ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

検索すりゃ出るのになぜ人に聞く

表題の通りなんだけど、取引先のslackで散見されていてどういう思考回路なんだろうと思ってしまった。今コンサル的にチームを見ている案件*1があって、僕はチームを見渡したときにもっと効率を上げて開発をするためにはどうしたらいいか*2を考えるポジションで入ってる。100%で入ってるわけでなく、スポットで各マネージャ層とコミュニケーションしたり、たまにメンバーとも話したりするものの基本はオンライン上でやり取りすることが多い。で、そのオンライン上のやり取りでよく見るのが「検索すればわかるのに人に聞く」という行為。例えば仕様書がどこにあるかわからないときにNotionでもConfluenceでもRedmineでもなんでもいいんだけどその文言で検索すりゃ出てくる仕様書のURLを求めてる人をよくみる。気持ちとしてはわからんではないが、僕が「〇〇の仕様書のURLください」というメッセージを見て手元で検索したらトップに出てきたりすると「試してすらないな?」というのが一発でわかってしまう。例えば5分探して出てこないのであれば時間がもったいないから人に聞いた方が早いというのは理解できるんだけど、検索して1秒で当たるんなら「〇〇の仕様書のURLください」とslackに書いている間に「〇〇」で検索して仕様書見つけられるんだからそっちの方が早くない?

あと結構思うのは人に聞くことによって「他人の時間を消費している」ということも意識したい。自分で探さず人から教えてもらうことで、教えてくれた人は一旦自分のやっていることを止めて教えてくれたわけで。まあ検索して1秒で出るんなら相手の時間も大して奪ってないでしょうと思うかもしれないが、この「一旦自分がやっていることを止めて」の部分が厄介で、脳みそのスイッチングコストって結構持ってかれる。そういう細かいところから改善していった方がいいと思うんだけど、なんか開発効率を上げるための提言というより社会人の基本みたいな話になっちゃうなと思ってこれは先方に提言しなかった。ただ、いつか「こういうのの積み重ねで損してますよ」と提言するかもしれないのでメモとして残しておく。

*1:昨年からディレクションで入ってるゲーム開発とは別

*2:主に企画面だが