ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

社員のレベルが下がってる

こんなこと書きたくないのだが、ここ数ヶ月で社員のレベルが明らかに昨年より下がってしまったという事実に向き合ってる。なぜ書きたくないかというと、社員のレベルが下がったというのは経営層あるいはマネジメント層の問題であって、経営層でありマネジメント層である僕自身の無能を露呈していることになるからだ。成長に対するマネジメントができていないから維持/増進もできてないということだし、その結果社員のレベルが下がったのだとしたらそれは経営の問題*1でもある。

どうレベルが下がったか

いわゆるソフトウェアエンジニアリングとしてのスキルは下がってないと思う。これは僕がソフトウェアエンジニア出身じゃないから断言できるわけではないが、ビジネス畑の人間から見ても難易度の高い案件をこなしているし、取れる案件の単価感を見ても決して技術的に低いスキルしか持っていないチームで獲得できる額ではない。ではどんなスキルのレベルが下がったか。端的に「プロとしてのスキル」だ。ようは「ちゃんと仕事をこなすこと」。

ちゃんと仕事をこなすとは

  • 報告、連絡、相談を適切にする
  • 結果を出す

弊社では基本的に「安定して稼働する」みたいなことは求めてなくて、「最終的に結果で黙らせられるならある程度大目に見る」というスタンスをとっている。なのでリモート下であっても業務開始や終了の報告は求めないし、一定のスプリントでの振り返り結果がそのまま評価に直結するようにしている。そのため振り返り方には気をつけているものの、基本「どういう結果を出したか」以外の判断材料は優先度が低い。

しかしここ数ヶ月で社員が「結果を出さずかつ報連相もない」というのがトラブルに繋がったりしてしまった。別に最近リモートに切り替えたわけでもなく何年も前からこの体制ではあるので、リモートという働き方が悪いわけではない。悪いのはマネジメントを定期的に見直すことなく個人のポテンシャル*2で運用してきた経営体制だ。

自分がマイクロマネジメントされるのが好きではないという理由で、上記の通り「結果さえ出してくれれば細かいことは勝手にやっていい」としてきていたが、「細かい事を管理してあげないとちゃんと結果が出せない」という状態になってしまったのでマネジメントを見直す。いきなりガチガチのマイクロマネジメントをやっても機能しないと思うので大枠のマネジメント体制を変えて徐々にアジャストしていこうと思ってる*3。仕事というのは本当に一筋縄でいかない。

*1:基本結果責任なので

*2:モチベーションと言い換えてもいい

*3:人間はバイオリズムがあると思ってるので常にマイクロマネジメントが必要なわけでもないし、常に放牧状態でいいわけでもないと思ってる