先日書いたとおり、DDJ-RBを買った。rekordbox djもインストールして環境が整ったのでせっかくだから使ってみた感想をまとめておく。
よかったところ
軽い
楽器屋で買ったので持って帰る間も思っていたのだが、非常に軽い。公称3.2kgは伊達じゃなく、ちょっと出して触りたいという場合でも億劫になることなく使えている*1。まだ持ち運んで回したことがないのでそこまでだが、現時点では満足感がある。
ケーブルが少なくて済む
USBをPCと繋げばそれだけで済むのでとても机の上がスッキリしている。これはRBがマスターアウトもPCから出せるのでスピーカーに繋ぐ必要がないというところもあってUSB1本で済んでいるのだ。マスターアウトをスピーカーにする場合はLR1本ずつケーブルが増えるが、それでもターンテーブルorCDJ+ミキサーに比べればずっと少ない本数で事足りる。
感覚的に使える
各ボタンやツマミの配置がオーソドックス*2なので特に何も考えずに触れたのはとてもよかった。新しい機材を触るときはラーニングコストすら楽しみのひとつであるが、DJの練習したいときに無用なところで慣れが必要にならないのはストレスが軽減される。僕の回させてもらうクラブはほぼ100%でPionner製品を置いているのでこれからさきもお世話になります。
ジョグダイアルの精度がわりといい
僕はスクラッチャーじゃない*3ので何かの判断基準になるわけではないが、今のところジョグダイアルで不自由を感じたことはない。昔の安めのCDJとかだったらこんなにしっかり認識してくれなかっただろうなというレベルは軽く超えている感があって、値段に対して精度を考えると技術進歩に感謝の念を禁じ得ない。
よくなかったところ
PHONEがステレオミニプラグ
これに気がついたときはマジで一瞬返品も考えたレベル。急遽標準プラグじゃなくミニプラグのヘッドホンを引っ張り出してなんとか事なきを得たが、ちょっとショックだった。おそらくRB自体は本当にエントリーモデルで、いままでDJやったこと無かった人に向けて作られているんだろう。だから
- コントローラー買ったよ!やったー!
- 繋げられるヘッドホンがない...
- 手持ちのヘッドホンを使えるようにステレオミニプラグにしたよ!
- DJソフトウェアがない...
- 付属でrekordbox djのライセンスつけたよ!
- スピーカーがないから音が出せない...
- MasterOutをPCに設定できるようにしたよ!
- 繋げられるヘッドホンがない...
- やったぜ
と全方位で「とにかく始められる」という環境を作ってることは評価に値する。ていうか素晴らしいユーザ体験設計だと思う。だからそれに取りこぼされる層としては切ないけど、意図がわかるからまあ許せる範囲ではある。
PLAY/POSEボタンでVINYL BRAKEが使えない
CDJ800以降とかでVINYL MODEにしたらPLAY/STOPボタンでVINYL BRAKE出来てたと思う(できたよね?)のが好きだったのだけど、どうやたRelease FXでしかVINYL BRAKEが使えないっぽい。これは調べれば出来るのかもしれないのでちょっと自信ない項目だし、いやいやRelease FXの方が便利だろという意見もあるだろうから、あくまで「CDJと操作感が違う」という話である。調べたら出来る方法あるかもと思って必死でググっている最中。
searchボタンがない
まあCDJじゃねえんだから無いだろって感じではあるんだけど、skipじゃなくてsearchなんだからあってもいいだろうと。searchがリボンコントローラーになってるやつとかもあるけど、あそこまでやらなくていいから単純なsearchボタンが欲しかった。まあさっきからずっとPCDJコントローラーとCDJの違いに躓いているだけ感あるが気にしない。
結論
¥30,000切ってる値段でこのDJ環境が作れたのは充分すぎるくらいだと思う。だから買ってよかったかな。しばらくは今の調子で続けていって、もっとガッツリDJ環境整えたくなったときとか部屋が広くなってもっとおっきい機材おけるようになったら買い換えるかもって程度にはいい買い物だった。