ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

ワークマンAEGISレインスーツがヤバい

どうでもいいことを書いた方が精神衛生上いい気がしてきたので書く。ここ数年野外フェスに遊びに行くようになった。

tokidokidj.hatenablog.com

野外フェスといったら鬼門は天候。都合よく天気に恵まれるケースもあるが、もちろん雨に降られることもある。そのためフェスについて調べるとだいたいどっかのキュレーションメディアがフェスに必要なアイテムみたいなものをまとめてある記事に出会う。そういう流れでフェスデビューを果たした僕は、雨具=ポンチョだと思っていたのだが、何個かの雨具を経て、ワークマンのAEGISラインのレインスーツを今年導入したところめちゃくちゃに優秀だったので紹介したい。とりあえず過去使っていたものを並べて前提をあげていく。

雨具遍歴

最初はモンベルのレインポンチョだった。

webshop.montbell.jp

安価でだいたい間違いのない信頼感、モンベル。アウトドアメーカーだから期待していたが、まあこの程度だよなという程度で雨がしみる。一応フォローしておくが、コンビニで買える雨合羽などに比べたらもちろん優秀だ。しかし当然ながらフロントの開閉部から水は入ってくるし、これも当たり前だが大きめのバックパックでも背負ってない限りここまで余裕をもった作りである必要は感じない*1。これに不満を持っていたわけではないが、何回か使ってある時ホテルに忘れてしまってそのまま手元から消失した。ホテルに電話して送ってもらう手間と金額を考えたら他のものを買ったほうが楽というだけの理由だ。

続いてDOPPELGANGERのサイクルポンチョ。

これのいいところは自転車に取り付けられるようにテープが付いているところとポーチ一体型のところ。テープがあればカバンに取り付けられるのでカバンの容量に影響しない。僕はウエストポーチを肩がけして参加することが多いので、そこまで容量のないウエストポーチの内容物を少しでも空けられるのが助かった。また、ポーチ一体型だとポーチをなくす心配もないので気持ちが楽になる。あと、もう一ついいところがあった。サイクル用ということで内側に肩を通す紐がついていて、それを引っ掛けておけば着脱が非常に楽になる。屋内に入ったときにガバっと脱いでも肩にかけたままでいられるし、そのまままた外に出る時にかぶりやすい。

これは未だに所有している。だけどワークマンのレインスーツに移行した経緯としては、とにかく胸元から水が入ってくるからだった。撥水の性能が悪いわけではないけど、止水ジップのはずの胸元から水が入り、中のシャツがグッシャリ濡れることが多く、濡れないために着てるのに「なぜ...」という気持ちになるのが不満で移行を決意した。自転車に乗るために使うなら優秀な製品だとは思う。

ワークマンAEGISレインスーツ

そこで導入したのがワークマンAEGISレインスーツだ。もともとアウトドア製品を調べるのが好きだったので、近年各メディアでワークマンのオリジナル製品が急激に評価されていることは知っていた。そのため帰省したタイミングで地元のワークマンに向かい物色した結果、選んだのがこれだ。

store.workman.co.jp

単純なスペックだけ見ても

◆圧倒的な防水性能!◆

・耐水圧10,000mm(JIS L 1092)

・透湿度8,000g/㎡/24h(JIS L 1099 B-1法)

・耐水圧10,000mmの強力防水を搭載。

・フロントファスナーは、YKK社の止水ファスナーを使用した安心設計

イカれてる*2。これがたった¥5,000で買えるのだ。 撥水力は本当に良くて、雨の中にいても身体を揺らしているだけでどんどん水が落ちていく。そして裾が絞られているので、上半身に水が入ってくる隙がほとんどない。もちろんYKKの止水ジップは圧倒的で、一切水が入ってこない。さらに4WAYストレッチが優秀で、肩掛けのウエストポーチの存在を忘れてジャストサイズで買ってしまったのに全く窮屈さを感じなかった。

ここまでべた褒めなのにさらに褒めたいところは透湿性。フェスなのだから音を聞きながらずっと踊ったりしているわけで、ジメジメとした気候の中で身体を動かしていれば当然汗をかく。そんな状態で「ちょっとTシャツやばいかな」と思ってレインスーツを脱いだところ、シャツに一切濡れがなかった。外からの雨も、内側からの汗も見事に逃してくれていたのだ。これに非常に感動してしまったため、このエントリを書いている。AEGISの名に恥じない、すごい製品だと思う。

デメリットがあるとするなら

近年、フェスといえば「フェスファッション」的な部分を楽しむ面もあると思う。そういう場合、胸元にAEGISと書いてある服を着たいかと聞かれてちょっとでも抵抗があるならやめた方がいい。あくまで有名ブランドを身にまといたいという場合ならだ。正直僕だってArc'teryxやWILD THINGSの服が転がっていたらそっちを着るかもしれない。だけど、そういった見栄を持たないのであれば完全にワークマンAEGISを選ぶべきだ。性能は確かだし、僕はシルエットを重視するタイプなのだが、シルエットも申し分のない美しさだと思ってる。そういった色々な状況を考えると、完全にワークマンAEGISは今後おしゃれアイテムとして世間に周知されてもおかしくないと思う。ロゴがもうちょっとかっこよかったらさらに最高なのだが*3、いっそロゴ無しでも服として完成するのではと思う。

ワークマンを着よう

フェスファッションも含めて、フェスの楽しみは全ては「体験」だ。そんな中で、もっとも僕が重視したいのはやはり「音楽体験」なので、それ以外の天候などの要素での不安を全て消し去ってくれるワークマンAEGISレインスーツは本当に近年稀に見るおすすめ商品だと断言できる。

*1:別にモンベルもフェスの客用に作っているのではなくトレッキング/登山者向けに作ってるのだから当たり前だ

*2:褒め言葉

*3:ロゴをデザインしたデザイナーさんの名誉のためにいうが、決してダサいロゴなわけではない