ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

俺は知らないという言葉の胸糞悪さ

「俺は知らない」って状況はまあよくある。知らないことを知らないと主張するのは正しいことだ。ただ時と場合によっては非常に胸糞悪く聞こえるんだなと思ったので、なんでそう思ったのか考えてみる。

状況はミーティング中だった。チーム内のタスクを再確認してる時に、数点必要な作業の進捗が追えてないことがわかった。そこで「あれどうなってたっけ」とか「誰が決めるんだっけ」という話が出たのだが、最初にチーム内で聞こえたのが「俺は知らない」という一言だった。

距離を置いた態度

無性にイラっときた。なにが一番イラっときたのかを考えてたら「俺は知らない」という言葉から「俺は知らない(からお前らでさっさと決めろよ、俺は考えたくない)」という副音声を聞いてしまったからだと思う。これはただ文字でかくと「そんなのお前の被害妄想だろ」とか「現に考えるのがお前の仕事なんだろうから正論」となるだろうけど、僕がキツかったのはその発言者が「チームとしての問題」に距離を置いているように感じたからだ。責任範囲は明確にすべきだし、担当じゃない範囲の問題に同じように悩めとまでは言わないが、「じゃあその問題がある状況をどう乗り越えるか」という方向に行くのではなく、「勝手にやってろよ」という姿勢でいられると、一緒になにかをやる上でめちゃくちゃテンションが下がってしまったのだ。僕にとって彼はチームメンバーだと思ってたけど、彼にとって僕は「同じ場所にいる作業者」みたいな存在だったんだなと。

僕にあった問題

自分で書いたものを読めば読むほど「被害妄想感があるっていうか、みんな辛いんだからお前も苦しめよ」みたいな感じに見えて、全然上手く言葉にできてないなと思うが、感じたことは確かに感じてしまったのでみっともないけど書いておく。
で、この時僕にあった問題も同時に書いておかないと本当にただの愚痴になってしまうから書いておく。僕にあった問題は旗振り役なのにタスクの把握ができてなかったという当然の問題もあるが、それとは別にあると思った。上述の「あれどうなってたっけ」「誰が決めるんだっけ」だ。当然の疑問として口にしたこと自体は間違えてないが、僕以外のメンバーからすれば僕のその発言も「あれどうなってたっけ(僕は把握してないけど誰がやるんだ)」「誰が決めるんだっけ(決めなくちゃいけないやつがさっさと決めろよ)」と捉えられてもおかしくない。結局は僕も似たようなことしてた可能性があったのだ。
じゃあどうすればよかったか、未だにこれだという答えは出てないけど次は最初に自分のミスを謝ることから始めようと思う。謝りゃいいと思ってるわけじゃなくて、立場的に本来把握してなくちゃいけないところを漏らしたのは僕の責任、その上でいま困っていることを解決したいからチームメンバーみんな手を貸してほしい、こういう順序で話してみようと思った。チームで何かを作ってるのだからといって「とりあえず投げてみる」のではなくて最低限の順序は踏んで話をすることは必要だ。これで上手く行くかはその時々、人と人なのでわからないが、自分が相手のことをチームメンバーだと思ってるという気持ちはきちんと出していくところから始めたいと思う。