散歩がてら無印散策するのが好きなんだけど、たまに思いがけない商品が並んでてテンション上がる。そう、4コマノートが売っていたのだ。
こんな感じで、わりとコアな人気があるけど売れずに廃盤になってしまった不遇の存在が4コマノートだ。ちなみに現行で売ってるのは4コマ短冊形メモ。
4コマ漫画を描くひととかだったらこっちでもいいのかもしれないが、僕はノートの方が好き。
なんに使うのか
ペーパープロト
仕事柄僕はスマホアプリの企画とかをよくする。そういう時に、いわゆるペーパープロトタイプ用としてこのノートは使い勝手が良いのだ。このノートには横長のコマが4つ縦に並んでいる。1ページに2列。横長そしてその横長のコマはノートを横向きにすることでスマホ画面に近い縦長のコマへと進化するのだ*1。ざくっとした画面の構成を考えるときや、画面の遷移のイメージを湧かす時に非常に重宝している。不思議なもので一回画面に落とし込んで見ようとすると、「あれ、この場合ってこういう機能もないと辛いよな」と仕様の考慮漏れに気がつくこともできるので、とにかく画面に落としたらどうなるかをライトに試せるというのはとてもよい(まあそれがペーパープロトをする意味なので無印のノートでだけできるわけではないんだけど)。
もちろん世の中にはそれ専用のノートも売っている*2。だが、総じてそういった専門ノートは高い。非常に高い。ノート1冊に千数百円かけるのは財布事情的に辛いものがある。しかしこの無印の4コマノートは1冊百円である。なんて良心設計。良品計画。
スライドの構成決め
プレゼンする時とか、なんらかスライドを作成しなくてはいけない時にもこのノートは役に立つ。前提として、僕はスライドを作る時にいきなりスライド作成ソフトは使わない。結構な割合の人がそうだろうけど。で、スライドソフトを触る前に何をするかというと、まず考えをまとめて一連のプレゼンの流れを考えることから始める。そういう場合に、まずノートのどこかに「言いたいこと」をまとめて書く。その後、スライドの内容をコマに書いてみて一連の流れを見てみる。1スライドに書ける内容はそんなに多くはしたくないので、1コマに手書きで入れられるくらいのメッセージという風に想像するとちょうど文章量もハマるし、1コマずつ眺めてみて「このスライドいらないな」とか「このスライドはこっちの流れに入れたほうがいいな」とかイメージができるのでよい。
併せて使いたい
こすって消せるニードルボールペン 0.4mm
4コマノートはそれ自体が大きくないし、そのノートにコマを4つも入れるんだから1コマの大きさは必然的に小さくなる。なので0.7mmのボールペンを使うと細かなところが書きづらい。だからと言ってシャーペンを使うのも字が薄くなるし、書いて消してをすると紙が汚れるしさあどうしようと思っていたところにこいつが現れた。もとからあった0.5mmの消せるボールペンでも良かったんだけど、より細いほうがテンション上がったのでこっちをよく使ってる。いつも黒と赤の2本を用意して、ざっくり黒で書いて細かな注意点とかを赤で書くと視覚的にも判別しやすくてよい。ペーパープロトを書く時はワイヤーフレームを黒で書いて、装飾っぽく赤で色つけてあげたりするとちょっと見栄えが良くなった気がしてとてもよい。
デニム小物ケース
4コマノートは週刊誌ノートと似たようなペラペラの表紙しかついてない。ノートの表紙はできればハードなやつのほうがカバンの中に入れても安心だからそこに困っていた。さらに、カバンに物を入れた時にちょっと4コマノートが開いていてページがぐちゃぐちゃになったりするのが嫌なのでできればなるべくゴム紐で閉じてられたらいいのになと常日頃から考えてた。だけどよく考えたらノート自体をなにかで守ればいんじゃね?と思いたち、このケースを選んだ。大きさがちょうど4コマノート1冊が収まってよい。さらに側面にポケットがあるので、消せるボールペン2本入れておくと「せっかく書こうと思ったのにペンケースが無い!」というようなことが起きないので安心できる。
ただ唯一不満があるとしたら、ケースのジップ部分だ。ジップ部分がケース外まであるタイプではないのでノートの出し入れには少し注意が必要*3。なのでそこは改善してくれたらいいのになと思う。サイズ的にはピッタリなので収まりはいいけど、出し入れに少しストレスを感じる。もうちょっと頑張りたいところだ。
そんなわけで
無印の4コマノート、非常に気に入ってる。見つけたら大体複数冊買うようにしてるんだけど、期間限定復活とかの商品を一人で買い占めるのは気がひけるのでぜひ完全復活を願っております。良品計画さん、ぜひよろしくお願い申し上げます。