何年も経営者をやっているとそれなりに経営者としての横の繋がりができる。往々にして「お互い大変ですよね〜」って言いながら酒や茶を飲むくらいの仲ではあるものの、経営者特有の辛さみたいなものを共感してくれるのは経営者くらいなので、わりと精神的には「話が通じる数少ない人」として助かっている部分があったりする。そんな中、ここ最近また一人経営者仲間から「会社畳もうと思ってるから近況報告させてよ」と連絡をもらって飲みに行ってきた。
その人は業界的にも弊社と近くて経営者がwebディレクターを兼任してデザイン領域に強みを持つweb制作会社をやっている。弊社は技術力には自信があるけどデザインはそんなに強くないので、よくその会社と組んでwebサービスの開発などもやっていた。コロナ禍を乗り切り、DX*1の流行に乗って結構忙しそうにしていただけにびっくりしてしまった。話を聞いていたら「単価はどんどん安くなるし、会社という箱を背負うのがしんどくなってきたので会社は畳んでフリーランスとして続けていく」とのこと。ちょうど最近似たようなことを考えていたので、非常に気持がわかってしまった。
そうですよね、しんどいですよね、と話をした。それこそコロナ禍で結構な数の経営者仲間が経営者じゃなくなったんだけど、今回は業種も近いし話も合う人だっただけに結構食らってしまった。まあ食らったというのは端的に「寂しい」というだけでなにか精神的にダメージを負ったというわけではないんだけど、よりリアルに「今後の身の振り方」について考えるようになったというか。経営者ってのは会社並びに社会に対してどういう価値を作っていくかが重要なので身が引き締まる思いになった1日だった。
*1:この言葉自体は結構好きじゃない言葉だけど便宜上使う