基本丸々1日休みになることがほとんどないのだが、たまにあると高確度で朝から酒を飲んでしまう。すると昼頃に寝てしまって休日の体感時間が短くなったり、休みができたらやろうと思っていたことができなかったり、身体的にリラックスこそすれど精神的にストレスを感じることが多い。せっかくの休日に精神をすり減らせるのもよくないし、酒は美味しく楽しく飲みたいので、以下の方法を取ることで休日朝酒を防止するのだ。
朝食をたくさん食べる
基本的に「酒が飲みたい」と思うには、胃に空き容量が確保されていることが必要がある。逆にいえば、お腹いっぱいのときにはもう何も入れたくなくなるため、酒であろうがなんだろうが胃に入れたくならない。そのため、朝起きたらまず水を飲み、朝食を普段の1.2~1.5倍ほど摂ることでストレージを枯渇させ、結果的に酒を飲まない状況を作ることができる。 さらに食事に生野菜などを組み込み「噛まないと飲み込めない食事」にすることでさらに満腹中枢を刺激できる。ここで肝になるのが
朝食を普段の1.2~1.5倍ほど
で、下手に2倍くらい摂ってしまうと逆にお腹いっぱいで動けない→寝るになってしまうので要注意だ。最低限の量で「もう何も胃に入れたくない」を実現するのが望ましい。
ハードルの低い休日のタイムラインを事前に決めておく
「今日はなにをしようかな」から始まると9割9分なにをするか考えているうちに日が高くなり、やがて落ち、そして夜になる。そして「なんかまあ明日やればいいから今日は朝/昼から飲んじゃお」となる。なるよな?*1 やるべきことを事前に洗い出しておき、さらに順序まで決めておけば「なにをするか」「なにからするか」を考えずに行動へ移せる。プランを立てるのだ。 なお、人間は弱い生き物なので難しい問題に対しては腰が重くなる傾向にある。そのためまずは軽々超えられるハードルで設定することで「まずやる」状況を作る。一つできればあとは事前に計画していたとおりにことを進めるだけなので、そこに飲酒の余地はない*2。昼過ぎくらいまで予定を詰め込んでしまえば、だいたい全て終わって昼下がり。まず朝酒は回避できるし、夕方近くまで作業がかかれば「いっそ風呂に入ってスッキリしてから飲むか」というマインドになれるので昼酒も回避できる。
常飲ドリンクを用意する
水でもお茶でもコーヒーでもなんでもいい。アルコールが入っていないドリンクを常備しておくことで口寂しさにアルコールに手を出すことを食い止めることができる。個人的には味が濃いと喉が乾くのでコーヒー1に対してお茶or水3くらいを用意しておくと良い感じ。起き抜けはお茶か水で喉を潤し、日中コーヒーを摂取、コーヒーで喉が乾いたらお茶or水、またコーヒー、のルーティンがうまく回っている。お茶もコーヒーもカフェインが入っているため、気になる人は水の比率を上げるかデカフェ製品でも購入するといい。僕はお茶をカフェインレスの水出し穀物茶にしている。 ちなみに、水出しのお茶を作るには無印の冷水筒1Lがおすすめ。
水道水をそのまま使うことに抵抗がない人や、ミネラルウォーターを惜しみなく使える人は一気にたくさん作れる2Lでいいと思う。僕は水道水をケトルで一回沸かしてから冷ました水で作るため1Lがちょうどいい*3。さらに1L冷水筒を2つ持っていて、片方飲みきったら洗って乾かしてまた仕込む、その間はもう片方でお茶が飲める、というサイクルを形成してる。完璧である。場合によっては緑茶と雑穀茶を1Lずつ用意する、とかもできるのでやはり1L、そして2つ買うことがおすすめだ。
明るい時間に外に出る
午前中である必要はなく、時間は問わないから少なくとも日が高いうちに一回外に出るといい。日光はエネルギーになる、とかそういうことではなく、外に出ることで健全な人間はこの時間に酒を飲んでないことを目で確認することが重要。自制心を生むことが第一の目的だ。明るいうちから起きて家にいるだけだと、逆にこんなに明るい時間に普通の人はせっせと動いている中僕は酒が飲める!美味しい!という謎の優越感から朝酒が美味しくなってしまうのでよくない*4。繰り返すが人間は弱い生き物だ。弱いなりの意地を見せるために他者から学べ。
部屋の光を変える
電球や蛍光灯には色の種類があるが、部屋の光を「昼光色」に変えるのだ。昼光色はオフィスなどで使われる青みががった光で、集中力が上がったりするらしい。一般的に使われる「電球色」や「昼白色」はリラックスするのに適しているが、昼光色はそうではない。よってなんとなく(罪悪感も相まって)酒が不味くなる気がする*5。要は集中しなくちゃいけないような光にすることで「酒を飲んではいけなさそう」と脳を騙そうということだ。ただ、昼光色固定にしてしまうと夜のリラックスタイムなどでも覚醒状態になってしまうため、調色可の電球/蛍光灯を選ぶとよい。
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あと関係ないけどLEDにしたら「通常の電球/蛍光灯って切れるの早かったんだな」と思った。すげー持つので単純におすすめです。
終わりに
意外と生活はハックできる。継続性が問題なので、なにかしら常にテコ入れをしていく必要はあるかもしれない。だが少なくとも直近は朝酒を防止できているので、今後の話は今後考えるとしてしばらく続けていこうと思う。アルコールは悪魔である。悪魔は時として弱い人間に優しくすり寄ってくる。この厳しい世界で生き抜くのは並々ならぬエネルギーが必要なので、ときに悪魔のちからを借りることも生きる上で必要なことだ。悪魔と付き合っていけ。悪魔を利用してやれ。それができるのは我々弱い人間なのだ*6。