ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

2018年花粉症進捗

最近やけにアクセスが多いなと思ったら案の定みんな花粉症関連のことをググってるようですね。

tokidokidj.hatenablog.com

2018年と花粉

さて、上記のようなエントリを書いてから早2年経つわけだが、昨年は結構花粉がしんどくミンティアなどにも頼りつつ乗り切り、今年はどうなっているかという話である。端的に言うと「2018年は花粉症の薬を変えた」「その結果今のところ調子がよい」というのが現状だ。

薬を変えた

昨年まではアレグラ?を処方してもらっていた。これは僕が医師の先生に「極力眠くならないやつをお願いします」と伝えたからだと思う。アレグラを飲んでいたときは正直あまり効き目を体感できず、オフィスでも空気清浄機をガンガン回しつつマスクをしないと鼻がグズグズして仕事にならないような状態だった。もちろん薬には合う/合わないがあるので、僕の場合にはアレグラは合わなかったというだけである。

今年診療を受けた際に先生から「薬は昨年と同じものにしておきますか?」と聞かれたので、もうちょっと強めの薬にしてもらえないですかとお願いしてみた。そこで処方されたのがディレグラだ。

www.rad-ar.or.jp

「今までのものより眠気は出ちゃうかもしれないのでそこだけ気をつけてくださいね、あと錠剤が大きめなんですけど大丈夫ですか?」となぜか子どもに尋ねるようなことも聞かれたが、OKして薬を変えてもらった。

今のところ調子がよい

薬を変えて翌日くらいは所詮プラシーボだろうと思っていたのだが、かれこれ1ヶ月飲み続けていても特にマスクは必要とならないし、特に調子が悪い日*1以外はポケットティッシュすら使わないで日々を過ごせている。大前提として今年は花粉が少ないのかなとも思ったが、目は多少シパシパするし花粉が飛んでないというわけでもなさそうだ*2。ここ何年も「薬は飲んでるけど辛い、でも飲んでなかったらもっと辛いのかもしれないから僕は恵まれてる、大丈夫」と自分に言い聞かせてきたが、やっと身体に合うものを見つけられた感じがしている。

トライアンドエラーがしづらいが諦めないでいこう

花粉症の薬はだいたい1ヶ月分くらいからもらうことが多いだろうから、「これは効かないから別のものを」と次々に試すことが難しい。それに1週間くらい雨が降ったらその間は花粉が飛ばないから一時的に楽だけど薬が効いているかは検証できない。なので非常に長期スパンでトライアンドエラーを繰り返すしか無い。また、今年はディレグラをもらっていい感じに効いているが、来年はどうなるかわからない*3。なので毎年少ない時間の中で高い金を払って我々は花粉症の薬ガチャを回し続けなくてはならないのだ。とはいえ、あたりを引いた時には幸せがまっていることは言うまでもない。

*1:大体が寝不足などで免疫力が下がっているのではないかと推測している

*2:目は最悪眼精疲労用の目薬を指すだけでも耐えられるレベル

*3:以前わりと効いてると思ってた薬をもらったら効かず、その旨を医師の先生に伝えたところ「そういう人もいる(体質などが変わって効かなくなる)」と言われた

みんな待たせたな、Razorri RZ-08買ったぞ

以前こんなエントリを書いた。

tokidokidj.hatenablog.com

内容はそのまんまで、「低温調理してみたいんだけどAnovaは高いからスマホ連携のなくて安いRazorri RZ-08が気になっている」というもの。で、このRazorri RZ-08を買ったという次第だ。

待たせた?

なぜわざわざ待たせたなと書いたかというと、これが非常に申し訳ないことにこのブログの比較的読まれているエントリの一つが上述の『Razorri RZ-08が気になっている』なのだ。しかも「Razorri RZ-08」とググるAmazon系のURLの次くらいにはこのエントリが出てくる。多分僕と同じように「低温調理してみたいけどAnova買うか迷うし、もっと安いやつもあるから使用レポとかないかなー」と検索してみたんだと思う。が、しかしあのエントリはただ「気になっている」ということしか書いてなくて、使用した感想もなにもないため全く参考にならない。そのため毎度アクセス解析を見るたびに申し訳ねえという気持ちになっていたのだが、この度ようやく購入したのでみんなの期待に応えられるぞ*1

Razorri RZ-08

購入ルート&値段

Amazonで買った。値段は¥9,900くらいだったところをたまたまタイムセールで買えたので¥8,700だった。

仕様&付属品

気になっていたところでコンセントが日本仕様(海外用の3口プラグではなく日本で一般的な2口プラグ)になっているかだったが、これはAmazonのレビューの通り日本仕様のものになっていて大変助かった。余計な出費がかからないというのはお得感がある。付属品としてはマニュアルが付いており、日本語もあった。ただ、日本語が結構不安定なのでAmazonのレビューを読んだほうが早い。また、基本的な使い方が全く難しくないため、特に説明を読まないでも使用は難しくない。ざっくり説明すると下記だ。

  • 水を張った容器に設置する*2
  • 電源ボタンを押す(長押しすると摂氏華氏の切り替え、デフォは摂氏)
  • 本体のダイヤルを回して温度を決め、設定ボタンを押す
  • 本体のダイヤルを回して時間を決め、電源ボタンを押すとスタート(設定ボタンを押すと温度設定に戻る)

これだけである。

使用感

Amazonのレビューでは電源ボタンの反応が悪いという報告が多かったが、僕の個体は全く問題なかった*3。むしろ本体の保護シートを貼ったままでも普通に使えている。温度上昇までの時間は12℃付近の水から63℃まで上がるのにおおよそ30分程度。容器の大きさ(水の量)によるが5~8Lくらいであれば30分程度と考えていいと思う。動作音についてはAnovaより静かなのではと思った(友人宅でAnova使用時の音を聞いたことがあるので)。もちろんAnovaもうるさいと感じるレベルでは全くないが、それよりもさらに静かな気がする。水温の詳細調査はしていないが、仕上がりをみた感じだと特に問題はなさそうだ。

スマホ連携がないことについて

案の定、特に問題は感じなかった。というか、スマホ連携があったとしても同一wifi接続ないしはBluetooth接続なので家の中でしか使えないし、家の中にいるのであれば普通にちょろっと歩いてキッチンまで確認しに行けばいいため全く不便を感じていない。強いて言えばAnovaはデフォのレシピがあるのがいいなーとは思うが、昨今有象無象にレシピなんて転がっているのでどうにでもなると思われる。

とりあえずやってみたもの

鶏ハム

王道中の王道、鶏ハム(胸肉)は試してみた。やはり最初は低温過ぎると怖いため、安全策をとって63℃2時間と4時間を試してみた。2時間の方は見た目完全に火が通っているビジュアルなのに水分感がキチンと残っていてプリプリとした食感が楽しい。つまみにするならこっちだろう。4時間の方は若干のパサつきは感じるものの、ホロホロと口の中で解けていく感じが非常に良かった。おかずとして食べるならこっちかなと思ってる。その後、両者の間を狙って63℃で2時間/その後2時間放置というのを試してみた。思いつきでやってみたわりに、見事中間的な結果を出すことができたのでしばらくこれをスタンダードとしていた。次回は再加熱を前提とした57℃くらいで実験をしてみようと思っている。

豚肩

豚肩が特売だったので試しに低温調理してみた。アメリカ/カナダ産豚肩100g¥59。経済的である。いろいろなエントリを参考にして、まずとっかかりとして60℃6時間でやってみた。が、これはなかなか反省の残る結果だった。美味しかったは美味しかったのだが、端の火が通りやすい部分は固くなってしまったのと非常に臭みが残ってしまった。しかし、焼き目を付ける(&殺菌の)ため強火で熱したフライパンで短時間ソテーしてみたところ、臭みはかなり減った。下味/下処理で改善できそうだが豚肩は普通にガッツリ煮込んで柔らかくする道を選ぶか、もうちょっといい肉を選ぶべきかもと思っている。ちなみにドリップを使ってソースを作ろうとしたところ、ちょっと火にかけただけで引くほどアクが出たのでみんな気をつけてくれ。*4

今後の展望

とりあえずは鶏むね57℃2時間で実験をするのと、牛肉が安いタイミングがあれば牛肉も試してみたい。あとは野菜や魚もやってみたいのだが、いかんせん安売りの肉に比べるとグラム単価が張るのでこれらもタイミングをみての実行になるだろう。これまでやってみたものも十分に美味しかったのだが、いまのところ「感動するほど美味い」あるいは「いままで食べたことのない感じ」は味わえてないので要研究である。財布と相談しながらやっていきたい。

写真はないの?

残念だがない。あまり食事の写真を撮るという習慣がないためだ。しかしながら画があるとエントリが華やぐので、今後はちょいちょい写真も入れていこうかと思っている。

最後に

冒頭で申し訳ない申し訳ないと繰り返したが、最後にもう一つ謝罪がある。

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古い型だからもう生産終わっちゃったかもしれない。申し訳ねえ。

*1:そういうためにブログ書いてるわけではないけど

*2:水がないと起動してもエラー表示が出る

*3:レビューに対するストアの返信で「改善した」って書いてたので、その時期を境に反応がよくなったのかもしれない

*4:このアクがブロック肉本体にも付着していて、臭みが残ったのかもしれない

持ち手の取れたマグカップと人間関係は似ている

先日ぼーっと考え事をしながら皿洗いをしていたら、普段使っているマグカップを落としてしまった。幸い粉砕はしなかったが、きれいに持ち手の部分がポキっと取れてしまった。新しいものに買い換えようかと思ったが、長く使っていて愛着もあるし、つい先日茶渋を綺麗さっぱり落としてピカピカにしたばっかりだったため、なんとか直せないかなと考えて木工用ボンドで持ち手をくっつけてみた。きれいに取れてしまったのが幸いして、くっつけるのは容易だった。数日かけてボンドを乾燥させて、さーて復活したからまた使えるぞと思ってコーヒーを注いでみたのだが、自分でも驚くくらい「持ち手を持つのが怖くてカップ部分を持ってしまう」という状況に陥った。せっかく持ち手を付けたのになぜだろうと考えてみたところ、「熱いコーヒーを入れている状態でふいに持ち手が取れたら危ない」と思ってしまって持てないのだと気がついた。一度持ち手が取れるまではそんなこと考えたこともなかったのに、「取れた状態を知っている」と「また離れるかもしれない」という恐怖が生まれるのである。と、したところで、これって人間関係に似てるなと思った。

一度離れてしまうとなかなか不安が拭いきれない

人間関係にもいろいろなものがある。例えば家族や恋人、例えば友人、例えば仕事関係。一番わかりやすいのは恋人との関係だろうか。一度浮気をされると、なんでもないようなことでも「もしかしてまた浮気をしているのではなかろうか」と不安に思ってしまう、こういうことはままあるだろう。取れたことのないマグカップの持ち手と同じで、人間関係も「一度離れてしまうとなかなか不安が拭いきれない」のだ。

友人においてもそうかもしれない。一度仲違いをしてしまうと、些細なことでも「あれ、また怒らせたかな?」とか「またああいうことしてきやがったな」とか思ってしまうこともあるだろう*1。なにかしらの「心の距離が開いた状態」を知ってしまうと、ふとした瞬間にまた同じことが起きているのではないかと想像してしまう。

仕事の人間関係でも同じだ。一回不義理を働けば「そういうことをする人だ」という印象を相手に持たせてしまうし、失敗をすると「あの人はこういう失敗をしたことがある」という記憶が残ってしまう。これは当然なことだろうと思う。

だけど強固に付いたものは大きな信頼に変わる

ただ、「離れた状態」を知った上で、それを乗り越えた経験を持てた仲というのは強い。漫画などで「土手で殴り合って、結果親友になる」みたいな展開*2だ。雨降って地固まるという状況は実際にあると思う。恋人関係においてはまだ僕が未婚のため確証を持って言うことはできないが、友人関係/仕事関係であれば

  • 一度大喧嘩をしたあとにどちらともなく謝り合って未だに飲みに行く十数年来の友人
  • 大きな失敗をやらかした(当時僕は自分が悪いと思ってなくて揉めた)けど頑張って挽回してなにかあると仕事を振ってくれる信頼できる取引先

が僕の現実としてある。「離れたときのこと」を知っているから、相手が嫌がること/自分がされたら嫌なことがお互いわかっているので変な勘ぐりもしない。お互いがお互いのことを考えつつ、自由に言い合える関係ができる。強固になった関係は単純な安心感を超えて信頼へと変わるのだ。だから僕は、とりあえずアロンアルファを買いに行こうと思う*3

*1:そんな小さなことを気にするような仲は友人関係とは言わないのかもしれないが

*2:実際そんな漫画読んだことあるかと言われると特に無い気がする

*3:木工用ボンドは水溶性だから怖いんだよね

正論を言うのはタイミングが重要

先日のことだが、仕事をしていてすごく怒っている人がいた。怒ってる人が近くにいると精神衛生上よろしくないのでとりあえず怒っている理由を聞いてみたが、原因は「別の人がした仕事がよろしくない」というものだった。しかし話を聞く限り別に怒るような内容でもないし、ほとんど勘違いに近いレベルのことのようだが本人はどうにも許せなくて怒っているらしい。さてどうしたものか、さくっと経緯を整理して落ち着かせようかと思ったところ、どうやら怒らせてしまった人は正論で経緯を説明しているようだった。怒らせてしまった人が言っていることは正論だし、経緯も説明しているし、冷静に考えれば別に怒るようなものでもない。なのになぜ怒りが継続してしまっているのか考えてみたところ、「頭に血が登っているときには正論を言われても聞き入れる余裕が無い」状態に陥っているのではないかという結論に至った。

頭に血が登っているときには正論を言われても聞き入れてもらえない

人間は不安定な生き物なので、「感情の昂ぶり」というものだけで普段できている判断ができなくなることがある。さきほど「冷静に考えれば別に怒るようなものでもないのに」と書いたが、まさに「冷静に考えられない状態だから怒っている」のだ。ましてや気持ちが昂ぶっている時に真正面から正論を言われても「頭ではわかるけど気持ちが収まらない状態」になってしまうのではなかろうか。正直、こういうケースは自分にとっては心当たりがある。全ての人が自分と同じだとは思っていないが、そんなに特別な事例ではないのではないかと思う。

自戒を込めて、ではどうしたらきちんと相手の正論を受け止められるようになるだろうかを考えたところ、単純に「冷静になるまで待ってから話を再考する」のが一番効果的だと思った。感情が昂ぶってしまっている人がいたら、一旦は丸く収めて冷静になったタイミングで正論を言ったほうが遥かに効果がある。怒らせてしまった人も、相手が怒っていたら焦ってすぐに訂正しようとするだろうし、怒っている人の言っていることに反論をする場合だってあるだろう。しかし、相手の感情が昂ぶっているときに理路整然と話をしたところで伝わらないのであれば、まずは一言謝罪でも入れて落ち着かせてしまった方がいい。その上で相手が平静を取り戻したら自分がしたことの経緯や理由をきちんと伝えて、「気分を害してしまったのは謝るけどこういう理由だから自分のやったことを認めてほしい」と話をした方がきちんと状況を認識させられるのではないだろうか。

お互いの無駄な労力を削るためにもタイミングが重要

怒るという状態はエネルギー消費が激しい。ましてやそれに付き合わされる方は本来かからなくていいエネルギー消費まで被ってしまいかねない。水掛け論なんていうのは双方怒っている状態のようなもので、結果特になにも産まないのにひたすらにカロリーを必要とする。そんな無益なことにエネルギーを使うくらいであればまずは感情を落ち着かせるために力を使い、その後に状況を整理した方が前に進みやすくなる。もちろん、怒らせてしまった人は何も考えずに謝れというわけではない。自分がしたこと/言ったことが正しいことであれば、「言わない」のはかえって良くない。ただ、言うタイミングが重要というだけだ。

ちなみに

導入で触れた怒った人はお昼ごはんを食べたらだいぶ気持ちが落ち着いたようだったので、「あの人はこういう理由であの仕事をやったそうですよ、そしてあの仕事はああするのがむしろ正しい対応だと僕は思いますので、まあそんなに怒らないであげてくださいよ」と話を振ってみた。本人も思うところはあったようで、後ほど怒らせてしまった人のところに行って「僕もちょっと言い過ぎでした」と謝っていた。感情の起伏は激しいが、理性的に考えられる人でよかったなと思う。

春が来てる

今日、掃除して、洗濯して、料理して、仕事のことを考えながら喫茶店でボーっとして、とってもいい日だなと思って家に向かって歩いていたらすごくいい香りがした。上を見たら、近所の庭に梅が咲いていた。なんだか幸せだなと思った。

春がきて、花粉もきて、鼻をすすりながら、いい香りだなと思えるくらいにはまだ鼻が利いていることもわかった、充実した一日だった。*1

*1:たまにはこういうエモいエントリも書かせてくれ、日記みたいなもんなんだから

発信する人によって腑に落ち方が変わることについて

仕事をしていて「こういう考えだからここはこうしたいんだよね」とか「僕はこう考えてるからこういう風にやってほしい」と伝えてもいまいち反応が悪いことがある。うーむ、どうしたものか、考えが違うのか、などと悩んでいると別の何気ないタイミングでの会話で「○○さんがブログで書いてたあの考え方良いと思う」みたいな話が出てきて、「それ僕が言ったやつじゃん」とか思うことがしばしばあった。僕が言っても納得してもらえないけど、発信者によっては同種の意見でもすんなり腑に落ちるということがあるようだ。そんなことを考えていた。どうしてこういうことが起きるのか、もう少し考えておこうと思ってこれを書く。

発信者の信頼度が高い

僕が言う言葉は「僕」という存在から発せられた言葉なので、僕の信頼度が低いとその言葉も信頼してもらえない可能性がある。そして同じ内容であっても信頼出来る人から発せられた言葉だとそのままの信頼度で素直に腑に落ちる、ということは起こりうる。ゲーテは「人間は自分が聞きたい言葉しか聞かない」と言ったらしい*1が、まさにそういうことだろう。これは自分自身も注意しなくてはならないと思う。誰が発したかは情報としては重要だが、思想としては重要ではない。人ありきではなく、内容をベースに思考していきたい。

本当は伝わってない

「いやそれ僕がこの間言ったやつじゃん」と自分では思っていても、実際はちゃんと伝えられていなくて相手に上手く受け止めてもらえてないというケースも考えられる。以前も伝えないと伝わらないという話を書いたが、実際伝えたつもりになっていてもちゃんと伝えられていない状況というものはそんなに珍しいことではない。

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伝えることは一方通行ではなくて、「伝わること」を意識してないとなかなか上手くいかない。コミュニケーションは双方向的なやりとりなのでそのことを忘れないようにしたい。

実は違うことを言っている

「いやそれ僕がこの間言ったやつじゃん」と自分では思っていても(2回目)、実際は違う発信者が伝えている内容は自分がかつて発した内容と違うことを主張していてそれを「自分に都合よく解釈して勝手に憤っている」という可能性もある。これは先程の「人間は自分が聞きたい言葉しか聞かない」と同じで「人間は自分が伝えたいようにしか考えていない」とでも言えるだろうか。どうしても驕り高ぶりのようなものは発生してしまうので、過去に話しをした内容では不完全だったのにより質の高い情報が入ってきた時に「そうそう自分もそう思ってた」と勝手な解釈をしてしまうようなことの無いように気をつけていきたい。

結び

なにかを伝えようとして、伝わらないと悔しい。そして同じ趣旨のことを他の人が発信したときに伝わるというとさらに悔しい。だが、結果だけ見れば当初自分が意図していたことは達成できている。そう考えれば手段はどうであれ目的は果たせているのだ。まずはそれを喜び、ウジウジしないで前に進むことが重要だろう。そして今後似たような状況に陥らないために*2、「自分も同じ主張をしていたつもりだったがなぜそれが伝わらなかったのか、どこに問題があったからストレートに伝わらなかったのか」を相手と一緒に考える時間を持とうと思う。

*1:なお出典は不明なので本当かどうかはわからない

*2:やはり精神衛生上よくないため

rekordboxをPCDJと関係ないMIDIコンで操る

DJ機材のないカフェで「DJしてよ」と言われ、セッティングを考えていた。まあ僕はDDJ-RBを持ってるからそれ持ってきゃいいだろうとか悠長なことを考えながら。

tokidokidj.hatenablog.com

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全くもって間違えたことは考えてないと思っていたのだが、一つ考慮すべきことを忘れていた。スペースの問題だ。DJ機材がない場所なので、店内スピーカーにつなぐミキサー(ラックに入れてある)のそばには小さなテーブルしかない。お客さんもすぐ近くに座るのでスタンド*1を持っていくこともはばかられる。なによりDDJ-RB自体、コンパクトといってもそれなりに大きさがあるし、それに加えてスタンドを持っていくなんて非常に手間がかかる。詰んだ。

と思ったのだが、ふいに「PC(rekordbox)と小さなMIDIコン繋いで、オーディオインターフェースで音出せばいいんじゃね?」と思い立って試してみた話。ちなみに現在進行系で試行錯誤してるからまだ成功体験というわけではない。

KORG nano Kontrol 2

そう言えば何年も前にnano Kontrol2買ってクローゼットに入れっぱなしだったなと思って引っ張り出してみた。

KORG USB MIDIコントローラー NANO KONTROL2 ナノコントロール2 ブラック

KORG USB MIDIコントローラー NANO KONTROL2 ナノコントロール2 ブラック

もとはmac用のスタンドアローンソフトで一発録音をする際に細かくパラメータをいじりたくて買ったのだけど、キーボードショートカットをいい感じにアサインすることが出来たので買ったはいいが使うことなくしまったままになっていたブツだ。なんというお金の無駄遣い。そんなこんなでとりあえず小さなMIDIコン自体は所有していたので試してみることにした。

rekordbox側の設定

rekordboxはもとからMIDIコンをある程度(本当にある程度レベルで)サポートしているので、pioneer製品以外でも簡単にマッピングできそうだった。rekordbox 5系*2の画面右上、「MIDI」ボタンをクリックしてMIDI信号マッピング用のウィンドウを開く。まっさらな状態だと思うので、アサインしたいカテゴリのタブ選択しておもむろに「ADD」をクリック。突っ込みたい機能を入れたら「LEARN」をクリックして、MIDIコン側でアサインしたいノブ/フェーダー/ボタンを動かすとそれだけでアサイン完了。簡単!*3

注意

ここで一つ落とし穴があるとすると、MIDIコンを接続した状態でrekordboxを開かないとMIDI信号マッピング用のウィンドウ内のボタンが反応してくれない。また、単に接続されているだけではなくて、PC側でMIDIコンが認識されていないとrekordboxはうんともすんともいってくれないので必ずドライバ等をインストールしてPC側で認識されている状態で試して欲しい。

とりあえずアサイ

デッキ

普段は2chしか使わない(今回は4ch使おうか迷ってるのでまだ変更する可能性はある)ため、deck1と2は左から二つを使うことにした。とにかくplayとcueが使えないことにはどうにもならないのだが、nano Kontrolにはプレイボタンは一つ。仕方ないのでS(通常Soloボタン)とM(通常Muteボタン)をそれぞれplayとcueにアサイン。そしてフェーダーはチャンネルボリュームにアサイン。試しに動かしてみたところちゃんと動く!

テンポ

テンポスライダーはどうしたもんかと悩んだ結果、「やはりチャンネルと紐付いたところにあるものでコントロールした方が迷わないだろ」と思いたち、それぞれ上部のノブにアサイン。アサインしたときは「これだ!」と思ったが、結構イケてないので再配置する可能性が高い。テンポ合わせを全てrekordbox側のsyncでやってしまえばアサインしなくてもいいのだが、syncは結構鬼門だと思っているので手で合わせたいためわざわざアサインしておいた。

EQ

これには困った。なにせnano Kontrolのノブはそれぞれスライダー上部に1つずつしかついていない。これではどっちのdeckのEQがどのノブなのかわからん。しかし無いものを求めてもしょうがないので、「8個あるフェーダーのうち、左2つは既に使っているのでそれ以外の3つずつをそれぞれdeck1のhi/mid/low、deck2のhi/mid/lowにアサイン。我ながらイケてない!が、かつてあったvestaxのPCDJコントローラを使った時に「EQがフェーダーだと感覚がつかめなくてマジだるい」と思ったのでここは譲れなかった。

困ったので改善しようと思ったこと

とりあえず上記で必要最低限のアサインは完了したのだが、困ったことはやはり出てきた。なのでこれから次に上げる項目のアサインを踏まえて、再度マッピングし直すと思う。

GAINいじりたい問題

どれだけノーマライズされていても、元音が弱いとバランスが取れない。なのでGAINを使いたいがアサインしてなかった。一応PC上でコントロールもできるが、コントローラを触って片手でトラックパッドで操作、というのは無理がある。これはテンポにアサインしてしまったノブにアサインしなおそうと思う。

じゃあテンポどうする問題

ではテンポはどうするという問題にぶち当たる。一応左2つ以外のフェーダーにはなにもアサインしてないので、左から3番目がdeck1、4番目がdeck2という配置にしようかなーと思っている。

テンポの「ちょい調整したい」問題

あれなんていうんだっけ?タンテやCDJだと特に意識せずやってることだから何ていうのか覚えてないのだが、テンポがちょっとずれてるときに縁をスッとやってグッと「テンポを微調整するあれ」。送りと戻しがあるはずなのでどこかしらのボタンにアサインしようと思ってる。いまのところ考えているのはテンポをアサインしたフェーダーのSが送り、Mが戻り、とかかなと。名前が出てこなくてよくわからない文章になってしまったが、稀有にもこのエントリを読んでるひとには伝わるだろうと思いこむことにする。

試行錯誤の結果は改めてまとめる

最初に書いたとおり、これからやる現場に対しての準備なので「これやったら良かった」とかを共有するエントリではない。あくまで「このときはこうやろうと思ってた」の記録である。なので上に挙げた改善点をこれから直して試し、結果現場でどうだったかというところまでまとめようと思う。自分のためにだけど*4。なんにせよ機材をいじってるのはやはり楽しい。楽しくて全然関係ないことまでやりたくなってきてしまうから要注意だ。そして、さんざんここまでMIDIコンで操るという話を書いてきたが、肝心のオーディオインターフェースがいま手元にないので、それだけは別途購入せねば。また金欠だ。

*1:自室ではキーボードスタンドをDDJ-RB置きに使っている

*2:最近アップデートしたのだが細かなバージョンを憶えてないし、いま見るのめんどくさいから現時点の最新と思ってくれればいい

*3:きょうびLEARNくらい必要最小限の機能ではあるが

*4:なぜなら、普通の人はPCDJコントローラないしは対応CDJでやった方が絶対いいからだ