2016年も残すところわずかになってきたが、今年もほそぼそとDJをしてきた。まだ今年がおわるまでは少し時間があるが光陰矢のごとしと言うので振り返る。
出演回数
現時点までで4度しか回してない。大体3ヶ月に1回というペースだ。レギュラーパーティとかが無い身としてはそんなもんかと思っていたが、体感値に比べると少ないなという印象だ。2015年もそんなに回してなかったが、月1くらいでやってるようなのが自分にとって無理のないスケジュールな感じがしてるので物足りなさはある。
集客
今年も集客はひどかった。来ても数人、下手すりゃ1人も呼ばなかったこともあるんじゃないかと思う。そう考えるとなぜ3ヶ月に1度でもオファーがあったのか非常に疑問だ。 ただ、社交辞令だとはわかっていながらもお客さんからそれなりの評価をもらってるからなのかもしれないとも思う。自分のセットが金取れるレベルで魅力的かと言われると自身はないが、常に全力で回し、踊っているので、一緒にやった人とか別の人目当てで来てくれたお客さんとも話しさせていただく機会はそれなりに多い。下手の横好きDJとしてはそれなりの成果をあげている可能性も微粒子レベルで存在している*1。
自己評価
今年のセットは自分の中で「これだ!」と思えるような、自分自身が震えられるような内容はまだ出来てないと思ってる。お客さんを楽しませる身としてはやはりあってはならない状況なので精進が必要だ。
セットの傾向
今年のセットリストで目立ったことがあるとすると空気を読んだ選曲をしていた、というのが大きいと思う。いままではわりとごちゃ混ぜにテンションに合わせて繋ぎ倒していたが、今年はある程度のイメージを固めた上で曲を持っていくことが多かったので一貫した音構成で場を作っていたと思う。飛び道具をあまり使わずに、特にtechを頻繁に回していたという印象だ。
飛び道具
あまり使わなかったとはいえ、極まれに使った飛び道具は今年もperfumeだった。ただひたすらキラーチューンとしてのperfumeの威力を個人的に信じているため、使い所は考えつつもお世話になったと思う。今年使ったのは主にremix系で、soundcloudでフリーダウンロードになっているネタを使った。自分で作ったremixは一回も使わなかったと思う。基本的にperfumeのremix系はEDM方面のものが多いのでどういうタイミングで使うかによってかなりにわか感が出てしまうと思っている*2のでなるべくテンション高めの流れが出来てきてからブレイクが多めのネタとネタの間に挟んで使ってた。
振り返っての今後の戦い方
少しtechにより過ぎたかなという印象があるので引き出しの多さは見せて行きたいと思う。昨年はレゲエだけで回したパーティもあったし、hiphopだけで回したこともあったので、もっといろんなジャンルでDJできるように基礎的なところを強化していきたい。DJとしての基礎的な 力というのは以下だと考えている。
- 繋ぎの安定感
- 当たり前だが、常にブッコミ続けるのは踊りづらいからだ
- フロアの温度感を読んだ選曲
- セトリガッツリ組むのを否定するわけではないが、アガる曲→落ち着いた曲→アガる曲とかやるとフロアも困惑すると思う
- つまるところこれも踊りづらい状況を作らないということだ
- 音を聴いて回す
- 繋ぎ方一つでどこまでその曲を聴き込んでいるかがよく分かると思ってる
- いい繋ぎはどれだけ曲を聴けているか、愛せているかがかなり大きく影響するのできちんと「聴いて」回したい
- 繋いでいる最中の音もちゃんと聴かないとBPMが合っていてもぶっ込んだ感じになってしまうのでそれも避けたい
こういった比較的当たり前のことのレベルをきちんと上げていって、もっといろんなパーティでいろんな人と一緒にやりたい。そして踊りたいし、人を誘って踊ってもらいたい。結局のところ未だに下手の横好きDJを続けていられるのは踊るのが好きで踊ってもらうのが好きだからだ。そのために向上できるなら努力は惜しみたくないと思った今日このごろである。