僕はスマートフォン以外にもmp3プレーヤーを持ち歩くことが非常に多い。でもスマートフォンで音楽を聴いたり、youtubeをバックグランド再生することもある。それぞれのメリット/デメリットをまとめておこう。
前提
普段持ち歩いているもの
- iPhone6(メイン端末)
- iPhone5(sim無し)
- Galaxy S4(サブ端末)
- Pocket WiFi(PC、iPhone5用)
- Transcend T.sonic MP870
- Transcend T.sonic MP850
改めて書くと結構持ってんな。
スマホで音楽聴くとき
メリット
- youtubeが使える
単にyoutubeにあがっている曲で聴きたいと思ってる曲がサクッと聴ける。基本的に公式でアップされている曲以外は聴かないので完全になんでもかんでもというわけではないけど、いちいち容量に縛られて曲の入れ替えしたりしなくて済むのは非常にストレスフリー。大体iPhone5にイヤホン突っ込んでyoutubeをバックグランド再生してる。
- ストリーミング系のアプリでも聴ける
最近はストリーミングのサービスも増えてきたから本当に色々聴ける。特に使っているのはsoundcloudとmixcloudとこのところbeatportもよく使ってる。mixcloudはそもそもmixなのでなんとも言えないことが多いが、soundcloudは違法アップ以外が大変充実している*1のでyoutubeに比べて「これあかんやつや」と気にしなくていいのがいい。さらにbeatportはDJするときによく使うから「これいいじゃん」ってなったら帰ってPCで曲買えるからとても重宝している。
- iTunesで買える
ある意味上のbeatportと同じでもあるんだけれど、iPhone使っていればそのままiTunesで買えばPCの方でも聴けるから手間が省ける。さらにいえばPCのiTunesで買っとけばiPhone上に曲をダウンロードしてなくてもiCloud経由でストリーミングで聴けるっぽい*2。なんでこれができるのか実はよくわかってないのだが、wifiに繋いでいる時に何の気無くMusicのiCloudマークついてる曲タップしたら聴けた。便利。
デメリット
- 電池を消費する
まあ当たり前ですよ。いまはiPhone5がiPod兼youtube端末化しているからメイン端末に影響はないのだけれど、その分Pocket WiFiも電池が減るわけだし。メイン端末を使いつつ、IT業界にいなかったらとしたらスマホで音楽は聴けなかったかもしれないなとふと思ったりする*3。
- 思ってる以上に「聴きたい曲」ってない
正確には「聴きたい」はあるんだけど、その次の曲が決まらない。すると手詰まりになってもう一回同じ曲聴いたりする。そしてだんだん飽きてくるんだけど、面倒だからそのまま聴き続ける。こうなるともはや「聴きたい曲を聴いているのか、とりあえず音が鳴ってるのを聴いているのか」非常に微妙になる。常に能動的に曲を聴かないといけないというのは意外と辛く、結果別に聴きたい曲じゃなくても聴いてるようになって本末転倒感に溢れるはめになる。
- 邪魔が入る
メイン端末だったら電話とかもそうだし、メールとかのプッシュ通知もそうっちゃそうだろう。バックグランドで再生しているともうちょっと邪魔されなくなるけど、一回画面見たりしてあまりのんびり音楽聴いてる感じではなくなることが多い。別にmp3プレーヤーで聴いててもメール来てスマホ見たりするのになにがあんなに違った印象になるのかわからないけど、個人的には結構大きい点だ。
mp3プレーヤーで音楽聴くとき
メリット
- 電池使っても連絡手段を殺さないという安心感がある
スマホのデメリットで挙げた「電池を消費する」の逆版。mp3プレーヤーはどれだけ電池使ってもただそれで音楽が聴けないだけで、他の手段に乗り換えられる。この安心感はいい。基本的になんでも出来るものってのは便利だけれど、それが死ぬと他が全部死ぬというリスクたっぷりな形になるので、なるべく分かれていた方が個人的には嬉しかったりする。
- 流しっぱが許される
これもスマホのデメリットで挙げた「思ってる以上に『聴きたい曲』ってない」の逆版。mp3プレーヤーだと「曲を手に入れる→自分で能動的にインポートする」という行為が挟まるので結構安定感がある。とりあえず流しっぱにしておけばそこまで大ハズレな曲にぶち当たることはないし、最悪ぶち当たっても数回次に回せばだいたい気分にあった曲が流れる。
- 電波にも左右されない
基本的にスマホではストリーミング系を使っているので、電波があればなんでもできる的な某猪木先生みたいな感じになっているが、地下鉄とかにはもちろん弱い。そういった時にmp3プレーヤーであればどこにいようが、どんな電波状況だろうが安定して音が流れ続ける。途中で音が切れるストレスは相当なものだが、逆に言えばどんな状況でも音が途切れないのは相当の安心感になる。
デメリット
- 曲数の限界
そりゃあ、端末内に入る分しか入れられない。当然である。どうしてもある程度の期間入れたままになっていた曲だけだと飽きる日が来る。そうしたら曲は入れ替えなくちゃいけない。これが意外と面倒だ。ましてやmac使ってると.spotloght的なゴミファイルが大量に入るのでその度にターミナルから消し去っている*4とめんどくささにうちひしがることが出来る。
- 荷物が増える
引き続き当然である。スマホと分けて持ち歩くのは電池消費面ではメリットだが、紛失リスクは単純に倍になるわけで。今のところなくしたことがないのがこれ幸いだが、単純に荷物が増えて管理が面倒になることは正直よくある。ポケットの数が足らなくなったりもするし。
- 痒いところに手が届かない
これは「曲数の限界」と同じではあるんだけど、何故か不思議なことというのは起きるもので「あれ聴きたい」と思った曲は大体入っておらず、入れ替えた次の日に消し去った曲が急に聴きたくなるものだ。結局ストリーミングでも「ある/ない」は発生するけど、mp3プレーヤーだと「自分が所持している曲」だという前提があるだけに余計悔しく感じるのかもしれない。
ちなみによく「そんな一杯いれて全部聴くの?」とかって聞かれるがこれは愚問だ。「全部聴くかどうか」なんて問題じゃなくて、「聴きたいときにその曲があるのか/ないのか」が重要なんです。別に結果として一生聴かなかったとしても、「もしかしたら」のその時が来るまで置いとけるかどうかが重要。
結局書き連ねてみたけれどどちらが一方的に良い/悪いというわけではないのでこれからもこの構成で持ち歩くのだと思うけど、挙げたメリット・デメリットまわりでなにか劇的な改善がされたら、いつの日かどちらかに一本化するかもしれない。そういった期待を込めて書き残しておく。