以前『すべてがFになる』を観た際に
と書いたが『Nのために』が湊かなえ原作だった。すみません。
榮倉奈々は好きなので楽しく観られた。が、演じる役がかなり厳しい人生で相当精神力を削られた。
- 杉下希美、両親しんどすぎ
- 父親とその愛人は想像できる範囲で最大級のクズ
- 母親が狂う描写も「ありうる」だけに相当しんどい*1
- せめて弟だけは心が健やかであってほしいと願うレベル
- 高校生から30代まで演じきる榮倉奈々最高
- あまりに美しすぎる
- そういう意味では同じく高校生から演じきった窪田正孝もすごい
- 若手男性役者がナイスキャストすぎる
- 最初クレジットで「徳井〇〇」と見た瞬間に「あ、また徳井優さんか」って思ったらチュートリアルの徳井義実だった
- 直近『ケイゾク』からのSPECサーガを観ていたための見間違い
- 柴本幸の悪女演技が上手すぎて本気で気分悪くなった
- 褒め言葉
- あまりのしんどさに序盤3話くらいで「観るのマジでキツイな」と本当に辛くなった
- 光石研のクズ人間役を観られたのは貴重かもと思った
- これまた直近『にじいろカルテ』を観ていたためギャップがすごい
- 小西真奈美に対する小出恵介はマジで文学者の振る舞いですごいよかった
- 徳井義実のDV夫役も板についてたし、純粋に演技が上手い
- 病気は「ベタなブラフだな」と思ってたのに本当でキツかった
- フィクションは最高な嘘もつけるけど最悪な人生も描けるためただただ怖い
- 真相は「あー、これ来るな」と思っていたら来たので脳汁出た
- 逆に「さざなみ」の放火事件の方は完全に裏をかかれたのでかえって気持ちよかった
- 全編通して横山克さんのメインテーマ的な曲が美しすぎてよかった
- 歌詞はなくてハミング的な女性の声で歌っている曲なのだがピアノもストリングスも「美しい」以外の言葉が浮かばない
- 汚した音のリズムセクションも世代的にツボ
- オープニング近辺の映像だけで満足できる
- 家入レオのエンディング曲も決して悪くなかった*2が、横山克さんの音楽の美しさにはちょっと届かなかったなという印象
- 三浦友和すごすぎ
- なぜ人間は「負の方向」であってもピタゴラスイッチを「おもしろい」と認識してしまうのか
- 完全にバグだと思うが抗えない
決して貶める意味ではなくて「スカイローズガーデン事件」の真相はある程度予想できた*3が明らかに行動原理として正しく*4て、それ以上に「さざなみ放火事件」は犯行の下地がありすぎて疑うことを一切してなかったから真相*5に驚いた。結論としては良い物語だった。やはりミステリはよい。
過去に観た美しい榮倉奈々 tokidokidj.hatenablog.com