Trelloというwebサービスがある。トヨタのカンバン方式をweb上で行えるサービスで、日本での利用者も多く、IT業界にいる人ならまあ知られたものである。これを仕事だけでなく、個人的ないろんな状況で使うとすげーいいと最近思っているのでまとめる。
個人的なToDoをまとめる
仕事では当然のようにToDoをまとめて片付けていくのに、何故か日常生活ではそういうことをしなかったりする。だけどプライベートでもやらなくちゃいけないことというのは当然存在していて、きちんと終わらせるために努力する必要がある。じゃあ仕事でやってるスタイルで片付けたらどうかと考えたのが発端だった。
Trelloのデフォルトの設定であるToDo/Doing/Doneのボードを使ってプライベートのToDoをまとめるとこれがなかなかよかった。当然ではあるのだが、やるべきこと/やってること/終わったことが一覧でわかると、なにから手を付けていいのかとかが整理できてよい。
「やりたいこと」リストを作る
やらなくちゃいけないことだけじゃなくて、「やりたいこと」もまとめてみた。これがまたよかった。「なにかをしたい」という気持ちは、その気持が生まれたときにはすごく欲求が高まっているくせに一晩寝ると忘れたりする。特に土日にやりたいこととかをすっかり忘れてしまって寝て過ごしてしまったみたいな状況に陥ると、思い出した時に死にたくなったりする。そこで「やりたい」と思った瞬間にカードを追加するリストを作成して、片っ端から登録するようにしてみた。すると土曜の朝に朝食用意しながら眺めて「あ、〇〇行きたかったんだった。今日早起きできたから出かけよう」みたいな感じでサクッと行動に移すことができる。また、「やりたいこと」にカードが溢れるようになると、なぜこんなにもやりたいことができてないんだろうかと自分の生活を振り返ることもできるのでそういった意味でもワークすると思ってる。
「ブログ」リストも作った
「あ、これ書いとこう」って思ってもいざ書こうと思った時に忘れてることが結構ある。「やりたいこと」リストと同じく、ちょっとでも書いとこうと思ったら即座にメモしておくと「選択肢から選んで書く」ということができるので書きやすくなる。このリストにはとにかくカードを追加して、考えたことはちょくちょくコメントに入れておく。で、書き終わったらそのままカードをアーカイブするとToDo/Doing/Doneのリストがごちゃつかずに済むからよい。ブログ書くのもToDo/Doing/Doneで進捗追いたい人はそのまま新しいボードを作成すればいい。僕はやりたいこと/やらなくちゃいけないこと/ブログに書こうと思ったことが一覧出来たほうがよかったので一つのボード内でリスト分けするという方法を選んだ。
「レシピ」は別ボードを作った
一人で暮らしているので料理をそれなりにするのだが、レシピをまとめておくベストプラクティスがわからなかった。クックパッドのよさそうなレシピをevernoteにクリップしておくというのも一時期やっていたのだが、最近evernoteもちょっとなんかなという動きをしだしたし、何より「それが好みだったのか否か」がわかりづらい。そこでTrelloに「レシピ」というボードを作って
- レシピストック
- よかった
- 研究の余地あり
というリストを作成してみた。
レシピストック
その名の通り、クックパッドなどで見つけた作ってみたいレシピや、自己流で思いついたレシピをカードとして登録しておくリストだ。ここにおいてあるレシピは「まだ作ったことがないもの」に限定している。なのでなにか安売りしてたときとかにざっと見て、「これ作ってみたかったからこれ買おう」みたいな感じで献立の意思決定にも使える。
よかった
作って食べて、「よかった」ものはこっちのリストに移す。「よかった」というのは美味しさ/手間/値段などを総合的に判断して「またやりたい」と思えるものが該当する。このリストに入っているレシピは再び試す気になるものなので、いい思い出を一覧できるという効果もある。今はまだ数がそんなにないから困ってないが、数が増えた時に一覧性が下がるということが予想されるのでそこは懸念として残っているので今後もっと工夫していきたいと思ってはいる。
研究の余地あり
試した結果あまり良くなかったというものでも、何かを改善したらいい方向に向かうことはある。なのでよくなかったものも消さずにこちらのリストにまとめている。料理もPDCAなのだ。 なにより僕は記憶力に不安があるので一回試してダメだったものを、すっかり忘れて繰り返す可能性がある。特に味付けが好みじゃなかった場合などにレシピ検索/研究の精度をあげるためにこのリストを用意した。
画像を入れると見た目賑やかでよい
レシピもToDoも、ただ文章が並んでると味気ない。Trelloはカードに画像を差し込むことができるので、映画が観たかったらその映画の画像とかをカードに差し込んでおくとパッと見で「あの映画観たかった」ということがわかる。そしてちょっとテンション上がる。
レシピも同様で、自分で作ったものが見栄えよければそのまま写真撮って差し込んでおけば見た目華やか、気分上々でよい。
Trelloは使い方次第
どんなサービスでもそうだが、使い方次第で無限の可能性を秘めている。TrelloのいいところはwebベースなのでPCはもちろんモバイルでも確認できる*1し、端末を選ばないので情報へのアクセスが容易だ。カードもmarkdownで詳細が書けるし、リストも作れるので買い物のメモにも役立つ。せっかく仕事で使っている知れたツールなので、こういうものをいろいろ活用してプライベートもいい方向に向けて試行錯誤していきたい。今後も随時模索して改善していきたいものだ。