ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

アイデアが出ないときの動き方

日々仕事をしていて、「やらなくちゃいけないこと」を片付け続けても意外と「やりたいこと」が見つからないことは多い。やらなくちゃいけないことが多いというのはそれ自体悪いことではない*1が、「やりたいこと」がない状態でただただ目の前にある仕事をこなしていくのはなかなか精神的に辛いものがある。

ましてや今となっては経営者である僕としては、自分自身が「やりたい」「やるべきだ」と思ったことで動かないと会社のメンバーにも申し訳ないと感じている。別に給料をきちんと払えば問題ないよ、という人もいるかもわかならいが、「その会社にいる意味」を持たずにいるのはやはり張り合いがないと思うし、そういったものを提示しつづけていたいという個人的な意地もある。

イデアが出ない時

これは「やらなくちゃいけないこと」が多かろうが少なかろうが関係なく、アイデアが出るときは出るし出ないときは出ない。そういった中で、出ないんだからしょうがないとまとまらずに「どれだけ能動的にアイデアを出せるか」が重要だと思っている。というか現在進行系でアイデアがでなくてモヤってるからそれを打開したいのでキーボードを叩いてる。じゃあどうやったらアイデアが出るのか。わからないけどもがくためにこれから実行することを書き出しておく。

人と会う

幸い立場柄いろいろな人と会う機会がある。会社の中にいると十数人の決まった顔とある程度決まった話をすることが多くなってしまうが、なにかしらのインプットを「自分と近くにいすぎない人」と話すことで得ようとする試みだ。同じ業界でも困っていることは違ったりするし、クールだと思うことも全然違ったりする*2。なのでまずは扉を開けること。そして自分の足で外にでて人と話すことで新しいアイデアが化学反応的に起きるように仕掛けていきたいと思う。

遊びに行く

いやいや仕事しろよという話である。が、意外とこれもいいインプットになると思う。遊びに行く先によるとは思うが、少なくとも自分が普段行かないところに足を運ぶことでそこで見たもの聞いたもの感じたものをすべて一度自分のフィルターにかける。そのなかでピンときたものがあればすぐに深掘りしていく。これを繰り返すことで、固まりかけている頭をリフレッシュさせて新しいアイデアを導き出そうという試みである。週末と言わず、なるべく「やらなくちゃいけないこと」が終わったら平日であっても外に出ようと思う。

書き出してみる

上の2件は主にインプットの話だが、情報を入れたあとは吟味する時間が必要だ。僕はあまり頭がよくないので脳内だけで整理しようとしてもすぐに限界がきてしまう。そのため、お気に入りのエディタを使ってとにかく書き出してみようと思う。

  • あったこと/起きたこ
  • どう考えたか
  • 3年前の自分であればどう感じたか
  • 3年後の自分はどう感じるだろうか
  • 今からなにかを変えるとしたらどう変えるとよさそうか -今の自分が考える「あるべき姿」はどういうものか

こういった問いを、会った人/遊びにいったところで受けたものに突きつけてみて、自分の思考を整理してみようと思う。入れることと同様に、それをフィルタリングして自分の血肉に落とし込むということは非常に重要だと思っている。アイデアの源泉はインプットであるが、源泉をアイデアに昇華させるのは僕の仕事だ。

試しに作ってみる

入れて、吟味したらあとは手を動かすだけ。といっても仕事の面で言えば僕は技術者ではないのでプロトタイプを自分でやるとかという話ではない。例えばこれ作ったらよさそうというものの資料(企画書/提案書なり)を作る、例えばこれやったらよさそうという行為を生活の中のルーティーンに組み込んでみる、例えばこういう未来があったほうがよさそうという未来をメンバーに話ししてみる。これも一つの「機会を作る」ということにあたると思う。なので、アイデアは眠らせずに惜しげもなく披露していく。これを積極的にやっていきたい。

動き方は決まった

どこまでやれるかは怠惰な自分との戦いだ。「やらなくちゃいけないこと」をやるだけだと満足できない人間だから*3こそ、どこまで自分をいい方向に追い込めるか。金はかかるし体力は使うだろうが決して無駄にはならないはずなのでガンガンやっていきたいと思う。

*1:受託の仕事もやっているので、やらなくてはいけない仕事をもらえていることには感謝したい

*2:もちろん根底の考えは同じだということも多い

*3:煽りとかではなく、別に「やらなくちゃいけないこと」だけで満足できる人は無理にやる必要はない。単に性格的にそうしないと僕はダメなだけ