ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

関西旅行記 最終7日目 -文学に思いを馳せ、東京帰還-

さあ最終日です。朝は変わらず大浴場で朝風呂、ビールを飲んで目的地までの移動方法を確認して荷物をチェックする。7日連続でやっていたらさすがに僕も動きに慣れてきます。朝風呂後即ビールはあんまり慣れないほうがいいけど。前日時点で宅急便に出す荷物はほぼ整理がついていたので忘れ物がないかとか、必要なものをパッキングしてしまってないかのチェック程度のもの。ここでもチェックアウトは11時だったのでのんびり支度をします。とはいえ、姫路文学館に開館直後に入れた方が中を見て回れる時間へ充てられるため、9時半頃にチェックアウトの準備を開始。フロントでチェックアウトと発送希望の旨を伝えて宅急便元払いの料金を支払って今日はスタート。

もともと姫路の「駅そば」なる名物を朝食にしようと思ってたんだけど、市街地にある店は軒並み11時以降のオープン。朝から開いているのは姫路駅構内の店舗で、中に入っちゃったらもう帰る流れになってしまうということで一旦断念しました。それによって6日目の最後に書いた「穴子」という選択肢が発生します。それはさておき姫路文学館だ。行くぞ。徒歩だとキツイかなとも思ったけど姫路城からの徒歩の距離感がある程度把握できているのでこれくらいなら歩けるかなと自分の足を信じることに。結論当初の見込み通り20~30分くらいで着けました。

道中も結構楽しい

あっちぃ〜っと思いながら数十分歩いているとモダンな建物が見えてきます。来たぜ姫路文学館。開館時間5分前くらいに着いたので完璧と思っていたらまさかの自体が発生。なんか既に30人くらい並んでいる......。え?文学ってそんな人気あるの?僕が目当てにしている和辻哲郎がとんでもないブームになっていたりするの?とびっくりしていたらすぐにネタバラシがありました。僕が訪問した前日から特別展、「『花とゆめ』展」が開催されているとのこと。そうだった、そして休日なんだった、そういうことですかい。一応誤解のないように言っておくと全く文学に興味がないわけではなく*1、あくまで特別展がちょうどやっているからそっちの興味のほうが上ってことだと思います。せっかくだからということで僕も特別展のチケット買ったしね。で、ここからなんですが、基本特別展のフォトスポット以外の展示は常設展含めて写真撮影NGというのを事前に学芸員さんから聞いているためほとんど撮影した写真はありません。よってこの旅行記の写真関連の見どころはここで終わりです。

エントランスはokでした

ただそれだけだとちょっとさみしいので、撮影がOKである「姫路文学館」自体、安藤忠雄設計の建築の写真をお送りしましょう。

建築写真って難しいけど楽しいし建築がかっこいい

ここから屋上にも行けます

屋上は見晴らしがいいんだけど風が強いのと日差しがヤバいので日傘持っていった方が無難です。しかし強風で日傘をぶっ壊される可能性も高い。

個人的にお気に入りの1枚

このお姉さんがスマホを向けている先に「『花とゆめ』展」の開催中告知が出ていました。よく考えたら僕も撮っておけばよかったな。それはさておき、写真はもうこの辺から先はほとんどなくなるのであとはテキストでの感想になります。まず常設展、姫路にゆかりのある文豪/劇作家/脚本家/映画監督などの展示が結構おもしろかった。スペース自体は「姫路の歴史」みたいなののコーナーと半々くらいなんだけど、個人的には楽しめた。というか三木清がゆかりあるんだって知らなかったので「三木清じゃん!」ってひとりでテンション上がってただけです。続いて、目当てだった和辻哲郎コーナー、企画展の影響でだいぶ縮小されたスペースに詰め込まれてました。全然見つからなくて学芸員さんに場所を聞きにいって、5分くらい探してようやく見つけたって感じ。でもまあしょうがない。たまたまそういうタイミングだったというだけです。和辻の手書き原稿や直筆の葉書とかが見られたのはめちゃくちゃよかったし、和辻哲郎賞の情報とかがまとまっているのも「よいな〜」って思ってみてました。大変楽しんだ。

企画展の『花とゆめ』については、観てから自分でも気がついたんだけど『動物のお医者さん』『パタリロ』『暁のヨナ』くらいしか作品を知らなかったです。もっと読んでると思ってたんだけど勉強が足りなかったか。あと『ねこぢる』は名前知ってて絵は見たことあるのに「そういえばちゃんと読んだことなかったか......」ってなりました。せっかくきれいな原画が観られてそれだけでテンション上がったので、次似たような機会があったら事前に予習してから臨みたいと思います。あ、でも原画のチョビはめっちゃかわいかった!!! 企画展の物販では何千円か以上買うと専用ショッパーがもらえるんだけど僕は金額は満たしていたもののそのキャンペーン対象外だったんでもらえなかったんですよ。なんせ僕が買ったのって『妻 和辻照への手紙』上下巻と「夏目漱石展の図録」だったからです。『花とゆめ』関係なさすぎる。

展示を観終わってから文学館のもう一つの建物「南館」に移動して司馬遼太郎記念室を見ました。安藤忠雄が「司馬遼太郎の部屋をイメージしてそびえ立つ本棚に天井から光が注いでくるように設計した」というような旨があったんだけど、シンプルに「書籍にダメージありそうだな」って思ってしまいました。ただ建築としてはめっちゃかっこいいし、おそらく飾ってある本も本を模したオブジェとかになってるんじゃないかなと思います。興を削ぐことを言って申し訳ございません。

さてここで本日のメインイベントの姫路文学館を堪能したので穴子を食べにいきます。姫路城前まで。前日言ったお食事処とは別のお店で名物穴子と記載があったのを把握していたため向かいましょう。

www.tamagoya-funclub.com

ここもめちゃよかったな。普通に観光地価格ではあるものの、11時から開いてるしビールあるし。僕は並ばず入れたから運がよかっただけかもしれないけど朝っぱらから汗かいて入った店でビールが飲めるの最高でした。ちなみに僕は「おもてなし膳」というおかかご飯+卵+味噌汁+焼き穴子+小鉢+漬物という一番観光客向けのやつを選びました。焼き穴子と漬物でビールを飲み、ビールが空になったら残りの焼き穴子と卵かけご飯をマージして締める、という最強の布陣で完璧にフィニッシュしました。あとこれはたまたまなんだけど小鉢が「穴子の山椒煮」という今開発中のメニューだったそうで、これが抜群に美味しかったです。お土産でありますか!?と聞いたら「ちょうど今試作段階なんです」って仰ってたので早いところ商品化して全国流通お願いしたいところ。あ、あと忘れてた、デザートも付きます。

姫ぷりんです

なんでこれだけ写真あるのかって?美味しすぎて写真撮るの忘れて他全部食べちゃったからです。隣のお客さんが運ばれてきたメニューを受け取って「写真撮ろ〜」って言ってたのを聞いて「しまった!!!」ってなりました。まあそういうこともありますね。ここでもミッションをコンプリートしたのでまたアーケード街に戻り、夢や3号店さんが空くまで時間を潰します。そして大体僕はgoogle mapで「コーヒー」で検索する*2んですけど、かなりよさげな店を見つけました。

tabelog.com

ここです、「アルル」さん。

最高すぎません?

グリーン基調の店内、ファミレスソファ、赤い灰皿。レトロの塊じゃないですかこんなの。メニューも最高で、パスタとかサンドイッチのセットを始め定食系まであるらしいです。最高すぎる。僕はこのあと酒飲んで帰るので食事は注文しなかったんだけど、いつかこういうところで軽食を頼んでみたいもんです。ここではコーヒーとタバコと読書でだいぶまったりと休憩させていただきました。

看板の佇まいも最高

さて、夢やさんが開くから移動。4~5分程度で移動できるのでわりと開店時間ギリギリに動き出し、僕が到着した際には先客が1名。すごいな開店直後にもう先を越されている。中に入ると看板娘のお姉さんが「来てくれたんだーありがとう!何飲む?」と聞いてくれたのでビールを注文。すぐ出る系のつまみを注文したら冷蔵庫から小皿を出して持ってきてくれた店長さんも「昨日ぶりだね!あのあとはホテル帰ってすぐ寝たの?」と聞いてくれたり、前日数時間飲んでいただけの客の顔をしっかり覚えてくれていて嬉しかったです。ちなみにバイトの方は昨日とは違う女子大生でした。1時間後の新幹線で東京に帰るという話をしたらまた遊びにきて飲んでってよと返され、素直に「本当にまた来たいな、姫路」という気持ちでした。もちろん次来たときにはさすがに顔忘れられているであろうという前提です。その後は「自家製塩ミンチ」という店内で仕込んでいる名物をいただき*3ビールで流し込んでフィニッシュ。また遊びにきますとお二人に挨拶をして帰路につきます。

新幹線のチケットを購入後、ちょっと時間があったので土産物屋を覗き乾麺の「駅そば」を発見。ついぞ姫路で食べられなかったが自宅で試してみようと購入。あと小さい「穴子飯」のお弁当をビールと一緒に買って完全帰宅体制が構築された。姫路からの新幹線は「長えな」って感じだったけど旅の思い出を振り返ったり、海が見えるところでは車窓から撮影したり、読書をしたりして過ごしました。

そして無事東京まで戻ってきて僕の6泊7日の関西旅行は無事完結となりました。

どこもめちゃくちゃに楽しかったな。基本的に行き当たりばったりだというのは普段と変わらないんだけど一箇所に連泊とかではなく複数の土地を飛び回る旅行をひとりでしたのはおそらく初めてなので新鮮さがあった。例えば着替えの運用とか、バックパックに求められる大きさとか。ていうかなんで1泊2日用のバックパックで旅に出たんでしょうね。スタートから破綻している。とはいえ、バックパックを大きくして荷物を増やせばその分機動力も落ちるし体力消費も早くなるため完全に間違えたとは思ってないです。なんならコインランドリーを利用するタイミングとかは完璧に近かったとすら思う。とにかく関西圏はめちゃくちゃ楽しいところで、色々な土地で人間が日々生活をしていて、自分の知らなかった日本の解像度が上がったよい旅でした。メンタルが完全に回復したとはまだ言えない(なんなら熱中症で身体ダメージを負ったりもしている)が、今までやらなかったことをやったという事実にはなるし人生で忘れられない7日になったと思います。

  • 三重でお伊勢参りした
  • 滋賀で琵琶湖を見た
    • ミシガンに乗って『成瀬』の聖地巡礼を果たした
    • 地元の店で滋賀の人と仲良くなれた
  • 大阪で初めて降りた
    • 大阪市役所、中之島図書館を撮れた
    • 本場で関西のうどん、たこ焼きと串カツを食べた
  • 旅先で映画を観て人生トップクラスで気にいる作品と出会えた
  • 三宮で友人と再開した
    • めちゃくちゃ美味しい中華屋を知れた
    • 神戸牛で豪遊した
  • 姫路城と好古園を撮れた
    • 姫路文学館で和辻や三木の生きた軌跡を感じられた
    • 素晴らしい飲み屋で素晴らしい人たちと仲良くなれた
  • 道中倒れたりもしたが無事東京に帰ってきた

やったぞ!楽しかった!ありがとうございました!

*1:常設展も観ている人は結構いたので

*2:カフェも喫茶店も両方ヒットする気がしているため

*3:たぶん姫路名物とかではない