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ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

クラウドファンディングに対する疑問

以前からクラウドファンディングは好きで、気に入ったプロジェクトにはわりと積極的に投資してきた。これまで写真家の展示会や本屋の創業資金、アナログレコードの生産やフェスの運営資金など*1、自分にとって享受したい対象だったり、自分は享受出来ないけど「あるべき」だと思ったものを中心に参加してきたが、最近クラウドファンディングを見てて疑問を抱くことがあった。

疑問の発端

makuakeからはわりと頻繁にニュースレターが来るのでちょいちょい見てる。先日もmakuakeからメールが来てたので眺めていたらとあるプロダクトに目が行った。makuakeと書いてしまっていまさら濁してもしょうがないんだが、オーダーメイドシャツを買えるという内容だった。すごく興味を惹かれてみてたのだが、いままで僕の中では「クラウドファンディング=やりたいことがあるけど資金的な面での不足があり、なんらかの目的を達成するために広く資金を募る」ということだと思ってたのだが、オーダーメイドシャツのプロダクトには

  • こんないいもの開発しました
  • 比較的安価です
  • こんな特典があります
  • 購入はこちら

といった感じの内容しかなく、「なぜクラウドファンディングのプラットフォームで展開しているのか」が正直わからなかった。しかもプロジェクト実施者のwebサイト(ようはその会社のwebサイト)に行ってみたらそっちでも普通に買えるっぽい。

クラウドファンディングを使う意味は

別にmakuakeが良いって言ってんのなら口出すことじゃ無い気もするが、このプロジェクトにとってmakuakeは単なるECシステムになってるんじゃないかと思ってしまう。例えば、「こんな良いシャツを提供できる技術があるのに、流通のノウハウもコネもなくて、必要だと思ってくれる人に提供できない」とかであればmakuake上で「資金募ってwebサイト作りたい、資金提供してくれた人には見返りにシャツ1枚お贈りします」みたいな話としてすっきりするんだけどそういう話でもなさそう。

少し前にもクラウドファンディングに対して物議をかもしてる状況があった。

www.outward-matrix.com

上記から少し引用させていただくと

クラウドファンディングとは、「ある目的、志のため、不特定多数の人から資金を集める行為」なのです。ここを外してしまったら、ただのネット乞食行為になってしまう。

という認識をある程度僕も持っているため「ただオーダーメイドシャツが買えるだけ」ってのに決済システムのタダ乗り*2感を受けてしまった。

これからのクラウドファンディング

正直、宮森氏の話うんぬんみたいのに言及する気はないが、これから先も同じような例は出てくるだろうし、今回のように別にクラウドファンディングじゃなくてもいいんじゃね案件はボロボロ出てくると思う。そのたびに、「もともとは誰のためにあったシステムなのか」を考えなおす必要はあるだろうと思う。突き詰めて考えすぎるとready forみたいな社会的意義のあるものしか許されないのでは?みたいなこと言われそうだが、kickstarterやindiegogo*3でよく見るハードウェアプロダクト系はもっと支援されるべきだろうし、そうあってほしい。

readyfor.jp

www.kickstarter.com

https://www.indiegogo.com/www.indiegogo.com

志はある、技術もある*4、だけど初期投資に結構な資金が必要で、ニーズがあるかも正直計り知れない、だけどこれを作って良い未来がつくれる気がするからやらなくちゃいけないんだ、という気概を持った人たちにのためにクラウドファンディングがあらんことを願う。

*1:あと日本酒関連が多い

*2:実際は手数料とられるんだろうけど

*3:なぜかindiegogoだけOGP的なのが出ない

*4:たまに無いときもある