ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

2018年になった

別に寝てても起きてても、仕事しててもしてなくても、彼女がいてもいなくても、2018年はやってくる。やってくるので2018年になりました。喪に服してるので挨拶は控えさせていただくが2018年になったのだ。せっかく年が変わったので昨年どうだったかとか今後どうしていこうかとかをつらつらまとめていこうと思う。

2017年を振り返る

非常に遊んだ

主に音楽関係ではあるが、ライブやクラブにはよく行った。友人関係が出演するものはほとんど顔を出しにいったし、行った先で知り合った人のパーティとかも呼ばれたらだいたい遊びにいっていた。そりゃあ金もなくなるわけだが、個人的には動き回ってる方が精神的に楽だったのでよい流れではあったと思う。あとは久しぶりにフェスにもいった(しかも3つも)。ひとつはブログにも書いてた。りんご音楽祭、最高でした。

tokidokidj.hatenablog.com

DJとしても平均して月2~3本はコンスタントに出ていたし、年末あたりからはレギュラーイベントも始まった。これは非常に大きな一歩だった。結局DJというのは求められないと出来ない行為*1なので、全く別のオーガナイザーから声をかけてもらって毎月どこかでDJをするというのはいい経験だった。そして数を増やしていく中で自分にとっての「DJとはなにか」を考え直せたのはとてもよかったと思う。「自分にしかできないことをやる」なんていうと陳腐に聞こえるけども、「どうやっても自分は自分の通りしかできない」ということに良くも悪くも気づけたので愚直に腕を磨きお客さんの笑顔を見に行く。

tokidokidj.hatenablog.com

あとちょいちょい映画を劇場まで観に行ったりもした。基本サブスクリプション系のものをPCで観るのだが、やっぱり映画館は迫力あっていい。しいていうなら大きめの劇場は人がいる(当然だが)ので、他者に邪魔されても耐えられる/それを許容できる程度ののめり込みで済む映画にすべきだと思った。だから昔はミニシアターが好きだったんだよな、客ほとんどいないから。

tokidokidj.hatenablog.com

仕事環境はいろいろ変わった

tokidokidj.hatenablog.com

tokidokidj.hatenablog.com

結構なこと起きてるなこれ。まあ移転の時点でこうなることは計画していたけれども、まさか自分が経営層にここまでがっつり入るとは4~5年前の自分だったら想像もできてなかっただろうと思う。そういう中で自分自身「経営サイドに移る」ということを選択していまに至るのは実際今になってみると面白い変化だった。そんななかで、2017年の仕事についていうと、会社の立て付けや自分の立場をシフトチェンジすることはちゃんと出来たが、目指していた結果が出せているかというと出せていない、悔いの残る一年だった。もちろん、悔いが残るという感想自体がよくなく、2017年から2018年に変わったとしても年度の区切りや決算期の区切りまではまだ時間がある。ここからでも全力で「やりきった」と言えるだけ仕事をしていこうと思っている。経営者にとって「やりきった」なんて状態ありえないと思うんだけどな。

食生活もいろいろ変えた

いままでは安いのでパスタ中心の生活だったがさすがにいい歳。身体にもガタが来ているので、米食かつなるべく植物性の栄養を摂るように心がけるようになった。あとはなんといっても酒がかなり生活にダメージを与えるようになってしまったので酒中心の食生活にシフトしたのも2017年のトピックスだと思う。

tokidokidj.hatenablog.com

上記エントリで挙げているブロッコリー、ごま、味噌、納豆は保存にあまり手間がかからないので今も継続的に摂取している。最近だとしじみも乾物で見つけられたのでそれをもそもそ食べたりしてる。効果があるかというと微妙*2なのだが、少なくとも悪い方向に行っている気はしないので金銭的に無理のない範囲で続けていきたい。

2018年どうしていくか

今年の遊び方

遊びに関しては昨年かなり張ったところがあったので今年は控えめにしようかなと思っている。正確に言うと「外に遊びに行くのは控えめに」である。外に遊びに行くのは友達にも会えるし楽しい。大体酒を飲むから気分もいい。ただ、金がかかるというのが1点、自宅等で作業する時間/体力を消費してしまうのが1点あるので今年は控えめにしてみようかと思っている。 では「外に遊びに行くのを控えめに」してなにをするのか。もちろん「内で遊ぶ割合を増やす」のだ。「内で遊ぶ」というのは主に楽曲制作やミックス制作を指すが、それだけじゃなくてもいい。小説を書いてもいいし、ゲームを作ってもいい。写真を撮りに外に出るのはいいが、同時プリントで終わらないで「自分でも焼く」か「ブックを作る」、スキャンしてちゃんと補正してwebにアップするのでもいい。あるいは本を読んだり映画を観てもいいが、必ず日記やブログに書く。とにかく「アウトプットを増やす」ことに注力していきたいと思う。アウトプットを意識すれば当然インプットが増える*3のでインプットタイミングでは外に出ることを厭わない。ただ、最速でアウトプットを出すには一人の環境でモクモクと進めるのが一番だ。特にPCさえあれば今挙げたようなことは全てできる。できるのならどうするか?やるしかないのだ。

昨年のよかったところは自発的行動的にプライベートの時間*4を使えていたことだ。ただ、アウトプットが少なかった。DJは一つのアウトプットだったけど、形に残らないものでもある*5ので今年は形に残ることを重視してアウトプットしていきたい。なぜなら、形あるものは振り返ることができるからだ。よかったのかわるかったのか、目をそらさない仕組みを作りたい*6

今年の仕事の仕方

昨年は比較的組織面や実務的なところ以外に注力する必要があった。移転とか登記とか。そのあたりは昨年できちっと決着がついているので、今度は実務面をどんどん進めて結果を出したい。売上、利益、成長率、指標はいろいろあるが単純に仕込んでいるプロダクトをきちんと市場に放っていきたい。「ほうって」ではなく「はなって」な。世の中に出せるレベルにきちんと仕上げて世の中に出す、そこで売上を立たせるために尽力する。本来経営者が行うべき実務なのかといわれると言葉は濁るが、少数でやっている会社で「経営面しかみません」というのも無理があると思っている。それで価値を出せればもちろんそうあるべきだと思うが、いかんせん現場あがりなのでまずは現場で一緒に汗をかいていく。結果を出す。そして結果が出たら他の人間にまかせて経営面に力の入れどころを移す、次のビジネスを作る。このサイクルを作るために2018年は猛進していきたい。

前述の通り正直自分のなかで自分の仕事に満足行けていないところがあるのが2017年だった。こんなにつらい年越しは生まれて初めてというくらいの経験だったので、もうあんな思いはしたくないし、しない。自分のためにもっといい仕事をして、いい仕事をすることで会社にとっていい結果を出して、メンバー全員やその家族にまでいい結果を与えたい。欲張りではあるが抱負としてはこれくらい上をみたことを言っても良いのではと思う。そして、言ったからにはやる。今年もあと350日くらいしか残ってないから急いでいくぞ。

今年の食生活

今の米食はなかなかよい。金はかかるし手間もかかるけど、やはり日本人なので米と味噌汁という食事は精神的な満足度が爆上げされるため継続したい。また、ブロッコリーも元から好きだし、ごまの摂取も無理なく美味しくいただけているのでこれは継続する。その上でもう少し改善したいところがあるので改善していく。一つは、かれこれ4年前になるが「トマトジュースを毎日摂取する」という習慣を復活させたいというものがある。

tokidokidj.hatenablog.com

おそらく禁煙をやめたあたりから徐々にトマトジュースに割く費用がタバコ代に奪われてしまって自然消滅していたが、2年くらいは続けていたのでまた始めようかと思う。これの一番の問題は金銭面とゴミ出しなのだが、金銭面はうまいことやりくりをするしかないしゴミ出しはペットボトルを回収しているスーパーがないかを探してどうにかしていこうと思う*7

結び

2017年から軌道修正は入れつつ、最低でも2017年以上の努力をして2017年以上の結果を出す。今後も変わらないだろうけど、「毎年自己ベストを出す」これが目標なのだ。本当は毎日自己ベストを出すほうがいいのだが、日時ベースだと浮き沈みが出てしまうためかなりハードルが上がってしまうので年次にしている。ハードルはなるべく低く設定していくスタイル。

*1:自分がオーガナイズして店に企画持ち込むという手もなくはないが

*2:もっと精神的な制約を自ら課したほうがよっぽど効果はある

*3:と思ってるけど実際そうじゃないですかね

*4:あんまりプライベートと仕事の時間ってほとんど分けてないけど

*5:それがいいところでもあり、悪いところでもある

*6:これは完全に自戒で、自分が目をそらしがちだから書いているだけ。他の人は目をそらしているかどうかは知らないし、ここでは触れるつもりもない

*7:無かったら諦めてゴミ出しのフローと部屋の中での一時保管場所を検討する

日記つけ始めた

数年前まで(なるべく)毎日日記をつけていたのだが、なんやかんやと忙しさを言い訳に日記をつけるのをやめてしまっていた。最近「日々何をしていたか」が思い出せなくなってきたので、改めて日記をつけるようにし始めた。

日記になにを書くか

このブログ自体も日記のようなものではあるが、基本的にブログは「思考を整理してまとめておくところ」という意識で書くことが多い。しかし日記に書くことは本当に徒然なるまま、あったこと思ったことを書くようにしている。ブログだとあからさまな個人名などは流石に書きづらいので、プライベート/仕事問わず会った人ややったことをダラダラ書き連ねるようにする。その方が記憶のバックアップとしては正しい情報が集積できるためだ。

日記をなにに書くか

以前は新潮文庫から出ているマイブックを毎年買ってそれに書いていた。

マイブック: 2018年の記録 (新潮文庫 ん 70-20)

マイブック: 2018年の記録 (新潮文庫 ん 70-20)

もう来年のやつ出てた。普段からペンを持って文字を書くことがほぼないので、そういう意味ではマイブックを買って手の運動も兼ねて書くべきかと思った*1が、それが億劫になってやめてしまうと元も子もないので、とりあえずDay Oneを再インスコした。

dayoneapp.com

Day Oneは軽いし、デザインもシンプルでよい。evernoteは若干先行きが怪しいし、なによりごく個人的な情報を描くのでローカル保存で十分(というかクラウドに置いとく方が無駄なリスクがある)なためそこもよい。まあきょうびクラウドが安心じゃないって考えも特にないんだが。

書いていきましょう

とりあえず3日書いたので今後とも継続していきたい。その中でいつかまたマイブックに戻って、手で文字を書く習慣を取り戻したいものだ。

*1:脳の活性化的な意味で

家族に見せたくなるオフィス

昨日会社のメンバーがおもむろに席に来た。なにかと思って用件を聞いてみると「嫁と飯食って帰る予定だったんだけど、思ったより早く駅に着いちゃったそうなのでオフィスを見学させてもいいか」とのことだった。見せて減るもんじゃないし、ということで受け入れ、数少ない守秘義務に関わるものだけ全部締まって*1奥方を迎え入れた。なんというか、すごく会社としてよいことだと思ったというか個人的に嬉しかった。

嬉しかった理由

人に見せて恥ずかしい仕事はしていない、というのがまず前提にあって、その上で「興味本位でも『見てみたい』と思ってもらえた」ことが嬉しかった。自分の旦那がやっている仕事に少なからず興味を持って、オフィスを見学できるという状況だったら誰でも見に来るだろうけど、そんな些細なことが当然のように行われること自体が「ちゃんとした会社になってきたんだな」と感慨深かった。ちなみに奥方はデスクワークの経験があまり無い*2そうで「新鮮!」「おしゃれ!*3」と連呼していて面白かった。

いまのオフィス

もともと今のオフィスを構えるときに、初期費用はあまりかけたくない一方で高くてかっこいいオフィス家具を用意する資金も無かった*4のでほぼ居抜き感覚で洒落てるところを選んだ。なぜそうしたかというと、「金が無いながらも『来たくなる/見せたくなる』オフィスにしたい」という思いがあったからだ。来たい、見せたいと思えるオフィスを構えることで下記が期待できる。

  • 来たくなる=仕事環境がよい=仕事効率が上がる*5
  • 普段から少しでも洒落たものに囲まれることで目を鍛える
  • 採用/家族の理解を得られやすくする

上の二つはいいとして、最後のものは「同じ業界の友達を誘う→オフィス遊びにくる→結果いいご縁に」を期待しているものである。すごく現金だ。とはいえあくまで機能優先ではあるが、上記の点からもなるべくおしゃれなオフィスを予算内で作りたくて、結局入居前後で3ヶ月間くらいバタバタしたけど頑張ってよかった。

これからのオフィス戦略

今後ともなるべく「機能的で見た目も良いオフィス」づくりを続けていきたいと思う。特に「家族に見せたい」と思ってもらえるようなオフィスを。ただ、それを言い出すとオフィスだけじゃなくて家族に誇れる仕事もさせてあげなきゃいけないのでまた忙しくなる。あーでも今回は奥方1名だったから今の来客用ソファで問題なかったけど、もうちょっと広く座れるスペース確保してお茶をさっと出せる等な動線を作っておかねばならぬな。やっぱり忙しくなる。

*1:書類とかは普段から施錠できるとこに入れてあるからPCの表示くらいだけど

*2:まったくないわけじゃないそうだ

*3:リップサービスもあると思うが

*4:当然リノベーションや専用の施工を入れるなんてもってのほか

*5:かなり卵が先か鶏が先か論だが

今週末の動き方

精神力が足りてない。多分寒くなってきたからだと思う。こういうときは何を考えてもネガティブな方向にしか行かないので、気持ちを切り替えたくてこれを書いている。感情が浮き沈みしやすい*1性格なので、週末に切り替えるための方法をまとめる。

美味しいものを食べる

普段の食生活が質素だから多分何を食べても美味しいと感じられると思う。こういうときは肉だ。月末で財布も寒いので安い肉買って食べよう。ベーコンがいいかな、安くて美味しくてボリュームがあるから。洗いもんちょっと面倒だけど。

好きな映像を観る

Amazonプライムあたりで適当に好きな映画を観ようと思う。気持ちを高ぶらせるためにはなにか大人が頑張ってる映画がいいと思うが、結局好きなものだったらなんでもいいので適当に。実家から逃げ恥のDVD持ってくればよかったなあ。

二日酔いにならない程度に酒を飲む

二日酔いになるとさらに落ち込むのでくれぐれも軽めにいきたい。発泡酒かやっすいワインにするかな。メインは食事にするので酒は良いものでなくていい。むしろ雑な酒のほうが酔いが早くていい。

ゆっくりお風呂に入る

今日はシャワーじゃなくて、湯船につかる。内部温度を上げて、明日への活力にする。湯冷めしないようにしつつ、風呂→食事(酒)→寝るまでをいかにきれいに遂行するかが鍵だ。雑でいいが無駄はないようにことを進めることで小さな成功体験に昇華させる。

ビートを作る

鬱屈したときに作るビートは大したものにならないが、とにかく作る。作らないと生きていけないタイプの人間だからだ。作るぞ。

*1:表にはあまり出ないらしいが

Razorri RZ-08が気になっている

兼ねてより小林銅蟲氏やぶち猫女史のファンである。

negineesan.hatenablog.com

buchineko-okawari.hatenablog.com

お二人とも料理や写真が(いろんな意味で)素晴らしくて、いつも楽しくブログを読んでいる。さて、このお二方の共通項として有名なのはやはり低温調理だろう。もちろん僕もお二人の低温調理エントリを日々眺めてはやってみたいなと思っているのだが、いかんせんanovaの購入に踏み切れていない。端的に「どれが最適解かがわからん」というところで手が止まってしまい、値段を踏まえて考えると「失敗したくない」という感情から最後のポチリに至らないままになっている。迷ってしまう点は下記だ。

  • 最安値はどこか
    • amazon?
    • mercari?
    • オフィシャルサイト?
  • wifi接続とbluetooth接続どっちの方がいいのか?
    • 安さをとって旧型を買っていいものか
    • ただ、wifiだろうがbluetoothだろうがどちらでもいい気がしなくもない

Razorri RZ-08

そんなこんなで迷いに迷って結局買えていない状況の中、Amazonをダラダラ眺めていたらこんなものを見つけてしまった。Razorriという企業についてググってみたけどどこの会社かはわからない。おそらくアメリカの企業と思われる、という程度。しかしこのRazorri RZ-08は自分がいろいろ迷ってしまう点を各種突破していた。

  • 最安値
    • anovaと違って¥10,000程度だから最安値をわざわざ探さなくてもダメージがない
  • 接続
    • スマホ接続とかいう概念が最初から無い
  • コンセントが日本仕様
    • anovaは変換プラグが必要
    • 最近のレビューでは日本仕様になってるようだが実際届いてみないとなにがくるかわからんという感じはあるが

すごく良さそう。その一方でanovaは新しいanova nanoが出るらしく、そちらもコンセントが日本仕様だったりサイズが小さくて安くなってたりするらしいからまた迷う。まあpre-order逃してしまったからRazorri RZ-08でいいかなー。anova nanoのmulti timer良さそうだけどそんな温度変化やらない気もするし。

anovaculinary.com

もうしばらく悩もう

anova今月末に手元の余剰資金を確認してそのタイミングでなにか買おうと思う。anova nanoが出ていればそっちもあり、出ていなければRazorri RZ-08、くらいの割り切り方でとりあえず買ってしまう方向で行きたい。そうしたらそこの深めの鍋も買わなくてはならぬな。

体幹トレーニングを強化したい所存

年々体力がなくなっていく。そりゃあデスクワークがほとんどで、オフィスも移転してから徒歩圏内。ほとんど起きてから寝るまで仕事して終わりなんだから頭こそ使えど身体は使ってない。おそらく月に2度くらいのペースでDJしに行く時くらいしか体力を使ってない*1のではないかとすら思う。そんな最近、やたら風呂でのぼせることが増えてきた。なぜこんなにのぼせることが増えたんだろうといろいろ調べてみると、なにやら筋肉量の低下から酸素の供給不足が引き起こされ結果「風呂でのぼせるという状況が起きやすくなる」らしい。

とのことなので身体を鍛えようかと思ったが、いまの服が着られなくなるのはコストが割高になってしまうので普段軽くやっている体幹トレーニングを強化していこうという流れ。

体幹トレーニング

よくある肘をついて腕立てする前みたいな状態で身体をキープするものをたまにやっているのだがこれを1日2セット、朝晩でやっていきたい。いや少ないだろという話ではあるが、まずは「たまに」から「毎日」にしていきたい。この辺は以前やろうとここにも書いたのにできていない「酒を飲むための身体づくり」へと最終的に持っていきたい。

tokidokidj.hatenablog.com

理想

極力今の体型を維持しつつ、身体の内側をバッキバキにしたい。ボルダリングでやたら安定していたり、押し相撲で負けない的な。その先に「風呂でのぼせない」未来が待っていると信じて。

*1:アナログは重いのでいい運動になる

「社員が働いてくれない」なんて日がくるとは思わなかった

最近まさかこんな悩みにあたるとはという悩みに直面している。社員が働いてくれない、というものだ。これは2つの意味で「まさか」で、1つは社員の働きに問題があると経営上判断せざるを得ないという事態について、もう1つは自分が「社員が働いてくれない」と負の感情をもっていることについて、という意味合いを持っている。初めての経験なので、今一度自分の中での気持ちを整理すべく、とりあえず文字に起こしてみようと思う。

経営上「社員が働いてくれない」と判断せざるを得ない状況について

うちの会社はできてすぐではあるが、もともと分社化する前から働いていたメンバーが創業メンバーになるので、なにも採用を見誤ったという話ではない。では経営上社員が働いてくれないと判断せざるを得ない状況とはなにか。単純に当初組んでいた予算についてコミットメントが低すぎる(というかほぼ何もしてない)のだ。少数精鋭で、自分の仕事は自分で取ってくる、なんならそっから広げて拡大させまくるのが得意なメンバーでスタートした弊社だが、さすがにこのままじゃヤバイと思い本人と話をするも、一向に状況が改善されない。改善されないので売上を担保するのは他のメンバーの力に依存しだしている。現状資金繰りは問題ないレベルではあるし、追加の出資も取り付けた。僕自身も担当する案件を増やし、他のメンバーも獲得案件数/単価ともに過去半年に比べて上げてくれたのでなんとか保っている*1

自分が「社員が働いてくれない」と負の感情をもっていることについて

上記の通り、スタート時点から

少数精鋭で、自分の仕事は自分で取ってくる、なんならそっから広げて拡大させまくるのが得意なメンバーでスタートした

というのが弊社だ。とはいえ、経営者として「働いてくれているメンバーのために動く」というのが僕の最も優先している仕事であり、メンバーは全員信頼している。その上で「最近あの人仕事してねーんじゃねーの」と負の感情を持っていることに気がついたときは衝撃だった。普段なら当然「チームでどうやってリカバリするか」を考えて行動するのが当然だったのだが、「もっと動けよ」という思考が出てきたことがショックだった。従業員に対して「もっと働け」と考える経営者は2流なのではと考えていた*2だけに自分に対しての落ち込みが激しい。

ここからの動き方

仕事をしていてネガティブな状態に入ってもいいことはほぼない*3ので、ではここからどうするかを考えようと思う。とにかく「いやこんなこと考えてて僕ダメかな」と書き出すだけでなくて、じゃあどうするよというところまでは書いておきたい。

社員に働いてもらうために

なんとなく働きが悪くなったことについて、思い当たることはある。前回案件、前々回案件とショートスパンの案件が続き、本人が強みとしている長期的運用を見据えた行動があまりいい方向にいかなかったのだ。もちろんプロジェクトとしては失敗してないし、むしろ経営上は成功と言えるプロジェクトになった。だが本人の中では思うところあったらしく、またクライアント側からも一部苦言を呈されたりはした。単純に仕事はきちんとしているが人間的に馬があわなかったというだけの話だ*4。が、だ。それ(プロジェクトしんどかった、クレームきた)によって本人が自信を失いつつあるというところがとても重要で、そのことが原因でやる気の低下に繋がっている可能性が非常に高い。バリバリと仕様を決めて、自らも実装に入っていた彼が、なにか言われない限り動かないようになってしまったのはおそらくこういったことが立て続けに起きて、自分の動き方に自信がなくなっているのではと思っている。アサインミスがなかったかと言われると、それはあったと言わざるを得ないし、だからと言って決して選手層が厚い会社ではないので致し方ないとも言えなくはない。ただ、彼をもう一度立ち上がらせるためにまず成功体験を積み上げられるようお膳立てをしようと思う。彼が得意としているタイプの案件をかき集め、そこで結果を出せるように全力でサポートする。本来であればべた張りでサポートするのは過剰アサイン扱いとしてるので利益率は下がるが、彼の今後の働きぶりを考えたらそんなの安いものだ。まずは全力サポート、とにかく成功体験を重ねさせようと思う。

自分が「社員が働いてくれない」と負の感情を持たないために

明確な数字に対してリーチできてないことはなにも隠さず伝えていこうと思う。ただ、そのまま「足りてないんだけど」と伝えるのではなく、「足りて無くてしんどくて、どうしたらいいと思うか、一緒に考えて欲しい」と、あくまで横に寄り添って伝えていきたい。自分が上や前にいると考えるから「あいつ最近」と上から目線になってしまうので、自分はメンバーと横一列に並んでいることを意識して行動していきたい。また、仕事はトップが取ってくるもんだという気持ちもあるので今後はもっと外に出て仕事をとってくるようにする。自社開発の方は優秀なメンバーたちのお陰である程度自由に作ってもらえる状態に入ってきた。ここでディレクターとしての動き方から経営者としての動き方にシフトして今期結果を出せるようにしたい。そういうミッションがあれば、必然的にいつまでに何をやらなくてはいけないかが明確になるので負の感情にとらわれる前にとにかく行動することに注力できる。負の感情自体が悪いわけではない。持つべきところでない場面で負の感情を持たないようにする、これが重要なのだ。

結び

非常にとっちらかった感じになるが、ざっとまとめると下記のような感じだろうか。

  • 社員が自発的に動かず、売上に影響が及んでいる
  • 自分自身も「なんでやってくんないの」とネガティブになっている
  • 自発的に動けなくなったのはある意味経営者(僕)のせい
    • 本人に合った案件をとってくる
    • 多少利益が下がっても全力でサポートする
  • 負の感情は持ってもしょうがない
    • まずは上から目線になりかけているのを正す
    • 合う案件を取るためにとにかく足を使う

こんなつまらない話に時間を使ってしまったのかという辛さはありつつも、弊社として僕としては大きな課題。ひとつひとつぶっ潰して結果を出そう。少数精鋭、独立愚連隊として、よき未来のためにやらなくてはならないことがたくさんあるのだ。

*1:売上的な意味でも、自社開発をしているメンバーのリソースを使わないで済んでいるという意味でも

*2:もっと働きたくなる環境を作るのがいい経営者だし、言葉で言わないとわからない人を採用するというのは採用能力が低い証拠と考えていたため

*3:作品を作ったりするときはわりといいことがあったりもする

*4:なので支払いも滞りなく済んでいる