ときどきDJ

ときどきDJをやっているIT系の人の殴り書きです。

読書ログを残そうと思った

読書をするのが人並みに好きだ。本屋によると思いもよらない買い物をしてしまって月末の食費に苦労することも少なくない。しかしながらどうにも最近読んだ本の内容を覚えてられないので読書ログをつけないといけないなと思い始めた。

読書した結果を残すこと

読んだ本の量を把握したいわけではない。多読家でもなければ、読書量で何かが変わるという風にも思っていないからだ。ただ、読んだ本の内容を思いだせないのが悔しいだけ。さらに言えば読んだ結果得た知識を貯めたいというわけでもない。純粋にその時何を読んでどう思ったのか、あとから思い出せないのがもったいないと思うだけだ。

本というのは情報としての時間が止まっていることが良い点だと思う。だからこそリアルタイムに生きる僕らが「そのときにどう思ったか」で味が変わる。本は変わらない。変わるのは常に僕達だ。だからこそ、「どういうときに読んでどう思ったか」こそが自分にしかない情報として残る。その情報を風化させないで残し続けておくためにログを残したい。

料理ログや映画鑑賞ログを残すのと同じくらいの軽さで

僕がここでいう読書ログでは、常に理路整然とした文章で残すことに意義は感じない*1。ただ徒然なるままに残すことに意義がある。だからこそライトにライトにログを残していきたい。ちょうど、このブログで料理ログや映画鑑賞ログを残しているように。料理ログはレシピの外部記憶化的な側面が強いので自分で書いていてちょっと違うかなとかも思ったが、結局「気軽にその時やった/得たことを残してあとから振り返る」という行為自体を考えると、当たらずと雖も遠からずといった具合だろう。

本が読みたい

ただただ貪るように本を読みたい。読んだらそれを残しておきたい。次読むときは全く違う感想を持つかもしれない。それも含めて僕は本が好きだし、それが起きうるから本は素晴らしい情報媒体だと思う。読もう。読んで残そう。もうちょっと長生きした僕はそれをどう思うだろうか、そう考えるとより一層楽しみが増える。楽しみが増えてしまったからまた読書がやめられなくなる。財布と相談しながら、また部屋の片隅を占領する忌々しくも愛おしい本を我が家に迎え入れようと思う。


宮内優里 / 読書 (feat. 星野源)

*1:もとよりそんな文章は書けない

香る春とフラッシュバック

いまの部屋を借りて5年くらいになる。小学生であれば入学してから最高学年にあがるまでの時間が経ってしまった。引っ越してきたのは2月末だったが、いつもこの季節になると引っ越してきたときを思い出す。

香り立つ春

引っ越してきて2ヶ月ほど、仕事のバタバタが続いて*1ロクに部屋にも帰らなかった。帰っても寝て起きたらまた仕事に行っていたので2末から4頭くらいまでの記憶はそこまで鮮明に覚えていない。もちろん越してきた時の思い出はもちろんあるが、街に「住んだ」という感覚が持てるようになったのは4月の末くらいからだったと思う。

土日の夕方。料理の匂いやシャンプーの匂い。ああ、ここにはたくさんの人が暮らしているんだな、そう実感できた。春は香りが立つ。花の香りや湿った土の匂い。散った桜は地面に落ちたがくや葉の方が桜の香りが強い。週末の夜の賑わい。平日の朝の喧騒。そういったいろんなものを肌で感じながら、この街の人間になったんだと、そっと感じたのが春だった。

5年経って変わったことと変わらなかったこと

5年という年月の間にいろいろなものが変わった。仕事は変わらないけど会社は変わったし、会社の中での立場も大きく変わった。越してきてすぐ入り浸るようになった店は潰れてしまったし、新しく入り浸るようになった店が開店したり。体型は変わらないけど着る服も変わったし、食べるものも変わった。

相変わらず変わらないものといえば目つきの悪い目元と音楽/写真に対する思いくらいのものだ。人は老いる。けど気持ちは未だに老いない。今日も天気が良かったから久しぶりにPEN FTのファインダーを覗きながら、PCの前でLogicをいじりながらふと思った。いつまで経ってもやめられないんだなと。

気持ちの切り替え

この季節はたくさんのものが変わる。案件の切り替わりや、いまのお客さん先の担当者が変わることだってざらにある。何かが変わるとトラブルが起きることも多い。そうして怒ったり落ち込んだり、クタクタになりながら土曜日に洗濯をしていると香ってくる春の匂いでいつも引っ越してきた時のことを思い出す。生きてるってのは変わることだなと。でも変わらないものも確かにあるんだなと。そう思いながら春の香りを胸いっぱいに吸い込んで、来年の春もこうやって健康に生きていたいとしみじみ考える。変わることは戦うこと、変わることは抗えないこと、変わることはひどく体力を使うこと、そう思いながらも生きて変わり続けられるのは「変わらないもの」という武器を持っていられるからなのかもしれない。

さあ、切り替えてもうちょっと頑張っていこう。僕にはやらなくちゃいけないことが、やりたいことがたくさん待っている。

*1:IT業種は年度末が繁忙期なので

やはりMacBook Proに乗り換えてよかった

今まではMacBook Airを使っていたのだが、もう10年近く前のモデルだしそろそろ買い替えたいなと思っていた。新作発表タイミングまで待つべきか迷ったが、とにかく先にAirにぶっ壊れられてはかなわないので早急に買い替えを行うことにした。候補に挙がっていたのが二機種。現行のMacBook Airか新MacBook Proか。

メリットとデメリット

MacBook Air

メリット

  • 安い
  • 最軽量
  • いままで使っていたから心配することがなにもない
  • USBポート(typeA)があるので安心
  • キータッチも安心

デメリット

  • 「買い替えた」のに新鮮味がない
  • Retinaディスプレイじゃない
  • mag safe2もいずれなくなる規格だろうから充電器難民になる恐れがある
  • 新しい機能がないので時代に取り残された感がある*1
  • 最軽量といったってMacBook Proがかなり軽くなったのでどっこいどっこい

MacBook Pro

メリット

  • いうほど重くはない
  • Retinaディスプレイを使える
  • touchIDが使える*2
  • それなりにパワーがあるので仕事で使いやすい
  • 13inchであればいままで使ってたバッグ類がそのまま流用できる

デメリット

  • 高い
  • USBポートがtypeCのみになるので変換プラグも同時に買う必要がある
  • キーがペラペラ
  • escが物理キーじゃなくなる
  • 「安易に現行最新モデルに逃げやがって」と思われる可能性がある

書き出してみれば非常に些細な問題だし、特にどっちかが「絶対必要!」というわけでもないので合理的な判断もつけづらかったが結局MacBook Proにした。

フィット&ギャップ

よかったところ

  • とにかくtouchIDが便利
    • PCでパスワードとか入れるのもう嫌になってきた
  • Retinaディスプレイは正義
  • Airと遜色ないくらい軽いので特に困らない
  • 買ったばかりというのもあるが結構ガンガンいろんなソフトウェア立ち上げてても全く問題ない
  • 思いの外キーボードは慣れた
    • というかMacBookのペラペラ感に比べれば幾分かマシに感じた
    • 多分キーの配列(?)もあると思う

あんまりよくなかったところ

  • escに指をおいて考え事をする癖があるらしく、すっごいキャンセルされる
  • typeC周辺機器が揃ってないのでポートは空いてるけど使えない、というケースがよく起きる
  • touch barはやはりあまり存在意義を感じない

結論としては圧倒的に「よかった」と思う項目のほうが多く、安いからと言ってAirに逃げずによかったなと思った。最新機種=正義ではないが、とにかくにもtouchIDが最高。しばらく開いてないとなぜかパスワードを要求されたりするが、そのイラッと感を含めて考えてもProにしてよかったと思える。とりあえずLogicの移行も完了したし、Alchemyが使えるようになったのも楽しみだ。そういえばrekordboxの移行は全然やっていなかったが、曲自体がMacBook Proに全然移行してないのでその辺はのんびり移行を進めようと思う。

*1:実際は別に取り残されちゃなんかいないが

*2:買う前からtouch barはそこまでグッと来なかった

大好きな人を全力で撮るということ

久しぶりに撮影の仕事が入った*1。基本的には横のつながりでしか撮影の仕事なんてこないので、今回も友達からの話なのであるがいつもの「ちょっと紙面の端っこで使いたいから撮って」とか「web用に軽く撮って」というものではなかった。長らくミュージシャンとして頑張っている友人から「アー写を一新したいから撮って欲しい」という話をもらった。

僕でいいのか問題

個人事業としてやってこそいるが、プロなのかと言われると怪しい。少なくとも写真で飯を食っているわけではないので、「写真家」という肩書は名乗ったことが無い。そういう人間がミュージシャンにとって最初のつかみとなる「アー写」を撮っていいのだろうかという葛藤はあった。こんなふわっとした人間に依頼するより、高い金払ってでも「それで食べてる」人たちにしっかり撮ってもらったほうがいいのでは、と提言もした。ただ、彼からは「安く済ませたいとかではなく、お前に撮ってほしいから話をもってきたんだ」と言われてしまった。写真を撮る人間にとってこれ以上に嬉しい言葉はないので、依頼を受けることを決めた。

全力を尽くすということ

求められたのは彼のアー写をきちんと仕上げることだったが、要求に対して100%以上の結果を出したい、素直にそう思えた仕事だった。トンマナと希望要件を擦り合わせて、全体のイメージをお互いで確認しながら撮影に臨んだ。その中で1点だけ僕からお願いしたことがあった。「自分の作品としての写真も撮らせてほしい」。彼の写真を「自分の作品」として撮らなくちゃいけないと思った。アー写用にデジを1台、作品用にフィルムを1台持って臨んだ撮影は我ながらひりつくような感覚が持てるくらいの真剣な撮影になった。アー写を撮るのに半分、自分の作品として撮るのに半分。それはもう大変な労力を要して、終わったあと二人で飲みに行った帰りは全身がぐったり疲れていた。

後日エディットした写真と、仕上げてプリントしてからスキャンした作品を「これもよかったらどこかで使って」と送ったところ「頼んでよかった」と一言だけ感想をもらった。なにかを作っている人間に対して僕ができる最大のアウトプットは「僕も『作る側』として作品をぶつける」ということだと思い、自分の作品を送ったのだがこれがいい方向に向かったようだった。自分が全力を尽くせるためにはどう臨むべきか、考えて考えてぶつけた結果で満足してもらえる。こういうことがあるから何かを作るということは止められない。改めてそう思った。

写真と僕

作る、ということに関してはいろいろな形で行っている。それは仕事(スマホアプリやwebサービス)だったり音楽(DJ*2やトラックメイク)だったり、写真だったり。そんな中で写真を続けていくというのはこれからもやめたくないし、やめられない。風景でもポートレートでも、とにかく写真を撮るのが好きで、写真をプリントするのが好きという気持ちは今後も死なないと思う。いつも撮ってからすぐは「もっとこうできたかも」とか「なんでもっとかっこよく撮れなかったんだ」とかすごく辛い夜を過ごすことが多い。それでも敬愛するzornの言葉を思い出す。

また長い夜 けれど大丈夫 好きでい続けるそれも才能

僕には写真の才能は無いし、写真は僕を愛してくれないかもしれないが、死ぬまで写真への愛を失うことはできなさそうだ。

www.youtube.com

*1:写真は下手の横好きでやってるが、たまにこうして依頼をもらうことがあるので個人事業でやってる

*2:DJにおいては「場を作る」ということが僕の中で非常に重視してる

最近買ったコスパの良かったもの

基本的に金欠である。よって、何かを買うというときに基準になるのがコストパフォーマンスになることが多い。*1そんなこんなで最近買ったものの中でも個人的に良コスパなものが数点あったのでまとめておく。

CRAFT BOSS

youtubeでCMを見てなんとなく気になっていたのだが、コンビニでコーヒーを買うときに思い切って買ってみた。¥140程度で500mlなので、普通に飲んでいれば結構長い間飲んでいられるのがよい。缶のものだと390~400mlくらいなので遜色ないといえば遜色ないのだが、なにより缶コーヒーの鉄臭さみたいなものがなく、普通に美味しいコーヒーとして飲めたのが大きかった。コンビニコーヒーの品質向上も目覚ましいが、飲料品メーカーの意地を感じる一品で、暫くの間コーヒーが飲みたいときはCRAFT BOSSに頼ることになりそうだ。

あとはデザインも最近のクラフトビールとかのパッケージデザインに影響を受けているのか、ちょっと洒落た感じに仕上がっているのも高ポイントだった。ペットボトルのちゃちさというのもあるが、瓶でコーヒー飲みたいとも思わないし、いい落とし所だと思う。どこいってもラテのほうが見当たらないなと思っていたら、ラテは6/13から発売とのこと。コーヒーはブラックが好きなんだけど発売されてみたら試してみたい。ティザーサイトも気合入っていてとてもよい。

www.suntory.co.jp

マジックソルト

100均で黒胡椒を買おうと思って棚を見ていたら偶然見つけた一品。クレイジーソルトのまがい物みたいなもんと言えばそうなのだが*2クレイジーソルトは一発単価が高いのでとりあえず¥100で試せるならと思い買ってみた。

これはとにかく使い勝手がよくて、「和食系はとりあえず出汁入れておけば日本人好みの味になる」と思っている馬鹿舌で恐縮だが、「とりあえず振っておけば洋食っぽい味に決まる」と感じるくらい汎用性が高い。甘めに湯切りしたパスタにざっと振ってオリーブオイルかければそれだけで簡易ペペロンチーノになるし、肉や魚の下味のためにバッと振っておいておけば下味と肉/魚の味だけでソースいらずの食事が完成できるのがでかい。

カレー用冷凍野菜ミックス

store.shopping.yahoo.co.jp

ハナマサで購入した冷凍野菜ミックス。500gで¥170という脅威のコスパ。こちらは度々購入していて、もつカレーを作ったときにも使用した。

tokidokidj.hatenablog.com

内容はオーソドックスに玉ねぎ/人参/じゃがいもで構成されているので、だいたいの料理で活用できる汎用性の高さとグラム単価&野菜を切る=手間かつゴミが出るという課題を解決してくれるところが評価の材料となった。カレー/シチューはもちろん、潰してマヨネーズで和えれば簡易ポテサラになる*3し、ひき肉を炒めて混ぜればコロッケのタネにもなる。とにかく非常に使い勝手がいい。みんなガンガン買ったらいいと思う。

その他、ハナマサでは白菜キムチ1.8kg/¥680という素晴らしい商品がある*4ので、近くに肉のハナマサがある人は是非活用することをおすすめする。野菜は日持ちしないし、使い切りタイプだと高くつくのでなかなか手が出づらいが、キムチであれば日持ちする&生野菜っぽさが少しだけでも残ってるのでなんか健康的な食事っぽく感じられるところがよい。発酵食品だからというのもあるし。いつもお世話になっておりますハナマサさん。

www.hanamasa.co.jp

JBL FLIP3

Bluetoothのスピーカーが欲しくて、Amazonオリジナルのものやanker製品なども見ていたのだがどちらも「値段のわりに音がいい」という評価の反面「すぐに壊れる」という評価が付いていることが気になっていた。コストパフォーマンスの真髄は、単に購入時原価が安いだけでなくいかに適切に償却できるかというところにあるのはみなさんご存知の通りで、安くて音が良くてもすぐに壊れられては困るのだ。そんなこんなで音質には安心感がある*5JBLを選択したところ、これが大正解だった。1日に数時間使うだけなら充電は1回満タンにしておけば4~5日(使用頻度が少ない場合、下手すりゃ1週間以上)持つので安心感があるし、音も低音が強めだがバランスはいい。これが基準になってしまったので、PC買ったときについてきたUSBのスピーカーの音が耐えられなくなるくらいの程度には音がよい。そして持ち運び自由/500mlのペットボトル程度の大きさ/生活防水/立てて置けるし横にしても置ける、という素晴らしい機動力で部屋中どこに持っていっても音が聴けるのが素晴らしい。キッチンに持っていって音楽聴きながら料理して、食卓に持っていってabema.tvの音を出したりして、ソファの背もたれの上においておけば映画見るときにちょっとした疑似サラウンドを味わえて、ベッドに持っていってオフタイマーでラジオを聴く、なんてことが当然のようにできる素晴らしさは体験してみないと伝わらないかもしれない。ただとにかく快適になるので¥10,000払うだけの価値は大いにあると強く主張したい。

ついでに、カラバリもたくさんあってかわいい。

jbl.harman-japan.co.jp

エアリズムシームレスVネックT

www.uniqlo.com

基本的に着るものは無印良品に収束しているが、インナーシャツだけはエアリズムを必ず1枚常備するようにしている。とにかく軽くて着心地がよく、普通に着ていることを忘れられるレベルで快適な生活ができる。また、シームレスのベージュは白いシャツを着たときに本当に透けづらく、シャツの上にニットなどを着てないと「うわめっちゃインナー透けてる」と気づいたときに発生する羞恥心*6が宙へ消え去る。こればかりは企業努力の賜物に惜しみない賞賛を贈りたい。これから暖かくなるのでシャツ1枚で仕事することも多くなるだろうからシャツを着て仕事をする男性諸氏はぜひ導入を検討してほしいと思う。¥1,500程度で極上の着心地とほんの少しの羞恥心をふっ飛ばしてくれる体験は決して高くない。

ちなみに無印でいつも買うインナーはこちら。以前は3Pで¥1,500だった気がするが、気がついたら2Pで¥1,500になっていた。こちらは白シャツの下だと透けるけどコットンのふんわり感がくせになるのでいつも買っちゃう。

www.muji.net

スーパーストレッチデニムスキニー

www.muji.net

なんかUNIQLOのもの書いたら無印のものも書かないといけない使命感が生まれたので一応書いておく。こちらのスーパーストレッチデニムスキニーはヤバイ。超ストレッチする。スキニーではあるがあまりにストレッチが効いて履き心地がいいので、これを履いているときに高確率でシャワーを浴びる前に寝落ちしてしまうという現象が発生する。それくらいストレスなく履ける。また、スキニーだから当然なのだがテーパードのラインもスッキリしていてなにに合わせても崩壊しないし、黒で締まるので着回し的にも優秀だ。最初買ったときはスキニーを買うつもりなどなく、いつも買っていた黒のスリムパンツと間違えて買った*7のだが、結局めちゃくちゃ気に入ってしまって2本買い足したくらいに好き。これが¥5,000程度で買えるというのが驚きだし、セールで買えば¥3,980とかなのでコストパフォーマンスは計り知れない。個人差はあれど、僕にとっては起きてから寝る直前までまったくストレスを感じないパンツってそうそうないと思うので、このコストパフォーマンスはぜひ体験してもらいたい。

コスパコスパ言ったけど

結局は満足度が問題で、その要素の一つとしてコストパフォーマンスがあるというのが本当のところだと思う。そう考えると体験のよさが最も満足度への影響が大きいので、多少高くついているように見えても「真の良コスパ」に近づいてるのであれば結果オーライ。特に食べ物/飲み物は即時的にテンションへフィードバックされるため、なるべくお気に入り(かつできれば安定して供給が可能なもの)を探して手札を増やしながら満足度を高めていこうと思う。

また、食料品以外のものについてコストパフォーマンスを重視することは、前に書いた

「1年身につけられる比較的廉価なもの」よりも「10年身につけられる多少高価なもの」の方が欲しい、という思考になった

tokidokidj.hatenablog.com

というのと背反するように思えるが、考えてみればそこまで反対のことを考えているわけではないということに気づいた。以前は「コスパより『良いもの』を身につける」という文脈だったが、結局のところ「良いもの=ずっと身につけていたいもの=ずっと身につけていられるもの」となって、行き着く先はコストパフォーマンスが必然的に良くなる。コスパ<良いものという考えがあっても、結局はコスパがいい=良いものとしていろんなものを選んでいたのかもしれない。そう思うとなんだか情けない反面、予期せず堅実な自分を発見できたのかもしれない。

*1:こと趣味(音楽や写真)のことになると急に度外視して物を買うから万年金欠なのだが

*2:前に調べたらクレイジーソルトの方が先に発売されていた気がしたので

*3:きゅうりをスライスするとよりテンションが上がる

*4:webで購入はできないらしく、pdfパンフレットしかなかったのでリンクは控える

*5:Bluetoothだからそんなに音質気にしてもしょうがないのだが

*6:どうせ誰も気にしてないのはわかっているが

*7:スリムパンツの棚に並んでたからいつも買うサイズのつもりで試着もせずにレジに持っていったため家に帰ってから確認するまで気が付かなかった

ネトゲで世界の暖かさを知る

10年ぶりくらいにネトゲをはじめた。ただ単にゲームがしたかったからだ。コンシューマ機を買ったほうが安いのはわかっていたが、ディスプレイが無いのでPCを一式揃えることにした。

人と触れ合う

だらだらとクエストをこなしつつ、メインクエストで詰まっていた。敵に囲まれたら使うべきアイテムがあって、それを使って敵が動きを止めている間にクエストを遂行する、というものだ。慣れないキーボード操作に悪戦苦闘しつつアイテムを使って敵の動きを止めてクエストを遂行していたところ、背後にリポップした敵に殴られやられてしまった。さてもう一度チャレンジするかと思ったところ、見事にアイテムだけ消滅していて、敵の動きはもう止められない状態、つまり詰んだ状態になってしまった。

そんな折、ひとり呆然としていたところ、近くにいた人に手伝おうかと声をかけてもらい、高レベルのその人が敵を足止めしてくれている間にクエストを完了することができた。いまいちチャットの仕組みをわかってない僕に優しく声をかけてくれて、いろいろなtipsを教えてくれた。そして最後はギルドにいれてもらい今日も一緒に素材集めをしていた。

殺伐としている世界で

オンゲの世界といえば殺伐しているというのが10年前の印象だったが、この歳で再び舞い降りた世界はとてもおおらかで優しい世界だった。「自分もあそこで詰んだことあったんだよね」と言いながらさりげなく僕を援護してくれ、一緒に素材を集めている時間はとても暖かかった。路上で倒れている人がいても下手に声をかけられない、なんて話もある世の中とは思えない世界があったものだ。もし僕が華麗にクエストをこなし、ちゃんとレベリングして高レベルになれたら、同じように困っている人がいたときに「手伝いましょうか?」と提案したいと思った。

とりあえず

チャットでタイポが多すぎるので、キーボードに慣れるためにこれも新PCで書いているのだが死ぬほど打ちづらい。キーボードを買い替えようか真剣に悩んでいるので、加入したばかりだがギルドのメンバーに「みんなってキーボードなに使ってるんですか?」と聞いてみようと思う。

Apple Magic Keyboard - JIS MLA22J/A

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もつカレーを作ったログ

Netflix野武士のグルメお題「ひとり飯」

なんかお題でこんなのがあったからタイミングがちょうどよかったので書く。

もつカレー

r.gnavi.co.jp

これを読んで以来、「もつカレー」なるものが気になりすぎて、想像力を働かせて自分で作ったのでそのログ。

分量

  • 牛モツ300g
  • カレー用冷凍野菜ミックス250g
  • カレールウ4皿分
  • 白だし

カレー用冷凍野菜ミックスはハナマサで下記を購入して半分使った。

store.shopping.yahoo.co.jp

手順

牛モツの下ごしらえ

  • 牛モツをザルにあげてひたすら手で洗う
    • その際お湯で洗うと脂を落としやすい気がした
  • 圧力なべで1時間
  • 一度お湯を捨て、再度牛モツをザルで洗う
  • その後スロークッカーで10時間

カレー

  • 鍋に油をしき、冷凍野菜を炒める
  • 既に火は通ってるので、玉ねぎがやわらかくなったら牛モツを煮汁ごと投入
  • ひと煮立ちしたらルウを溶かして好みの濃度まで弱火で煮る
  • 最後に味をみながら白だしを加えて完成

評価

洗った後、一度煮こぼしてさらに洗ったので牛モツの臭みもなく、10時間煮ただけあって超トロトロだった。うまい。元のもつカレーの記事が居酒屋料理的な感じだったので、勝手に「蕎麦屋のカレー的な感じかな」と想像して出汁を入れたがそれも良かった。ただ、どう考えても出汁を入れすぎ&煮詰めすぎで、一口目は超美味かったが最後の方には「高血圧で死ぬんじゃねえか」と思うレベルだった。出汁の入れ過ぎには気をつけましょう。

よかった点

  • 出汁の効いたカレーは心が安らぐ
  • もつはプリプリよりもデロンデロンが好きなので10時間煮たのは正解だった
    • なにより洗いと煮こぼしが重要
  • 冷凍野菜ミックスが優秀だったのでカレー作りは非常に短時間で済んだ
  • 米でもなんちゃってナンでも、どっちも合う

よくなかった点

  • 第一回が非常に満足(超味濃かったけど)だったので第二回を行なったところモツの洗いが足りなかった
    • そして二回目は出汁が切れてしまって味が単調だったというのもある
  • 美味しく食べられるレベルではあったがモツの洗いは入念にした方がよい
    • モツ臭さがカレー全体に漂ってしまった
    • リカバリにはガラムマサラを大量に投入することで「辛さと香りでぶん殴る」という荒業を検証した
    • 結果、すごい美味くなったのでよしとする
  • 冷凍野菜は時短に良いが、やはり二日目の方が味がしみてて美味しかった
    • じゃがいもと人参は結構器用に立ち振る舞うが、玉ねぎは圧倒的に二日目の方がよかった

総評

もつカレー、あり。牛バラや豚、鶏ともまた違う「日本的かつ居酒屋的」なカレーを楽しめる。ただ、モツの下処理に全てがかかっているので1日仕事くらいの意気込みで調理を行う必要があることは肝に命じておきたい。

次回の実行項目

  • 出汁とガラムマサラの両刀使い
  • ガラムマサラがかなり辛味と香り付けに貢献するのでより複雑な味わいを出すために下記を検討したい
    • ルウは甘口を使う
    • 金銭面で許されれば2種のルウを混合して使う
    • そこに大量のガラムマサラで辛さを担保する
  • 野菜をざく切りで入れたいので玉ねぎのみ別途生のものを追加する -追加の玉ねぎは下味用に細かくしたものと、食感を楽しむためにざく切りにしたものを半々で用意する

カレーは簡単に美味しいものが出来るが、「自分でもびっくりするレベルで美味しい」ものを作るのはやはり難しいため今後も研究の余地があると考えられる。また、一度に大量に出来る*1ため、消費方法を用意しておかなくてはいけないが、「人に振る舞う」となると一定のクオリティが求められるのでもう何度かはひとり飯で改良を加えていく必要があると感じた。奥が深い。

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*1:それは自分で調整しろよという話でもあるが