードル低し

なんか書いてみたら基本的に寿司屋最高みたいな感じになってしまったが、回転寿司が寿司屋に劣っているということはない。ここで言いたいのは、寿司屋は自由度が高くない代わりに安定して寿司を楽しめる/回転寿司は自由度が高いために難易度も上がるが、上手く運用することで爆発するポテンシャルを持っているということだ。ランチに寿司を出しているお店がない方はぜひ一歩踏み出て回転寿司をキメる生活にチャレンジしてみてはいかがだろうか。

*1:コスト>栄養素>消化>カロリー>好き嫌いの満足度

*2:あと油断すると胃袋もかなり張る可能性がある

*3:間違いなく現状のレーンに流れてないネタがあったらそれは注文する

何者にもなれない僕が持とうと思ってるマインドセット

自分で言うのもあれだが、今の僕のチームにはよい人材が揃ってる。上にわりと無理目だとわかりつつもゴリゴリ詰め寄って編成した甲斐があったってもんだ。そうして集めたメンバーだが、贅沢な悩みとして「優秀な人材に囲まれると優秀ではない自分を嫌でも認識させられる」というものがある。マジでなに言ってんだって話だが、精神衛生上決してよいものではないのは今の自分を見ても断言できるので、優秀な人間に囲まれる非優秀な自分がどういうマインドセットを持っておくべきかをよく考える。これが正解かはわからないけどざっとまとめておいて今後の知見としたい。

裏に徹しろ

スタープレイヤーと一緒にいると自分も特別な存在になった気になるが、現実は厳しい。自分はあくまで自分であるので下手に前に出ても成果が挙げられないであれば意味はない。むしろスタープレイヤーのような存在というのは勝手に表に出ていくような存在なのだから、やつらにはガンガン前に行ってもらいそれによってこぼれ落ちていく穴をいかに塞ぐかに注力した方が成果につながりやすい。萎縮するのではなく、成果の最大化のために自分が後ろからどっしり見守れるようなところに立ってこそ光のあたるところにいるやつらをもっと輝かせてあげられる。管理職とかっていうのはそうやって成果にコミットしたほうがいいのではと思っている。

勉強を怠るな

優秀な人材のなかには「本気の天才肌」みたいな人も一定数いて、別に週何時間を〇〇の勉強にあててる、みたいなことしてなくても何故か最前線の知識や感性を持って仕事が出来たりする。そういう人間と一緒にいると「別に僕がこまい努力してもなんにも変わらなくね?」とふてくされたくなったりするが、勉強は怠らない方がいいと思ってる。凡人が天才に少しでも近づくため、という意味もあるが、それより重要なのは「こいつはなにもしないで自分を使役してるのではない」とスタープレイヤーに認識させることの方が重要で、学ぶ姿勢を持って対峙することで信頼関係を構築するという狙いの方に重きを置いてる。彼らは敏感で繊細だ。一挙手一投足でこちらの実力と姿勢を測ってくるので、優秀でなかったとしても自分がどういう意図を持ってなにをしているのかを常に見せられるようにしておいた方がよさそうだ。

尊敬を忘れるな

当然一緒に仕事をしていて「なんであんなにできるやつがいるのに、僕はこんなんなんだろう」という気持ちになることはある。ただ、そこで「あいつは天才だからな」の一言ですまそうとすると一時的に精神衛生を保てる気になるが、裏を返すと相手に対して「あいつと僕は違うから」と無条件で切り分けを行うことにもなる。「あいつはできるやつだ」の尊敬の状態を保ち、「でも僕とは違う世界の人間だから」とこちらから隔絶しないために、「おんなじ人間なのに尊敬できるスゴイヤツ」という認識を忘れないようにしたい。

また、裏返して、どんなにすごいやつでも最低限の尊敬を持って仕事が出来ないやつには一言物申すようにしている。仕事をする上で最低限の尊敬は持ってしかるべきというのが僕の持論なので、相手に対して尊敬を持って仕事をするし、同じように相手にも最低限の尊敬を持って仕事をして欲しい。もちろん「こんな低レベルに尊敬の念とか持てねえわ」って状況もありうるだろう。その場合は

  • 「すごい出来るやつ」がチームにとってオーバースペックすぎる
  • 前提として相容れない仕事観を持っているから溝は埋まらない
  • なんらか個人的な思惑によってそういう態度を取っている

という可能性が考えられるため、一度腹をわって話をして必要であれば別々の道を歩んでもらったほうが双方のためになる。何者にもなれないのであれば、何者かの未来と自分のコミットする内容に真摯に向き合うことこそが存在価値にもなるだろうと思ってる。

結び

結局何者にもなれなくても楽な道が用意されているわけではなく、陽が当たらないところで地道な作業に試行錯誤しなくてはならない。だが、これは別に悲惨な話でもなんでもないと思ってる。スタープレイヤーは時として大きな影も持ってくる。その状況に対面した時になにができるか、何者にもなれない僕が一番バリューを出せるところはなにか、最高に燃え上がった状態で問われるだろう。火事と喧嘩は江戸の華。あまり嬉しくはない状況だが、まだ僕にも華が残されているということだ。

自分都合の言いづらいことを伝える際の知見

仕事をもらっている身からすると「切り出したいけど、なかなか言いづらい提案」をしなくちゃいけないときがやってくる。そういった場合に、双方いかに満足感を高めつつ自分の言いたいことを言うかというところでいい経験を得たのでまとめておく。

言いづらいこと

例えば、定期的に発注してもらってる案件についてそのリソースを他所に当てたくなったら「仕事もらってる側だけど、断らなくちゃいけない」状況になるし、相手方は発注する気まんまんになってくれてるけど「条件が飲めないからお断り申し上げなくちゃいけない」状況というのはままある。あるいは他所様の会社のことだけどミッションの達成/成果の最大化をするためには少し突っ込んで言わないとな、という状況。

今回は2番目の例で得た知見。当初の話ではいい内容だったので協力できないか調整していたが、その中で時間が経つにつれて*1最終的に「うちではその条件飲めんな......」となってしまったケース。

目的をはっきり伝える

断りたいという場合は無駄に理由を並べるより先に、まず断りたいという意志を表明する。もちろんお詫びの言葉や、なぜ断るのかという理由は説明するが、詫びや説明をくどくど書くよりも「すみませんが現時点では受けられません」と意思表示する方が素早く話が伝わる率が高くなる。理由の提示は座組/状況によって言える言えないがあるので必須ではないが、個人的にはやはり好意に対して報いれない礼儀としてなるべく伝えておきたい。詫びも同様。だが、相手の心象を悪くしないための蛇足な言葉は誰のためにもならないのであえて控えた方がいいかもしれないと思ってきた。

詫びかたは常識の範囲内で

上記とややかぶる話。応えたいけど応えられないときには罪悪感がつきまとうが、過剰に詫びても特に意味はない。むしろそんだけ申し訳ないと思ってんだったらなんとかしろよと相手方が思ってしまったら*2お互い辛くなるだけなので、詫びるべきところは詫びる、詫びるべきではないところは詫びない(あくまで「謝罪の言葉を重ねりゃいいってもんじゃない」という話)、この線引をして対等な関係で話をした方がいい。

むやみにメリットを並べない

「こうやるよりも、もっと〇〇の方が御社のためだと思いまして」的な切り出し方は、聞こえ方としてはとてもいい。だが、本心でそう思えないのに「相手方にメリットを提示して目線をずらす」というのはあくまで自分都合の提案でしかないので、上手くいくかどうかは運任せといっても過言ではないだろう。それよりも相手から求められることを受けられない自分の都合をきちんと話した方が、後の関係性を考えても有効なことが多いのではと思った。

あくまで対等に

お客さんにはなるべくいい思いをして欲しい。だけど自分たちの譲れない部分も必ずある。それであればやはり一方的に滅私奉公をするのではなく、「相手にとってもよくて、自分にとってもよい」状況をなるべく作れるように努めたいところだ*3。頭は下げるが自分たちのことを卑下しない、相手は上げるが持ち上げて神輿担ぐようにはしない。人と人の関係を保ちつつ、伝えたいことがなるべく純度の高いまま相手に伝わるように努力をすると双方のためになるのではなかろうかという知見だった。

*1:時間が経つと「内容」「状況」が変わることがほぼ確実なので、スピードを持って進めるのはやはり重要だ

*2:別にこういう発想になること自体は悪いことではない気もする

*3:win-winという言葉は基本的に提案した側優位の言葉であって、わりと苦手な言葉なのでできれば使いたくない

DJ活動2016

2016年も残すところわずかになってきたが、今年もほそぼそとDJをしてきた。まだ今年がおわるまでは少し時間があるが光陰矢のごとしと言うので振り返る。

出演回数

現時点までで4度しか回してない。大体3ヶ月に1回というペースだ。レギュラーパーティとかが無い身としてはそんなもんかと思っていたが、体感値に比べると少ないなという印象だ。2015年もそんなに回してなかったが、月1くらいでやってるようなのが自分にとって無理のないスケジュールな感じがしてるので物足りなさはある。

集客

今年も集客はひどかった。来ても数人、下手すりゃ1人も呼ばなかったこともあるんじゃないかと思う。そう考えるとなぜ3ヶ月に1度でもオファーがあったのか非常に疑問だ。 ただ、社交辞令だとはわかっていながらもお客さんからそれなりの評価をもらってるからなのかもしれないとも思う。自分のセットが金取れるレベルで魅力的かと言われると自身はないが、常に全力で回し、踊っているので、一緒にやった人とか別の人目当てで来てくれたお客さんとも話しさせていただく機会はそれなりに多い。下手の横好きDJとしてはそれなりの成果をあげている可能性も微粒子レベルで存在している*1

自己評価

今年のセットは自分の中で「これだ!」と思えるような、自分自身が震えられるような内容はまだ出来てないと思ってる。お客さんを楽しませる身としてはやはりあってはならない状況なので精進が必要だ。

セットの傾向

今年のセットリストで目立ったことがあるとすると空気を読んだ選曲をしていた、というのが大きいと思う。いままではわりとごちゃ混ぜにテンションに合わせて繋ぎ倒していたが、今年はある程度のイメージを固めた上で曲を持っていくことが多かったので一貫した音構成で場を作っていたと思う。飛び道具をあまり使わずに、特にtechを頻繁に回していたという印象だ。

飛び道具

あまり使わなかったとはいえ、極まれに使った飛び道具は今年もperfumeだった。ただひたすらキラーチューンとしてのperfumeの威力を個人的に信じているため、使い所は考えつつもお世話になったと思う。今年使ったのは主にremix系で、soundcloudでフリーダウンロードになっているネタを使った。自分で作ったremixは一回も使わなかったと思う。基本的にperfumeのremix系はEDM方面のものが多いのでどういうタイミングで使うかによってかなりにわか感が出てしまうと思っている*2のでなるべくテンション高めの流れが出来てきてからブレイクが多めのネタとネタの間に挟んで使ってた。

振り返っての今後の戦い方

少しtechにより過ぎたかなという印象があるので引き出しの多さは見せて行きたいと思う。昨年はレゲエだけで回したパーティもあったし、hiphopだけで回したこともあったので、もっといろんなジャンルでDJできるように基礎的なところを強化していきたい。DJとしての基礎的な 力というのは以下だと考えている。

  • 繋ぎの安定感
    • 当たり前だが、常にブッコミ続けるのは踊りづらいからだ
  • フロアの温度感を読んだ選曲
    • セトリガッツリ組むのを否定するわけではないが、アガる曲→落ち着いた曲→アガる曲とかやるとフロアも困惑すると思う
    • つまるところこれも踊りづらい状況を作らないということだ
  • 音を聴いて回す
    • 繋ぎ方一つでどこまでその曲を聴き込んでいるかがよく分かると思ってる
    • いい繋ぎはどれだけ曲を聴けているか、愛せているかがかなり大きく影響するのできちんと「聴いて」回したい
    • 繋いでいる最中の音もちゃんと聴かないとBPMが合っていてもぶっ込んだ感じになってしまうのでそれも避けたい

こういった比較的当たり前のことのレベルをきちんと上げていって、もっといろんなパーティでいろんな人と一緒にやりたい。そして踊りたいし、人を誘って踊ってもらいたい。結局のところ未だに下手の横好きDJを続けていられるのは踊るのが好きで踊ってもらうのが好きだからだ。そのために向上できるなら努力は惜しみたくないと思った今日このごろである。

*1:こういう姿勢だからいつまで経っても下手の横好きを脱せないんだと思う

*2:決してEDMに「にわか感」を感じているのではなく、場を見ないで「アゲときゃいいっしょ」的な空気を出すのは控えたいなという信条からきている

年内中の目標を立てる

もう10月に入り、今月を含めても3ヶ月で今年が終わることになる。目標は年始に立てるのが一般的だが、1年間突っ走り続けるのはなかなか体力がいるし、かつ12ヶ月もあれば途中で状況も変わるから3ヶ月タームで目標を立てるのもいいのではないかと思った。半ば言い訳だが。

年内までにやろうと思ったこと

腹筋を割る

もともと痩せ型だから人間筋トレなんてしなくても普通に腹筋が表に出てれば割れた状態になっているものだというのは承知の上で、腹筋を割ろうと思う。つまりはもう少し身体を絞って筋肉質な体質にするということだ。現状痩せ型だと診断されるのはBMI的に痩せ型に分類されているだけで、筋肉量はおそらく標準より少ないはず。ここで筋肉量を増やしてどういうメリットがあるかという話だが、これといって無いと思う。

ではなぜ腹筋を割ることを目標にするのか。ひとえに「運動の習慣をつける」ということに他ならない。性格柄、休みの日だろうが退勤後だろうが、関係なく仕事に触れようとする癖があるのだが、今の体力的には問題なくても今後そういった働き方はできなくなる可能性が高い。そのために体力をつけるという目的のもと、腹筋*1を鍛えて基礎体力の向上を目指す。また、四六時中仕事のことを考えているのは精神力もかなり消費するため、運動をしている最中に少しでも仕事から離れて精神衛生を改善しようとする2通りの意味があると思ってる。

英語を勉強する習慣をつける

これもある意味では腹筋を割ると同じで、仕事以外のことを考える時間を捻出しようという目的がある。そこで、仕事以外にやれることなんていうのはいくらでもあるのだがなるべく自身の興味の範囲かつなるべく利益に直結しそうなものを選んで英語という選択に落ち着いた。

英語は学生時代にあまり熱心に勉強しなかった上に、実際に外国の人と話すときも雰囲気でなんとなく会話を成立させてしまえる*2のでイマイチ本腰を入れて勉強するきっかけがなかった。だが、今の仕事ではそこまで使わないにしても、今後の仕事の仕方を広げる意味で「大前提として同じ言葉で喋ることができる」というのは必須になってくると考えている。そうした時に共通語としての英語は身につけておきたいところだ。テキスト、webサービス、場所、アプローチはいろいろ出来るから自分にあったものを探すために手当たり次第試してみようと思う。

2つ以上の分野で作品を1本以上出す

まず、2つ以上の分野、について。例えば作品を作る時に、曲を作ればそれは音楽の作品、写真を撮ればそれは写真作品、となる。音楽だけで2つではなく、複数の形式で作品を1本以上出したい。直近一番固いのは音楽と写真だが、別に小説を書いてみるでもいいし、映像を取ってyoutubeにあげてみるでもいいし、超マイクロなwebサービスを作るでもいいし、とにかく複数分野で出すということ目標にする。なぜ複数分野なのかというと、どん詰まりを回避するためだ。音楽を作ろうと思うと頭の中が音楽に固定されて、ちょっとでも自分が満足のいかない状況に陥ると「どうしてこんなしょうもないものしか作れんのだ」とダウナーな思考に陥りがちになる。ダウナーな思考から出てくる良いものもあるが、精神衛生面ではなかなかに辛いものになるため、なるべく「〇〇がダメなら☓☓」と次に移れる状況にしておきたい。とにかくアウトプットをして、脳内のi/oを安定かつ高速化させたいという狙いだ。

次に、1本以上作るではなく、1本以上「出す」としたことについて。正直作ること自体はすぐにでも可能だ。変な話完成してなくても作るという目標は達成できてしまうからだ。ただ、作るといっても自分ですら腑に落ちないものを量産してもしょうがない。基本的に作っている時に一番つらいのは「作ったものを世に出せると思えるところまで持っていけるか」「世に出したときになんらかの影響を他に及ぼせるレベルに持っていけるか」を考えたときだ。単なる自己満足であっても、この2つがどこまで達成できるかで自己満足度が大きく変わる。つらさを乗り越えて少なくとも自分が「出す」と判断できるところまできちんと持っていく、そうすることで単なる「できるからしたい」から「達成できるかどうかわからんけど達成したい」へとグラウンドを変えることができる。頑張っていこう。

というわけで

  • 腹筋を割る
  • 英語を勉強する習慣をつける
  • 2つ以上の分野で作品を1本以上出す

上記3点を残りの3ヶ月でやってみようと思う。達成したいので頑張る。頑張るが、結果がどうなるかはわからないので、現状の最大の努力がどこまで結果につながるか、そして成果*3を振り返って来年の目標を立てていきたいと思う。

*1:並びに体幹

*2:片言の英語でも相手が結構察してくれる

*3:とりあえずは上で書いている目的に近づけているか

Aqoursが案の定すごいクオリティだった中での個人的振り返り

ラブライブ!というコンテンツに出会ったのは4年前くらいだろうか。ゲーム業界、ことスマートフォンでのゲーム界隈にいるため新規開発のニュースが出る度に目を通すようにしていたのだが、ラブライブ!スマホゲームが出るらしいという話しをニュースサイトでみたのがきっかけだったと思う。その後リリースされたスクフェスはあれよあれよという間にApp store/Google Playのトップランカーになり、僕もあのゲームの面白さに魅了された。

そして、じゃあ実際ラブライブ!ってどういうコンテンツなのよということでアニメも観てみたらこれがまたよかった。基本的に王道とスポ根(青春)に弱いのですっかり気に入ってしまった。正直キャラ愛みたいなものはあまりなく、μ’s(並びに各キャラそれぞれ)の青春物語が気に入っていた*1のと、なにより音楽のクオリティが非常に高かったことが心惹かれた理由だと思う。

ラブライブ!放送終了後

1期が終わり、2期が終わり、映画は観に行かなかったからしばらくは平穏の中に過ごしていた。Lantisは公式チャンネルに結構動画を載せてくれてたから曲を聴くのには困らなかった*2し、PV動画がアップされて無くてもアニメ自体が動画サービスで配信が始まったお陰でこれといって不自由なく音楽に触れてこられていた。そして解散が決まったμ’sのあとはどうなることやらと思っていたが公表された『ラブライブ!サンシャイン』の制作。個人的にはμ’sを終わらすのはもったいないと思う反面、次のグループを出して成功させたら2次元コンテンツ界の新たなビジネスモデル*3の誕生やでとか思ってたので期待している自分もいた。

ラブライブ!(μ’s)の曲

アイマスはアニメ観てなかったけど、友人宅でゲームはやったことがあった(その頃はデレステなんてなかったからXBOX360音ゲーだったと思う)。音ゲーとしては面白かったし、アイマス人気は既にすごい盛り上がり方を見せ、モバイルゲーム業界でもシンデレラガールズの躍進はみなさんご存知の通り、おそろしさすら感じるものだったと思う。だけどなぜアイマスにはあまり興味を持たず、未だにラブライブには興味を寄せているかというと、ひとえに「曲が好きだから」という言葉に尽きる。誤解の無いようにしておきたいのだが、アイマスの曲が悪いと言っているわけではない。僕にはラブライブ!の曲の方が耳に合ったというだけだ。

最初はスクフェスで「やけにいい曲多いな」と思っていた程度だったが、『もぎゅっと“love”で接近中!』のプレイ前、みたことのある名前が目に入った。

編曲:A-bee

A-beeさんがアニソンのremixとか良くしてるのは知ってたが、まさかこんなところで目にするとは。衝撃だった。それ以来「ラブライブ!の曲には好きなミュージシャン/トラックメイカーが参加している」という精神的安心感もあり*4どんどん曲を掘るようになった。なかでも気に入ってるのは『Snow halation』と『夏色えがおで1,2,Jump!』だ。

Snow Halation

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この曲には本当に度肝を抜かれたと言っても過言ではない。Bメロからサビまでの展開が完璧すぎて、ここ数年聴いてきたオーバーグラウンドのポップミュージックの中でもかなり上位に入るくらい気に入っている。そして、どの曲でも言えるが畑亜貴氏の作詞には異常な中毒性があって、日本語的にはめちゃくちゃなのにここまで受け入れやすいのは桑田佳祐以来だと勝手に思っていた*5。歌詞も全部追っているわけではないので深く言及することは出来ないが、断片的に聞こえてくる言葉が非常に「ここにはこれしかない」と思えるものに感じる。サビ前の「なぜ?」は音のはめ方はもちろんだが戸惑いが混じった抑えきれない思いをそのまま口から出したような素晴らしい言葉のチョイスだと思う。いろんなところ見ててもSnow Halationは名曲、と書かれているところをよく目にするので、自分が一般的な感覚をちゃんと持っているという自信にもなった感慨深い曲だ。

夏色えがおで1,2,Jump!

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snow halationとちょうど真逆に夏の曲だ。ショートサイズのPVしか見つからなかったのが惜しい。なにが惜しいかというとこの曲で一番好きなのは曲ラストの全員で掛け合いをするところ*6だからだ。あの掛け合いでのPile嬢の「暑いから」の歌い上げは本当に「ああ歌で飯食ってきた人なんだな」というくらい他を圧倒する声だった。よく考えたらこの曲はボーカルの掛け合いが多く、ハモるほどではないがユニゾン前提の曲を聴いているよりも音に動きがあって好きだ。細かいところでいうとサビ前のオーケストラヒット、サビ入りのキラキラしたSFX、クラップ、サビがはけるところからのスネア、掛け合いのボーカル、好きな要素が多い。

「なかでも好きなのが」と2曲挙げたが、わりと本気で音楽としてラブライブの曲が好きなので、油断すると全曲口を出しかねないから次に行く。

でもってAqoursの曲

あれだけラブライブ!の曲好きだったのに、ラブライブ!サンシャイン観てなかったなと思い、先日から観始めた*7。正直今のところアニメの内容(ストーリー)はほぼ覚えていない。ただ、これはサンシャインが無印に劣っているわけではない。なぜなら僕はラブライブ!1期2期ともに5回くらい観てようやく話が頭に入ってきたくらいだからだ*8

君のこころは輝いてるかい?

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ファーストシングルは「固く行ったな」という印象。リードとしてこれ以上無いくらいきちんと掴むところを掴んだ曲で、とにかく安定感があるなと思った。そしてどストレートな歌詞もおっさんの心に刺さる。最初の8小節だけで自分の青春は終わってしまったが彼女たちはまだ青春の真っ只中にいるのだという切なくもあり応援してあげたくなる恐ろしい歌詞だ。何言ってるんだ僕は。

Step! ZERO to ONE

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なんかいい感じのシンセで入ってきたなと思ったら、まさかのソカのビートが待っているとは思わなかった。サビのエモさに妙にマッチするソカのビート、抜けるときの「zero to one」の繰り返し、ラストのサビでの掛け合い。ちょっと諦めが入ったようなサビ頭に対して、終わりには心の強さを感じる言葉で次のメロに移行するところとか、こういうのを聴くと本当に良く出来てるなという感想が本音として出て来る。わざわざ言うことではないが、多分ピーターティールは関係ない

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

印象としてはμ’sで『Mermaid festa vol.1』を聴いたときと同じような驚きがあった。『Mermaid festa vol.1』ではラテン/スパニッシュなギターが「昼の『夏色えがお』、夜の『Mermaid festa』」をキレイに印象付けして役割を分けている感じ。まあもう一つギャップを演出できたのは大人っぽい歌詞の内容だろう。

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『Step! ZERO to ONE』は歌詞の内容についてはストーリー直結の真っ直ぐな青春の歌詞だからものすごいギャップを受けたわけではない。だが、いい曲だというのは変わらないし、ギャップの有り無しでで曲の優劣が決まるわけではない*9ことは断言しておきたい。

恋になりたいAQUARIUM

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2ndシングル。この辺からラブライブ!的な底力を感じ始めた。これも曲全体としては安定感があるのだが、Aメロでの「魚たちのパーティ」がマジでやばかった。なんだよこのフロー。環ROY × Fragment『hybrid flow』での環ROYの超絶フロー以来だこんなにヤバいの聴いたのは。まあ「そこだけかよ」ってなるとそうではなくて、前述の通りオーソドックスな曲の中にアクセントが散りばめられまくっているので聴いていて安定感があるのに飽きないという点、そしてサビがすごい。ベースが以外と太かったりとか、Bメロのタムの入れ方だったり、音の数が多いのにうるさくなかったりとか、収まりのいい仕上がりになっているのが飽きない安定感。サビについては一番驚いたところで、特にサビの入りに関しては「これAKBが歌ってても全然違和感ないな」と思った。これのどこが驚くかというと、今まで僕の中では「アニメのアイドルは『アニメのアイドルソング』を歌うのであって『アイドルソング』は歌ってない」と思っていたからだ。アニソンとアイドルソングは親和性も高いし、最近は歩み寄っているところがあるからボーダーラインは曖昧になってきてはいる。ただ圧倒的に「現実の少女が歌ったら違和感があるな」と思う点は未だにアニメのアイドルソングには存在している。それは声の質だったり、言葉の選び方だったり、しなの作り方だったりもそうだ。だが、この曲のサビはかなり「アイドルソング」に近いものになっていると感じ、衝撃を受けた。ちなみに現実のアイドル側からアニソン側によってきたのは他でもないももいろクローバーZだと思う。

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ももいろクローバーZのアニソンっぽさはこの辺から感じていた。まあこの曲は実際にアニメのEDだからそうなってるのかもしれないけど、『ココ☆ナツ』とか前山田さん節全開で、こいつはアニソンとアイドルの境界が薄れたきたぜと戦慄したのを覚えてる。

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最近スマニューとコラボMV作っててきちんと流行り乗ってんなと思った。今までのももいろクローバーZのフットワークから考えるとちょっと遅かった気もしなくもないけど。スマホ前提MVについても今度機会があったら自分用にまとめておこう。

さて、話しがそれたのでラブライブ!Aqoursに戻ることにする。

待ってて愛のうた

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2ndシングルのカップリング曲。アコギ、逆再生、クラップ、フロアタムから入るビート。Aメロ最後の「愛のうた」って言葉は音としてすごくキレイな日本語だと思ってるから好きだ。どことなく90年代感のあるサビが心地いい。Bメロも「こころ」「からの」「きもち」「こめて」の言葉の切れ方が気持ちいいし、サビに入ってからは「パッション」で小節を締めるなどとにかく言葉の切れ目がスパッとしていて聴いててぴたっとハマる感じがして好きだ。

Guilty Night, Guilty Kiss!

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後半の方ね。サンプリングされたギターにブレイクビーツ、入りが完璧すぎる。しかしこの曲は本当に問題曲なんじゃないかな、ちょっとあまりにかっこ良すぎる。サビ入る前の「you calling, calling」、シンセと重ねる「Guilty Kiss!」の掛け声と、「踊り明かそうよ」。本当にすべてダンスミュージックとして完璧すぎて言葉が出ない。ユニットシングルだからこそちょっと尖ったことができるんだろうけど、この尖り方はこの一曲のためだけに軽く金出せちゃうレベルでいいところ突いてくるし、ただ突いてくるだけじゃなくて完成度がとんでもない。そして、曲がすごく垢抜けていてそこもすごくいい。マジでこういうユニット現実で出てきたらすげー売れると思うんだけどな。perfumeともちょっと違う、すこしブレイクビーツよりの曲で歌うダンスミュージックアイドルみたいな。ちょっと幅が狭くなりすぎるか。

トリコリコPLEASE!!

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続いてまたもユニットシングル。モンゴルの音楽のときにも書いたけど、アルペジエイターを使ってSuperSAW的なシンセを入れることを発見したトランス/サイバートランスの功績ってすごいと思うんですよね*10。EDMとか完全にトランス直球の流れだし。で、この曲もシンセの使い方は本当にトランスそのもので、聴いていてすごく浮遊感がある。裏でパッド的なシンセ鳴らしながらクラップを4つ入れる手法とかも完璧に作法に則っていて、その上で少女の恋心を歌わせるというよくまあ思いつくわと完敗。

tokidokidj.hatenablog.com

夜空はなんでも知ってるの?

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これもユニットシングル。後半の方。これは最初聴いたときから「あー、secret baseか」と(決して悪い意味じゃない)思っていた。バラードを全体的にシンセ(ストリングス)で包んで、歌を前に出している感じがストレートな王道スタイルで好感が持てる。意外とAメロのパーカッションやピチカートが気持ちよかったり、サビに入る直前のオルゴール(グロッケン?)の音がすごくいい呼び水になってサビのメロディーが流れ込んできたりと、総じてバランスがいいのがこの曲だ。

Aqours楽曲全体を通して

どうしてもμ’sがあってAqoursになるので比較して話したくなるのを許してほしい。Aqoursの楽曲は非常にクオリティが高い。色々な仕込みも垣間見えるし、王道の展開の中に遊びが入っていたりしてすごく参考になる作りだ。ただ、μ’sの時に比べて楽曲の幅はまだそこまで出てないと思う。ただ、これは別に悪いことではなくて、μ’sが長い期間をかけて縦横無尽にいろんな曲調の楽曲を発表していた*11、というところが強いからだ。なので、言い換えればAqoursもこれからが期待出来るということだ。

とにかくGuilty Night, Guilty Kiss!があまりにかっこよすぎるので当面はこれを聴きながら他の曲も回しつつ、ずっと聴いていられると思う。ラブライブ!サンシャインも2期やるのかわからないけど、頑張ってください。ラブライブ!と同じく、4回でも5回でも観てちゃんと頭に入れるから。本当に応援してる。

最後に

μ’sのファーストシングル、『僕らのLIVE 君とのLIFE』に「今すぐ会いたいね OK.サンシャイン」という歌詞があって、ラブライブ!続編のタイトルが『ラブライブ!サンシャイン』に決まったと聞いた時は一人で感慨深い思いにかられたものだ。こういう伏線っぽく見せるやり方、意識してるしてない関係なく「いいなあ」と思う。

www.youtube.com

上記の動画は1番までで終わっているので該当の箇所(2番のA?メロ)が聴きたい場合は購入のほどお願いします。

あとLantisのチャンネルにライブ盤の宣伝動画がたくさんあるんだけどすげー楽しそうだ。僕自身はラブライブ!関連のライブに行ったことはない*12。μ’sに関して言えばもういけなくなってしまったし、Aqoursのライブなどにも多分行くことはないと思ってるけど、ラブライバーの皆さん(尊敬語)はぜひ安全に、最高に楽しんでください。

*1:だからどの娘が好き、とかじゃなく「それぞれが成長しようとするそのエネルギー」みたいなところに元気をもらった気がする

*2:いまはもう結構消されてるのかな

*3:モーニング娘。とかAKBとかの「卒業」「n期生」みたいな形でどんどんIPの寿命を延ばすというやり方は2次元アイドルコンテンツではまだ出来ていない仕組みだと思う。一番近い形でそれを実現出来ているのはアイマスだが。

*4:A-beeが参加しているのはこの曲くらいだろうけど

*5:こういうこと書くとサザンファンに怒られそうだし、「怒られそうだ」って書くとラブライブ!ファンに怒られそうで怖い

*6:サビの後の掛け合いの部分ね

*7:dアニメストアは便利だと思う

*8:青春もの好きなんだけど、女の子がキャッキャしてるとどうしても見流してしまって頭に入らない

*9:この辺はプロデュース/演出の話で、曲単位の話ではない

*10:流行っている当時は超毛嫌いしていた負い目で敬語になってる

*11:デュオシングルだが、『乙女式れんあい塾』はマジでイカれてる(褒めてる)と思った

*12:というか僕はにわかなので、行ったら他のファンの人に失礼な気がしていけないでいる

モンゴルの音楽界隈がアツそう

soundcloudのtrack stationを流しっぱなしにしてたらわりと良さげな曲が流れてきた。言葉の音*1を聞いてる感じだと中国とか韓国あたりかなと思ってたら、曲名がキリル文字だったりしてなんだろうこれとプロフィール見たらモンゴルのバンドだった。

インディーロック系

Vatame- Chamd bi

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発端の曲。最初は韓国のバンドだと思ってた。アンビエントな、それでいてドローンチックなきれいなシンセとよく動くベース。歌うようなアルペジオとディレイがかったリズムをギターで器用に鳴らし、優しく歌い上げる声が非常に心地良い。

ポップ系

Чойжоо (Choijoo) - Оддын Дунд Үлдсэн Дүр (Oddiin Dund Uldsen Dur)

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サーフロックの印象も感じるピースな一曲。jack johnson好きな人やフレンチポップ好きな人でもイケるのではと思う。Tahiti80のかわいい曲とかにも近いフィーリングを感じる。この人はわりとポップな曲に仕上げるのが得意らしく、アルバムのティザーとかを聴いててもホーンが混じってたり4つ打ちがあったりと結構音色豊かで飽きない。ただ、メロディーが完全ポップ*2なものもあるので好き嫌いは曲にもよるのかもなと思う。

A Sound - Санаанд оромгүй хариулт (Unexpected answer)

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途中で曲が乱れる*3のが惜しいが美しい弾き語りだ。これは多分本人がアップしてるんだと思うんだけど、同様の曲名で検索をかけると美人のねーちゃんがアイコン画像に設定されているユーザがアップしている同曲の方が再生数とかlike数が多くてなんとも言えない気分になる。あと最後のバイブレーション音はなんなんだ。

ダンスミュージック系

BTB - Together

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清潔感/透明感のあるシンセと女性ボーカルの声が心地良い一曲。やらしくない、暗すぎないベースミュージック。ことダンスミュージックというとEDMみたいなうぇいうぇい系と、暗くドープなアンダーグラウンド系みたいな二極化して進化しやすいがこういう中間的な音があると安心する。昼間のdisclosureみたいな。トランス/サイバートランスが今のシーンにもたらした貢献というのは今になって本当にすごいなと思ってるのだが*4、こういう曲を聴くとより一層そういう気持ちが強くなる。ちなみにこのHYPEMAN.というレーベル(?)はブリブリなのからこういう曲演る人までサポートしてるみたいで面白い。レーベルはロシアなのかな?

まとめ

モンゴル系、違法アップ多すぎ。 いやすみません、語弊があるな。僕が聴こうとするようなトラックに違法アップが多かったというのが本当のところ。もう数曲挙げたかったのだが、よくよく見るとこれ本人がアップしてないんじゃないか?と思って少し検索してみたら案の定違法アップだったりしたため4曲にとどまってしまった。しかしながらモンゴルの音楽なんて『世界の民族音楽 ホーミー』みたいなのでしか触れることができなかったのでインターネットってのはすごいなと再認識。やはり中国とロシアに隣接してるだけあって、中国的なポップミュージックの要素とロシア的な少しシャレオツ/少しアンダーグランドな音のダシがいい感じに出てると思う。今後も注視していきたいところ。

*1:言葉の意味はわからないけど、単語の発音とかイントネーションとか節の切れ方とか

*2:USのポップみたいな結構大味な感覚

*3:針飛びするみたいな箇所がある

*4:気分が乗ったら別エントリで書く