ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

納豆を楽しむ

納豆が好きだ。単純に食べ物として好きだし、つまみにもなる。しかも身体にもいい(し、酒飲みの身体にもいい)。

tokidokidj.hatenablog.com

ということでわりと常食している納豆だが、通常の食べ方でも十分に美味しい一方でたまに違う味を試してみたくなるのが人間の業である。最近納豆の味付けバリエーションをいろいろ試しているのでまとめておく。

実際に試したもの

ごま油

news.cookpad.com

納豆に付属のたれを入れ*1て、ごま油を足して食すスタイル。上記cookpadレシピだとさらに中華だしを足すらしい。これはなかなかパンチがあってよかった。ごま油の香ばしさ大変な破壊力となって、米をどんどん消費していくのに一役買ってくれる。ただ、「朝食には重い」という人もいるだろうなという味。夜自宅で低コストにガッツリ食いたい!というときとかはすごく良さそう*2。個人的には朝食べても美味しいなと思ったが、二日酔いの朝には食べられないと思う。とはいえ美味しいのでおすすめの一つである。

すりごま

ごま油からそのままの流れでごまを足したときの話。すりごまが結構な量あったのでコンスタントに使わないともったいないなと思い、おもむろに納豆へ入れてみた。わりとビジュアルはこの世の終わり感があってどうしたものかと思ったのだが、味は非常に素直。ごまの甘みが際立つので、白米を消費するおかずと言うよりは小鉢に入って出てくると嬉しい、そんな感じの味になる。ほうれん草やいんげんのごま和えとかと同じような感覚だと思ってもらえればいい。ちなみに納豆の粘り気を結構ごまが持っていってくれるから少し食べやすくなる(完全に粘りがなくなるわけではないので注意)。食事のメニューもう一品に悩んだときなんかに試してもらえれば幸いだ。

ラー油

またごま油からの流れで試したもの。とりあえず手元にあり、かつ辛味があるから合わない訳無いだろうと安直な考えで試してみたが、完全に思ったとおり美味しかった。多少辛めのラー油を使った方が味にキレが出ていいと思う。僕はSBの唐辛子入りをよく買うのでそれを使った*3。多分唐辛子系の味の方が合うと思うが、興味本位で四川風ラー油(花椒が入ってるやつ)の方も試してみたい気持ちがある。ただ、ラー油納豆は気をつけてほしい点が一つある。ラー油を入れすぎると「納豆のような食感の食べるラー油」になってしまって、納豆を食べている感じが特にしなくなってしまう点だ。それはそれで別に美味しいんだけど、だったら食べるラー油とかの方が味のバランスもいいし、「納豆を楽しむ」のでなくなってしまうためご注意いただきたい。

オリーブオイル

これは目からウロコだったのだ。とてもおすすめ。納豆の粘り気が穏やかになり、なによりあの強烈な納豆臭がかなりフルーティになる。僕個人としては納豆の強烈な匂いが好きなのだが、部屋の中に充満したりするとやはり厳しいところもある。その点、オリーブでぶん殴ると「キツイ香り」が「納豆の香りがする」程度には抑えられる。米にかけて食べると「なっと、ん?え、あ、いや、いや納豆だな、うん、なっ、納豆、だ」みたいな感じでなかなか頭が混乱するのも楽しい。オリーブオイルの香りって直接摂取しても華やかですごいなと思う。僕としては香りの強いエキストラヴァージンで納豆と正面から殴り合わせるのがお気に入りです。

キムチ

うまいよそりゃあ*4。うん。超うまいですが匂いがすごいことになる。用法用量を守ってご利用ください。

ガラムマサラ

以前もつカレーを作ったときに買ったガラムマサラがまだ置いてあったので怖いもの見たさに挑戦してみた。

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ほぼネタとしてやってみたのだが、これなかなかポイント高いです。ガラムマサラのスパイス香が納豆の匂いとぶつからずに共存して、「エスニック納豆」ってアイテムが存在するとしたらこれだな、という味になる。カレー粉を使った方が直接的に食欲へ直結する気もするが、個人的には味は納豆、香りはカレー、すごく米が進んで食事が終わったあとあたりで「あれ、もしかして唇ピリピリしてる?」というあとから辛さに気がつくユーザ体験が気に入ってる。上に挙げたものはたいていもう有名になっているものだと思うが、ガラムマサラは今後大外勢として非常におすすめ。一本置いといてもそんなになくならないので他の味に飽きた時用として常備しておきたい所存。

使ったのは穀物酢。これも完全に興味本位だったんだけど、端的に言うと「おもしろい味」だった。まずくはないが、取り立てて美味しくもない。なにか他に理由がないと選択しないタイプのものだと思われる。ちなみに身体にはとてもいいらしく、「納豆 酢」で検索すると健康/美容関連の記事がたくさんあたる。

kaigo.news-postseven.com

とはいえ上述の通り、特に進んでこの味にしようとは思わない程度*5だと感じた。個人差があるからこれを美味しいと思う人も当然いるとは思うがそれは趣味趣向の違い、というだけだ。

ポン酢

これはある意味勝利が約束されている味だと思う。悪くなる気がしない。結論としては大変美味しく、かつ酢をそのままぶち込むのに比べて非常に塩気と酸味のバランスが取れた味になる。特に夏とかにはいいと思う。納豆菌が熱に弱くアツアツのごはんに乗せない方がいいという記事をいろいろ目にしてきたが、夏場は冷や飯にポン酢多めとかにするとすごい食が進むんじゃないかなと思う。納豆臭さはある程度残りつつ、酸味を纏ったシャープな塩分が食欲を掻き立てるまさに「納豆を楽しむ」という感覚にさせてくれる。すだちとか絞ってみたり、ポン酢もシークワーサーポン酢とかにしてみたらさらに化けそうな予感のする高ポテンシャルメニュー。

めんつゆ

これも同じく負ける気がしないタイプのものだった。ただ、結論から言うとポン酢のような勝利感はなく、オリーブオイルのような大外感もない、「まあ普通に美味しい」というレベルだった。めんつゆの力量次第なところはあるが、味がもともと付属のたれに近いため「いっそ醤油とか入れた方が普段と違う感出るんでは」とか思ってしまった。納豆において付属のタレがないケースなどで「普段の納豆が食いたい」と思ったらめんつゆを試せばいいと思います。特筆することなし!

今後試したいと思っているもの

このあたりがいいかなと思っている。基本「ある程度塩分が確保されている」「納豆よりも主張しすぎにはならなさそう」なものを挙げたつもりだ。調味料は¥100とかで買えればすぐ試せるのだが物によっては高額になってしまうので財布に影響がないタイミングを伺って試していこうと思う。ちなみにしばらくの間はオリーブオイル×キムチという反則技で納豆を食べていく所存。

*1:僕は付属の辛子も入れる

*2:僕、朝しか食事しないんだけどな

*3:これは言うほど辛くもないけど

*4:別に書く必要ないなと思いつつとりあえず書いておいた

*5:わりと酸っぱいものが好きでとりあえず何にでも酢をかける僕でも「別に美味くもまずくもない」というくらい