ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

楽しく仕事をしたい

仕事をしていて、「楽しいな」って思う瞬間ってのは人それぞれだと思う。最悪楽しくなくても、見合う金銭が得られるのであれば別にそれでもいいとすら思う。ただ、どうしても自分が仕事をする上では「楽しいな」と思える仕事をしたいと思ってる。趣味を仕事にするって意味ではなく、仕事自体を楽しんでいたいという気持ち。せっかく多くの時間を費やすのなら楽しくないより楽しいと思えた方が得だ。

楽しい仕事をするには

ゴールが人それぞれだと思うので万人に通用する話はできない。よって、これは僕が思う「楽しい仕事」をするための方法である。まだまだ精進の身ではあるが、現時点でわかったことをまとめておく。

「認められる仕事」じゃなくて「いい仕事」をする

誰かに評価されようという前提でする仕事はあんまり楽しくなかった。といってもこれは「振り返ってみたらあれは気に入られようとしてやった仕事だなと思った」ものなので、リアルタイムにいましてる仕事が「認められる仕事になってしまっているか」を把握するのはなかなかに難しい。ただ、そういった「政治的な思惑」が少しでも頭をよぎったらなるべく思考を整理するように努めてる。

では「いい仕事」とはなにか。これはこれであやふやだが、「誰かのためになる」「自分の実力が120%発揮できる」「誰かがやらないとダメになる」仕事をガッツリ仕上げたときには結構「いい仕事したな」と思えることが多い。人*1を思ってやる仕事には「それをやった自分がどう評価されるか」以上に得られるものが大きい。結果評価も上がればさらに嬉しくなれる。自分の得意分野で戦う仕事のときもそう。自分の土俵だからこそプレッシャーもかかるが、やはり挑戦して乗り越えたときは気分がいいし、仮にダメでも次に繋がる。そういえばすごく好きな言葉で「成功すればヒーロー、失敗してもチャレンジャー」って言葉があったな。

logmi.jp

誰かがやらないとダメになる仕事をやっつけたときも気分がいい。自分がやったことを外に主張する必要はなく、それをやったことによってダメにならなかった状態を見ていられることに対して歓びを感じる。今後もこういう「いい仕事」ができるように頑張っていきたい。

人を馬鹿にした仕事をしない

なにかをやるときにはなるべく「人を馬鹿にしない」ように気をつけてる。フォローに入るときとかは正直「なんでこんなくだらないことをやんなくちゃいけないんだ、これぐらいやれよ」みたいなことを思うことも少なくないんだけど、誰かをとぼしめるような思考で仕事をしてもやっぱり楽しくない。それであれば「僕がやればすげーよくなるはず」って気持ちに切り替えるようにしてる。

あとはサービスを作ってると「ユーザさんにはそんなことわからないよ」って文脈の話になることが結構あるが、そういうときも「ユーザは馬鹿だから」みたいな論調にならないように気をつけてる。だって、自分たちが作って運営してるサービスを使ってくれてる人、さらにはそれにお金を払ってくれてる人を馬鹿にするってそんな寂しいことないじゃないかと思うからだ。良いと思ってもらえると思って作って、それを実際に使ってくれて、ちゃんとお金を払ってくれてる人たちにはやっぱり恩返しできるようにしたい。そうやって考えて実行した施策が数字や声で返ってくるとすっごい楽しくなる。だからやっぱり人を馬鹿にした仕事はしない方がいいなと思う。

精一杯やる

なにごとも全力を尽くさないと自分の中に言い訳ができてしまってよくないなと最近思う。ただ誤解のないように、これは別に「終電まで働け」とかいうわけではない。例えば定時まで働くにあたって、「限られた時間の中でどれだけ最大の効果を出すか」ってことを念頭に置いておくべきだって話だ。僕自身、結構ダレて仕事をする癖があるので自戒の念を込めて。

全力でやると成功しようが失敗しようが自分の実力値がわかる。そして、なにに全力をかけてどういう結果が出たかがわかれば、今度は仕事にかける力加減を把握できるようになる。「前回これにすごい力を入れたけど、大きな効果は出なかったから必要最小限の労力でやろう」とか、そういう風にかける力の度合いが変わってくれば、別のことにも手をだせるようになるし、効果を最大化するためにどうすべきかという思考が普段からできるようになる。それを考えた上で最高のパフォーマンスが出たときの高揚感は非常によい。誰かに/なにかに/自分に言い訳を作らないためには精一杯やるというのが一番だ。

むすび

僕なりに「どうやっていい仕事をするか」を考えるといまはこんな感じだと思う。何度も繰り返すがこれは万人には通用しない。認められる仕事じゃなくていい仕事、という前提の時点で僕が比較的上司が少ない環境(ある程度上のポジションにいる)からだということも大きいと思う。やっぱり目上の人がいるときにはその人の顔色を伺ってることもあると思うし。しかしながら、いままで積み上げてきたものを糧に戦っていくしかない*2ので、今の僕にはこういう考えがある、という話だ。さあ今日も明日も頑張っていこう。

*1:あるいはチーム、あるいはユーザさんなど

*2:ときにはそれを捨てることも重要だが、言い出したらきりがなくなる