ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

ラブなライブと、AでKでBなやつとの違いを考える

ちょっと前にリリースされたAKB公式音ゲーをやっていて思った。改めてラブライブはすごい。超面白い。何が違うのかをざっくり考えてみた。

 

タッチパネル上での操作

AKB公式音ゲーでは左右に2箇所。ラブライブは曲線上に9個箇所。それぞれアイコンが飛んできたタイミングに合わせてタップしたりホールドしたりフリックしたり*1というアクションが必要。

 

AKBをやっていて感じるのはタップするところが2箇所だから操作性はいい反面、どうしても単調になりがちになる。単調だなーと感じて他のいろんな音ゲーをやり直してみたら、タップする箇所が動いたりして今度は逆にめんどくさい。押す場所を探しながら音に合わせるのはなかなか体力を使う。

 

そういうところでラブライブは9箇所のうちどこにアイコンが飛んでくるのか、ほんの一瞬考えるだけ。そしてタップする場所は予め固定されているので、どこに来るのか判断したらそこからは何も考えずにタイミングに合わせてタップするだけで済む。非常に良いバランスだ。

 

ユーザアクション

正直上の「タッチパネル上の操作」と同じ気もするけど、一応分けて書く。タップする場所は上述の通りで、「ユーザ自身がしなくちゃいけないこと」は下記のような違いがある。

 

AKBは「タップ」「ホールド(&リリース)」「フリック」。大きく分けて「触って放す」というアクションと「特定の方向に振る」という2つのアクションが入っている。そこまで気になる多さではないし、2箇所しかタップ箇所がないからこその計らいだというのはわかるけど、音ゲーみたいな瞬間瞬間を遊ぶゲームにとってやらなくちゃいけないことが2つあるのはわりとしんどい。ビーマニのスクラッチはちょっとでも反応すれば判定に入るからギリギリのラインで「面白い」に入っているのだと思う。あれがもし「奥に向かってスクラッチ/手前に向かってスクラッチ」という2パターンに分かれてる仕様だったら流行らなかっただろう。太鼓の達人も「ドン」と「カッ」は叩く場所は違えど「叩く」という統一されたアクションだし。

 

ラブライブは「タップ」と「ホールド(&リリース)」のみ。触って放す、このアクションで統一されている。ラブライブの面白いと思うところがリリースの瞬間も音にはめられたものになってるから、単純に触る/放すだけでもリズムがあって深すぎない深みがある。あれは本当に良く出来てると思う。

 

演出

これがクオリティという言葉に対して正直かなりの割合を持っている気がする。ラブライブはさすがプロの声優、声で飯を食っている人たち*2なだけあって非常に安定してキャラを演じている。

 

その点AKBはなかなか難しい。特別アイコンが飛んできてタイミングよくタップしたら結構な棒読みで「頑張っていこう」とか言われてもテンションは上がらない。別に彼女たちが手を抜いているとかそういうことが言いたいのではなく、ただ単にプロの声優と年端もいかない少女たちだとそりゃあ差もつくわなというだけの話である。

 

ここまで挙げてはみたものの、僕がラブライブ好きだというだけの「趣味の問題」なのかもしれないが、やはりラブライブは良く出来ている。体力消費のバランスとか、デッキ制の作りとか、スキルLv.アップの方法とか、難易度ごとに上がっていくアクションのスピード(手数の多さ)とか、あげたらキリがないくらいよく出来たシステムだと思う。

 

ああいうゲームと言うのはなかなかお目にかかれるものではないし、愛されてるコンテンツなんだなと感じる。僕は正直ラブライブの話自体は全然知らない*3んだけど、ぜひこれからも関係者含め運営の皆さん頑張ってください。

*1:ラブライブにはない

*2:そうじゃない人もいるらしいけど

*3:そしてAKBも全然知らない。この記事が炎上しないか非常に不安だ