ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

本が読みたい

最近読書をする時間が全然取れていない。積読だけがただ増え続けている。ここ最近も本は定期的に買っているのだがそろそろ消化したい気持ちがある。

最近買った本

死にがいを求めて生きているの

死にがいを求めて生きているの

タイトルだけで買った。なにやら複数作家がリレー形式で執筆しているらしいシリーズの朝井リョウ氏の作。氏のことは「とりあえず売れっ子作家」「『何者』の人」という認識だったのでこれといって食指も伸びなかったのだが、タイトル買いしたあとにインタビューを読んで興味を持った*1

blogos.com

たぶんこのインタビューだったと思う。いろいろ思うところがあって、「こういう人が書いている本なら読んでみたいな」と思った記憶がある。読めてないのだが。

恋歌 (講談社文庫)

恋歌 (講談社文庫)

これもタイトル買いに近い。近い、というのは「朝井まかて女史の本を買おう」と本屋に行って、その前提でタイトルを見て買ったからだ。朝井まかて女史は『眩』を読んで衝撃を受けたため好きな作家のひとりになった。もともと歴史小説には特に興味がなく、王道を何冊か読んだことがある程度だった。そんな中『眩』は圧倒的な描写力でその時代の風景が目の前に広がった。そんな人が書く本が面白くないわけがないという思いのもと、『恋歌』にも手を出した。たしか与謝野晶子あたりの話だった気がする。これも楽しみにしている。

青空のむこう

青空のむこう

これはなんで買ったのかよく覚えていない。たしかずっと探している本があって、それを探している過程で見つけた一冊だったと思う。あとはたぶん装丁がきれいだったからだろう。ファンタジー、といっても異世界的な意味でのファンタジーではなく死後の話だった気がする。原題の『The Great Blue Yonder』という字面も素敵だなと思って手にとって、そのまま流れるように買ってしまった。ただ、楽しみではあるけどこれはしばらく読めない気がしている。

三体

三体

各所で絶賛されている中国人著者によるSF作品。これは翻訳される前から評判が恐ろしく高く、ハヤカワSFが出版権を獲ったと聞いたときからずっと楽しみにしていた。翻訳版発売後も凄まじいスピードで重版がかかっているそうで、景気が良くてよい。SFは伊藤計劃でハマり、ハイペリオンで熱量が頂点に達した。伊藤計劃が亡くなってしまい、同じ時代に生きる好きな作家が減ってしまったことを憂いていたが、こうやってまた新たに好きな作家になるかもしれない人の著作と出会えた事自体が嬉しい。仮に読んだあとに「なんか違ったな」となってもそれは愛嬌。読む楽しみがあるというのはいいことだ。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川文庫)

ハルヒは読んだことがなかった。ダン・シモンズと出会うきっかけになったのはハルヒだったのに、小説は読んだことがなかったのだ。多分、自分の中にある小さな恥じらいがあの装丁の本を手にとることを暗に拒絶していたのだろうと思う。当時は若かったから許してほしい。そして最近(といっても結構前だが)新装丁版が出たということで衝動買いした。

ただ、

ダン・シモンズと出会うきっかけになったのはハルヒだった

と書いたとおり、僕はアニメでハルヒを観ている。だから、たぶん、読んでいるうちにアニメを思い出して、そしてそれを作った人たちのことを考えて、きっと泣いてしまうと思う。いつ手を出せるようになるかはわからない。著作に対して、まっすぐ向き合って読むことができないであろうことは谷川流氏に対して申し訳ないが、これも、どうにか許してほしい。

*1:危うくもう一冊買うところだった。買っても作家が儲かるのでいいのだけれど。